作品紹介
『アキラとあきら』は2017年7月9日から9月3日までWOWOW「連続ドラマW」枠で放送された全9話の社会派ドラマです。池井戸潤の同名小説を原作に、向井理と斎藤工のW主演で話題を呼びました。第34回ATP賞テレビグランプリを受賞した高い評価を得た作品です。
大手海運会社・東海郵船の御曹司でありながら家業を継ぐことを拒否し、メガバンク・産業中央銀行に入行した階堂彬(向井理)。一方、幼少期に父親の町工場が倒産し、貧しい少年時代を過ごしながらも東大を卒業して同じ銀行に入行した山崎瑛(斎藤工)。対照的な境遇に生まれた二人の「あきら」が、銀行員として成長し、やがて運命に導かれるように交錯していく壮大な人間ドラマです。
オイルショックからバブル期、そして失われた10年を背景に、約30年にわたる二人の成長と友情を描いた本作は、池井戸潤作品の中でも特に評価の高い原作を丁寧にドラマ化した傑作です。
話題になったポイント
向井理×斎藤工の豪華W主演
同い年(1982年生まれ)の二人が、対照的な境遇に生まれた「あきら」を演じるキャスティングが絶妙でした。斎藤工は「役者として出会う前に同じ空間にいた」と運命を感じたと語り、二人の息の合った演技は「ドキドキした」と視聴者を魅了。池井戸作品では珍しい二人の主人公を対等に描く構成が新鮮でした。
池井戸潤の傑作小説の初映像化
『半沢直樹』『下町ロケット』で知られる池井戸潤の作品群の中でも「最高傑作」との呼び声高い原作小説を、WOWOWが丁寧にドラマ化。二人の幼少期から大人になるまでの約30年を全9話で描く壮大なスケールは、地上波では難しいWOWOWならではの挑戦でした。
ATP賞テレビグランプリ受賞
放送業界で権威あるATP賞のテレビグランプリを受賞し、ドラマとしてのクオリティの高さが業界内でも認められました。小泉孝太郎、田中麗奈、賀来賢人ら脇を固める俳優陣の演技も高く評価されています。
ロケ地ガイド
千葉県エリア
- エム・ベイポイント幕張:産業中央銀行の外観として使用されたビル
- 京葉銀行文化プラザ:銀行関連のシーンに登場した施設
- キングフィールズゴルフクラブ:重役たちのゴルフシーン
- 富津市立大貫中学校:学校のシーンに使われたロケ地
- 成田富里徳洲会病院:病院のシーンに使用
- 紫花山荘:重要な対話シーンの舞台
埼玉県・寄居エリア
- 旧ライフ寄居店:瑛の父の町工場周辺のシーンに使われた寄居のロケ地
- 平成倶楽部鉢形城コース:ゴルフ場でのシーン
- アン・モール赤かんばん:埼玉の地域密着型のロケ地
- 寝具のタキザワ:地方の商店街のシーン
- 喜楽:地元の飲食店シーン
東京都エリア
- ホテル椿山荘東京:格式あるホテルでの重要なシーン
- JR東北本線上野駅:銀行員たちの通勤シーン
- アラスカ日本プレスセンター店:ビジネスランチのシーン
- 代々木大山公園:休日のシーンに使われた公園
- カフェ・フラット:登場人物がくつろぐカフェシーン
- BAR ym:バーでの会話シーン
聖地巡礼のおすすめルート
幕張ビジネス街コース(半日)
エム・ベイポイント幕張(産業中央銀行の外観)からスタートし、京葉銀行文化プラザを巡ります。幕張新都心のビジネス街の雰囲気は、銀行ドラマの舞台そのもの。二人の「あきら」が切磋琢磨した銀行の世界を体感できます。
埼玉・寄居 町工場の原風景コース(半日)
旧ライフ寄居店周辺からスタートし、寄居の町を散策。瑛の父が経営していた町工場の倒産という原体験が刻まれた地方都市の風景を感じられます。喜楽で地元の味を楽しみ、アン・モール赤かんばん周辺を歩けば、作品の原点に触れるコースになります。
東京・格式あるビジネスシーンコース
ホテル椿山荘東京を見学し、アラスカ日本プレスセンター店でビジネスランチ。上野駅から代々木大山公園へ移動して散策し、夜はBAR ymでドラマの余韻に浸る大人のコースです。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでは平均スコア4.0を獲得し、池井戸潤原作ドラマの中でも高い評価を得ています。ATP賞テレビグランプリ受賞が品質の高さを証明しています。
好評だったポイント
「向井理と斎藤工の二人の演技が素晴らしい」「池井戸作品の中でも最高クラスのドラマ化」「テンポが良くて一気に見てしまった」「WOWOWだからこそできる丁寧な作り」「二人の幼少期から描かれるのが良い」「小泉孝太郎や賀来賢人の脇役も最高」といった絶賛の声が多数。「膨大なセリフに愕然とした」と向井理が語るほどの情報量の多い作品ですが、「銀行ドラマながら人間ドラマとしての深みがある」「境遇の違う二人が信頼し合う姿に胸が熱くなる」と、池井戸潤ならではの骨太な物語が高く評価されています。2022年には竹内涼真・横浜流星主演で映画化もされました。