作品紹介
『11人もいる!』は、2011年10月から12月まで毎週金曜日にテレビ朝日系「金曜ナイトドラマ」枠で放送されたホームコメディドラマです。宮藤官九郎(クドカン)が脚本を手がけ、神木隆之介が主演を務めました。全9話。
物語の中心は、8人の子供を持つ貧乏な大家族・真田家。父の源太(田辺誠一)と母のめぐみ(光浦靖子)、そして長男の一男(神木隆之介)以下、個性豊かな子供たちが繰り広げる日常が描かれます。ところがある日、亡くなったはずの先妻・さだ(広末涼子)の幽霊が突然現れ、家族は10人から11人に。さだの幽霊が見えるのはめぐみだけという設定の中、先妻と後妻の奇妙な同居生活が始まります。
さらに長男の一男がバイト先の先輩・ソアラ(加藤あい)を妊娠させてしまうという事件が発生し、大家族はさらなる混乱に巻き込まれていきます。クドカンならではのシュールな笑いと、温かい家族愛が絶妙にブレンドされた唯一無二のホームドラマです。
話題になったポイント
宮藤官九郎の独特な世界観
『木更津キャッツアイ』『タイガー&ドラゴン』などで知られるクドカンの脚本は、本作でも冴え渡っています。幽霊が家族に加わるというファンタジー設定を、日常のドタバタコメディに自然に溶け込ませる手腕は見事。笑いの中に社会問題や家族の在り方を問いかける深いテーマが隠されています。
神木隆之介の新たな魅力
子役出身の神木隆之介が、10代の高校生ながら家族を支える長男役を好演。バイト先の年上女性との恋愛や予期せぬ妊娠という重いテーマにも、等身大の若者として向き合う姿が視聴者の共感を呼びました。また、劇中で星野源が歌うシーンも注目を集めました。
豪華キャストの掛け合い
田辺誠一、広末涼子、加藤あい、光浦靖子、星野源、そして子役たちの個性的な演技の掛け合いが最大の見どころです。特に広末涼子の幽霊役と光浦靖子の後妻役の絶妙なコンビネーションは、笑いと切なさを同時に生み出す名演でした。
ロケ地ガイド
東京都品川・港区エリア
- 東品川海上公園のアイル橋:天王洲アイル近くの印象的な橋で、一男たちの青春シーンが撮影されました。
- 品川宿場通り南会:真田家の生活圏として登場する下町風情の商店街です。
- 新品川橋南詰のガード下:品川エリアの日常風景を切り取ったロケ地です。
- ラ・ボエム麻布十番店:大人の食事シーンで使用されたイタリアンレストランです。
- 東京タワー:東京のシンボルが印象的なシーンの背景に登場します。
東京都浅草・下町エリア
- 浅草寺:家族のお出かけシーンなどで登場する東京を代表する観光スポットです。
- 浅草六区通り:下町の賑やかな雰囲気が、大家族の日常シーンを彩ります。
- 待乳山聖天(本龍院):浅草エリアの歴史ある寺院で、印象的なシーンが撮影されました。
- 隅田公園:隅田川沿いの公園で、家族の団らんシーンが撮影されました。
- 隅田川の桜橋:隅田川を渡る美しい歩行者専用橋が、ドラマチックなシーンの舞台です。
東京都その他エリア
- あらかわ遊園:大家族の休日のお出かけシーンで登場する、昔ながらの遊園地です。
- 多摩川遊園:家族のレジャーシーンで使用されたロケ地です。
- 新宿中央公園前交差点:都心での移動シーンに登場します。
- 千代の湯:大家族が通う銭湯として登場する、下町文化を象徴するスポットです。
千葉県・神奈川県エリア
- 君ヶ浜:銚子市にある美しい海岸で、印象的な海辺のシーンが撮影されました。
- 玉崎神社:千葉の歴史ある神社で、家族の参拝シーンなどが撮影されました。
- 大和市立渋谷中学校:学校のシーンで使用されたロケ地です。
聖地巡礼のおすすめルート
浅草・下町大家族コース(半日)
浅草駅から浅草寺→浅草六区通り→待乳山聖天→隅田公園→桜橋を巡るコースです。真田家のような賑やかな下町の雰囲気を堪能しながら、昔ながらの東京の風情を楽しめます。浅草名物の人形焼きやもんじゃ焼きも一緒にどうぞ。
品川・天王洲アイルコース(半日)
品川駅から品川宿場通り→東品川海上公園のアイル橋→天王洲アイル方面を散策するコースです。下町の商店街とウォーターフロントの対比が楽しめ、ドラマの多彩なシーンの舞台を効率よく回れます。
銚子・外房ドライブコース(1日)
銚子方面へドライブし、君ヶ浜や玉崎神社を巡るコースです。太平洋の雄大な景色とともに、ドラマの海辺のシーンを追体験できます。銚子の新鮮な魚介料理も見逃せません。
視聴者の声・評判
総合評価
Filmarksでの平均スコアは★4.0と高評価。クドカンファンはもちろん、家族ドラマファンからも厚い支持を受けています。深夜枠ながら根強い人気を誇り、再放送や配信でも新たなファンを獲得し続けている作品です。
好評だったポイント
「完璧なハートフルコメディ」「めちゃくちゃ面白い」「笑えて泣ける最高の家族ドラマ」という声が多数。「神木隆之介の演技力に脱帽」「星野源の歌が良い」「広末涼子の幽霊役がハマりすぎ」「11人全員のキャラが立っている」といったキャスト陣への評価も高いです。クドカン脚本の独特のセリフ回しや、予想外の展開に毎回驚かされたという声も多く、「何度見ても新しい発見がある」と繰り返し視聴するファンも少なくありません。