作品紹介
『ハチワンダイバー』は2008年5月から7月までフジテレビ系の土曜深夜ドラマ枠で放送された全11話の将棋バトル漫画原作ドラマです。主演は溝端淳平、共演は仲里依紗、安田美沙子、サンドウィッチマン(富澤たけし・伊達みきお)、小日向文世ら。原作は柴田ヨクサルの同名人気漫画で、アキバ系文化と将棋の真剣勝負が融合した異色の青春作品です。
主人公・菅田健太郎(溝端淳平)は、一度はプロ棋士を目指したものの夢破れ、場末の棋場で「真剣師」として賭け将棋で日銭を稼ぐ青年。ある日、巨乳でメイド服姿の謎の女・中静そよ(仲里依紗)と出会い、自身が集中すると81マスの将棋盤に"潜り込む"感覚でその局面最高の手をイメージできる「ハチワンダイバー」だったことに目覚めます。秋葉原の将棋道場を舞台に、プロ棋士、真剣師、裏組織"鬼将会"を巻き込んだ異色の将棋バトルが展開します。
仲里依紗演じるメイド×真剣師という奇抜な設定や、実在の将棋名所でのロケ、将棋をエンターテインメントとして描いた斬新さで、深夜帯にしては好調の視聴率を記録しました。日本将棋連盟も制作協力しており、将棋ファン・アニメ漫画ファン双方から支持されました。
話題になったポイント
メイド×将棋の異色コラボ
原作漫画の特徴でもある"メイド×将棋"というアキバ系文化を徹底的に映像化。仲里依紗のメイド服姿は放送当時大きな話題を呼び、彼女のブレイクのきっかけの一つとなりました。
溝端淳平の本格主演デビュー
当時まだ駆け出しだった溝端淳平の連ドラ初主演作。真剣師として心の底の熱を抑え込みつつ盤上で爆発させる芝居で、若手俳優として大きく成長した作品です。
日本将棋連盟全面協力のリアル将棋描写
プロ棋士が監修した局面、実在の将棋会館・将棋クラブのロケで、将棋ファンにも満足できるリアリティを確保。将棋のエンタメ化の先駆作品です。
ロケ地ガイド
秋葉原の将棋道場と日常
主人公・菅田健太郎の活動拠点である秋葉原の将棋道場や周辺は、実在の施設を中心にロケが行われました。
- アパート:菅田健太郎のアパート「稲垣荘」
- 松永ビル:秋葉原将棋道場のビル
- 御徒町将棋センター:秋葉原将棋道場の内部
- 東京将棋会館:第1話の子供時代のプロ棋士を目指した将棋会館
- JR秋葉原駅:第1話の将棋道場へ向かう街
- 秋葉原駅周辺:第5話の考え込みながら歩く街
真剣師バトルの舞台
菅田健太郎が真剣師として挑む各地の将棋道場・対局の場は、関東各地で撮影されました。
- 金子ビル:第1話の新宿将棋サロン
- 八王子将棋クラブ:第2話の池池将棋サロン
- 長者町共同ビル:第2話の真剣対局のビル屋上
- 両国将棋囲碁センター:第7話で菅田歩美を見つけた場所
- 駒込囲碁将棋道場:第7話の対局道場
鬼将会と物語のクライマックス
謎の裏組織・鬼将会の本部や、物語の重要シーンは、印象的な建造物で撮影されました。
聖地巡礼のおすすめルート
秋葉原将棋巡礼ルート
JR秋葉原駅→御徒町将棋センター→東京将棋会館と巡る、将棋ファン必見の半日コース。実際に将棋を指せるスポットも多く、一局指しながら聖地巡礼できます。
関東将棋道場ツアー
八王子将棋クラブ→両国将棋囲碁センター→駒込囲碁将棋道場と、都内の実在の将棋道場を巡るマニアックなルート。
視聴者の声・評判
評価スコア
深夜枠では異例の視聴率9%前後を記録。原作ファン・将棋ファン・仲里依紗ファンの支持を獲得し、今日まで愛される深夜ドラマの隠れた名作として記憶されています。
好評だったポイント
溝端淳平の真剣師芝居、仲里依紗の独特なメイド像、サンドウィッチマンのコメディ参戦、小日向文世のラスボス感。将棋×アニメ漫画文化×ラブコメの融合が深夜ドラマとして見事にはまった一作です。