作品紹介
『浅見光彦シリーズ17 秋田殺人事件』は2003年にTBS系「月曜ミステリー劇場」枠で放送された2時間サスペンスで、中村俊介主演のTBS版浅見光彦シリーズの一作です。主演は中村俊介(浅見光彦役)、共演は榎木孝明(浅見陽一郎役)、秋本奈緒美(望月世津子役)、加藤夏希(石坂留美子役)、野際陽子(浅見雪江役)、村井邦男ら。原作は内田康夫の同名小説。秋田県の副知事に就任した女性と、警察庁の浅見陽一郎、そして秋田を舞台にした連続殺人事件に、浅見光彦が挑む骨太な地方色豊かなミステリーです。
浅見光彦(中村俊介)は、兄・陽一郎(榎木孝明)から、秋田県の副知事に新たに就任した望月世津子(秋本奈緒美)の私設秘書になるよう頼まれます。世津子は秋田の大型汚職事件に立ち向かおうとしていますが、就任早々、不審な脅迫状が届きます。そして間もなく、世津子の調査員・石坂修が秋田県の米代川で溺死体として発見——。光彦は石坂の娘・留美子(加藤夏希)とともに、能代、男鹿、秋田市、そして東京へと事件の真相を追いかけます。
能代大橋、七座橋、きみまち阪、入道崎、真山神社など、秋田県の豊かな自然と、"なまはげ"伝説の民俗文化を絡めたご当地ミステリー。中村俊介の知的な浅見像と、地方色豊かな脚色で、浅見光彦シリーズの秀作として評価されています。
話題になったポイント
秋田オールロケの旅情
米代川、能代、男鹿半島、きみまち阪、真山神社、入道崎、男鹿観光ホテル——秋田県の主要観光地を網羅的に活用した旅情ミステリー。観光PRとしても一級の作品です。
なまはげ伝説を織り込んだ
男鹿半島の民俗文化"なまはげ"を作品の象徴として織り込み、真山神社などでのロケを敢行。地方色豊かな味わいを生み出しました。
中村俊介×榎木孝明の兄弟
中村俊介の浅見光彦と、榎木孝明の浅見陽一郎の兄弟共演が本作の見どころ。フジ版で兄弟両方を演じた榎木孝明が、TBS版では兄役のみに回った珍しい配役です。
ロケ地ガイド
秋田の事件現場
物語の中心となる秋田県北部(能代・男鹿)は、実在する名所で撮影されました。
- 七座神社付近の米代川の河原:死体発見の河原
- 能代警察署:能代警察署
- 秋田県庁:秋田県庁
- 米代川の能代大橋:能代市の橋
- 米代川の七座橋:光彦と留美子の会話橋
- きみまち阪自然公園:米代川が見える公園
- 北浦漁港:北浦港
男鹿半島と秋田市
なまはげ伝説の舞台・男鹿半島と秋田市のシーンは、観光名所を中心に撮影されました。
- 入道崎:海沿いの道
- 真山神社:なまはげ伝説の神社
- 広小路:秋田市内の水辺
- 久保田城跡(千秋公園):秋田市の公園
- 能代市立東雲中学校:木造の中学校
- 能代港:能代港
- 山王大通り:秋田市の追跡シーン
- はまなすロード:風車の見える道路
- 男鹿観光ホテル:光彦の宿泊ホテル
東京の警察庁と浅見邸
東京のシーンは、都内の象徴的な場所で撮影されました。
- 警察庁:陽一郎の警察庁
- 音無親水公園上の音無橋:陽一郎と望月世津子の橋
- 日比谷公園西幸門:光彦と陽一郎の噴水
- 都電鬼子母神前駅:光彦の降りた駅
- 鬼子母神けやき並木:並木道
聖地巡礼のおすすめルート
秋田北部1泊2日ルート
能代大橋→七座橋→きみまち阪自然公園→能代警察署と、能代市周辺の米代川沿いを巡るコース。
男鹿半島なまはげルート
真山神社→入道崎→北浦漁港→男鹿観光ホテルと、男鹿半島のなまはげ文化と海岸線を堪能する1日コース。
視聴者の声・評判
評価スコア
浅見光彦シリーズの秀作として、原作ファン・観光ミステリーファンから安定した評価。秋田観光のPRとしても一級の作品として記憶されています。
好評だったポイント
中村俊介の知的な浅見像、榎木孝明の兄役、秋田の雄大な自然、なまはげ伝説の織り込み。2時間サスペンスの旅情を堪能できる良作です。