作品紹介
『あの日の僕をさがして』は、1992年4月17日から6月26日までTBS系「金曜ドラマ(金9)」枠で放送された連続ドラマです。織田裕二が主演を務め、長野県穂高町(現・安曇野市)を舞台に、東京の大手商社マンが故郷に戻り、初恋の女性と再会して揺れる心情を描いた青春ラブストーリー。北アルプスの雄大な景色と安曇野の美しい田園風景、そして織田裕二の若き演技が印象的な90年代の名作ドラマです。
東京の大手商社で働く古賀森男(織田裕二)は、長野県穂高町に建設予定の大型リゾート開発「安曇野スクォーラ計画」のプロジェクトリーダーに抜擢され、高校卒業以来7年ぶりに故郷の南安曇野に戻る。森男は同級生だった森田健一、伊藤隆ら旧友との再会を喜ぶが、高校時代の初恋相手・田中未知が婚約者の林宏樹と6月に結婚することを知る。安曇野の美しい自然と人々の温かさに触れながら、森男は仕事と恋、開発と環境保全のはざまで揺れていく——。
仙道敦子、永井真理子、大鶴義丹、大島さと子、金山一彦、保阪尚希、石倉三郎、中島ひろ子、ガダルカナル・タカら個性派キャストが集結。織田裕二自身は後年「空回りした失敗作」と振り返ったものの、安曇野の景色を全国に知らしめたロケドラマとして、聖地巡礼で訪れるファンが今も絶えない隠れた名作です。
話題になったポイント
織田裕二の故郷帰還ドラマ
『東京ラブストーリー』『振り返れば奴がいる』など90年代月9路線で躍進中だった織田裕二が、TBS金9枠で都会と田舎の対比を演じた異色作。クールなビジネスマン役と素朴な田舎青年の二面性を表現しました。
安曇野・北アルプスの絶景ロケ
長野県穂高町(現・安曇野市)を中心に、大王わさび農園、穂高神社、長峰山、天の岩戸など安曇野の代表的観光地を網羅した本格ロケ。北アルプスの雄大な景色がドラマの大きな魅力となりました。
仙道敦子・永井真理子ら豪華助演陣
森男の初恋相手・田中未知役には仙道敦子、ヒロインに永井真理子(歌手としても知られる)を起用するなど、当時のトレンドを押さえた豪華キャストで話題を呼びました。
ロケ地ガイド
安曇野・穂高の中心シーン
森男の故郷・穂高町を象徴するロケ地で、北アルプスの絶景と田園風景が広がります。
- JR大糸線穂高駅:物語の中心となる駅シーン。
- 栄邦穂高出張所:古賀森男の勤める会社の出張所。
- 穂高神社:森男がアンパンを食べた神社シーン。
- カメラと写真の依田:森田千秋の結婚写真が飾ってある写真屋。
- ジャンセン美術館:森田健一が経営するバー。
- 穂高図書館:伊藤隆のバンドのライブ会場。
- 三郷中学校:穂高高校の舞台。
安曇野の名所シーン
北アルプスを背景にした安曇野の自然と観光名所が物語の重要な舞台となっています。
- 天の岩戸:森男と田中未知が出会った岩。
- 大王わさび農園:森男と佐伯京子のデートスポット。
- 道祖神公園:森田千秋と林宏樹が話していた公園。
- 早春賦の碑:森男がプレゼントの手伝いをした場所。
- 新屋公民館:産業廃棄物処理場建設の説明会会場。
- 満願寺:森男が田中未知を旅行に誘った寺。
- 啼鳥山荘:林宏樹の環境庁の事務所。
- 長峰山:森男がよく登った見晴らしのいい山。
- JR篠ノ井線松本駅:森男が森田千秋を見つけた駅。
- アルピコ観光サービス:田中未知が働く旅行代理店。
- 重柳の農道:田中未知と森田千秋が歩いた農道。
- リンゴ園:伊藤隆の実家のリンゴ園。
東京・井の頭線沿線シーン
森男の東京の生活と都会のシーンの舞台です。
- アパート:古賀森男の住むアパート。
- 京王井の頭線のガード:アパート近くのガード。
- 京王井の頭線永福町駅東側踏切:アパート近くの踏切。
- マンション:佐伯京子の住む小石川のマンション。
- JR山手線原宿駅:森男と田中未知の待ち合わせ駅。
- 東京都庁:森男と田中未知が森田千秋とはぐれた場所。
聖地巡礼のおすすめルート
安曇野・大王わさび農園ルート
JR大糸線穂高駅から穂高神社、大王わさび農園、長峰山、満願寺を巡れば、森男の故郷・安曇野の代表的な景色を堪能できます。
北アルプス・松本ルート
JR篠ノ井線松本駅、天の岩戸、早春賦の碑、重柳の農道を巡ると、北アルプスを背景にした名場面を体感できます。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでの平均スコアは★3.4点。視聴率は奮わなかったものの、安曇野の景色と織田裕二の演技が印象に残る90年代の隠れた名作として、根強いファンを持つドラマです。
好評だったポイント
「安曇野の景色が美しい」「織田裕二の若い時代の演技が貴重」「仙道敦子の落ち着いた演技が良い」「大王わさび農園のロケが印象的」「リゾート開発と環境保全というテーマが今も新しい」といった感想が寄せられました。