作品紹介
『仰げば尊し』は2016年7月から9月までTBS系「日曜劇場」枠で放送された全9話の青春吹奏楽ドラマです。主演は寺尾聰。脚本はいずみ吉紘、演出は平川雄一朗と、TBS『ROOKIES』の名コンビが再タッグを組みました。1980年代の神奈川県立野庭高等学校の吹奏楽部を率いた中澤忠雄先生をモデルにした"奇跡の実話"を、時代を現代に置き換えて描いています。
物語の舞台は横須賀の美崎高校。元プロのサックス奏者ながら、事故によって演奏の道を絶たれた樋熊迎一(寺尾聰)が、荒れ放題の吹奏楽部に顧問として赴任します。集まるのは、トランペットも触ったことのないヤンキーや問題児ばかり。廃部寸前の吹奏楽部を率いて、全国高校吹奏楽コンクール出場を目指すという、王道の"不良×音楽"ストーリーです。
共演は多部未華子(樋熊迎一の娘・奈津紀役)、石坂浩二、真剣佑、村上虹郎、石井杏奈、北村匠海、太賀、佐野岳ら、若手の精鋭が集結。生徒たちが本気で演奏できるようになるまで数か月の楽器特訓を重ね、クライマックスの演奏シーンは全てのキャストが実際に吹いているという"本物感"も話題になりました。
話題になったポイント
実話がベースの奇跡の物語
1980年代、神奈川県立野庭高等学校吹奏楽部を率いた中澤忠雄先生の実話が原案。普通の公立高校が全国1位に輝いたという史実が根底にあるため、物語に説得力があります。
若手俳優総出演の熱演
真剣佑、村上虹郎、石井杏奈、北村匠海、太賀、佐野岳と、2010年代後半に主役クラスに上っていく若手俳優が勢揃い。現在の視点から見ると豪華すぎる配役です。
本物の楽器演奏シーン
俳優全員が数か月前から楽器レッスンを受け、クライマックスでは実際に演奏を披露。ドラマとは思えない音の完成度が、視聴者・音楽関係者から驚きをもって受け入れられました。
ロケ地ガイド
横須賀・美崎高校周辺
舞台となる横須賀の美崎高校とその周辺は、横須賀市内のランドマークを中心に撮影されました。
- 神奈川県教育委員会:美崎高校の校舎
- 走水海岸:よく登場する海岸
- うみかぜ公園:第1話で樋熊が子供たちと練習した海沿いの公園
- ヴェルニー公園:第2話で5人が別れた公園
- どぶ板通り:第2話の横須賀の象徴的な商店街
吹奏楽コンクールの会場
ドラマのクライマックスである各種吹奏楽コンクール会場は、関東の実在ホールで撮影されました。
- 所沢市民文化センターミューズ:第1話の関東吹奏楽コンクール会場
- よこすか芸術劇場:第1話のスプリングコンサート会場
- 横須賀市文化会館:第5話のコンクール抽選会場
- 世田谷区民会館:第6話の吹奏楽コンクール地区大会会場
- 習志野文化ホール:第7話の神奈川県吹奏楽コンクール会場
部員たちのプライベート
個性豊かな部員たちの家や立ち寄りスポットは、神奈川・東京各地で撮影されています。
- ジェルフラワー横須賀モアーズシティ店:樋熊奈津紀が働くフラワーショップ
- 東京オペラシティ:第1話の樋熊のかつてのホール
- WE ARE THE FARM 恵比寿店:第3話の食事シーン
- 横須賀共済病院:第5話の樋熊の診察シーン
聖地巡礼のおすすめルート
横須賀1日聖地巡礼ルート
よこすか芸術劇場→ヴェルニー公園→どぶ板通り→走水海岸と、電車とバスで巡る横須賀コース。潮風を浴びながらドラマの世界観に浸れます。
コンクール会場巡りルート
所沢ミューズ→世田谷区民会館と、吹奏楽ファンなら一度は訪れたい名ホール巡り。ホール前で記念撮影しながらドラマを追体験できます。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarks平均スコアは高く、最終回視聴率は自己最高の12.2%を記録。吹奏楽経験者からの支持が特に強い作品です。
好評だったポイント
寺尾聰の重厚な教師像、多部未華子の包容力ある芝居、若手俳優たちの本気の演奏、そして"実話ベースならでは"の感動的なラスト。青春・音楽・不良ものの3要素を高水準で両立した稀有な1本です。