作品紹介
『アオイホノオ』は2014年7月から9月までテレビ東京系「ドラマ24」枠で放送された全11話の青春コメディドラマです。主演は柳楽優弥、共演は山本美月、安田顕、ムロツヨシ、中村倫也、黒島結菜、足立理、浦井健治、遠藤要、小嶋陽菜ら。原作は島本和彦の自伝的ギャグ漫画『アオイホノオ』(ゲッサン連載)、脚本・監督は福田雄一。島本和彦の大阪芸術大学時代(1980年代初頭)を元に、アニメ『機動戦士ガンダム』『うる星やつら』に憧れと嫉妬を抱いたクリエイター志望の若者たちの群像劇を爆発的テンポで描いた傑作です。
主人公・焔モユル(柳楽優弥)は大阪芸術大学1回生。クリエイターとして絶対的自信を持ちながらも、先輩の森永とんこ(山本美月)に憧れてバドミントン部に入部。彼の学生生活は、同期の庵野ヒデアキ(安田顕)、赤井孝美、岡田トシオ(ムロツヨシ)らが率いるガイナックス組との出会いを通じて、1980年代アニメ・漫画業界の熱狂へと巻き込まれていきます。
島本和彦本人が最終回に登場するサプライズ、ムロツヨシ演じる岡田トシオの怪演、安田顕の庵野ヒデアキ、柳楽優弥の焔モユルの熱量全開の芝居。福田雄一演出の爆発的テンポと、1980年代のオタクカルチャーへの愛情たっぷりのオマージュで、深夜ドラマの傑作として今も熱狂的なファンを持つ作品です。
話題になったポイント
柳楽優弥の主演コメディ
『誰も知らない』で世界最年少カンヌ主演男優賞を受賞した柳楽優弥が、福田雄一とタッグを組んだ青春コメディに挑戦。シリアスから一転、爆発的なギャグ演技で新境地を開きました。
1980年代ガイナックス黎明期
日本アニメ界の巨匠・庵野秀明、岡田斗司夫、赤井孝美らの学生時代(ガイナックス黎明期)を描いた史料的価値のある作品。アニメ・特撮ファンにはたまらない実在モデルの青春群像です。
最終回の島本和彦本人登場
最終回で、焔モユルが週刊少年サンデーの新人賞を受賞してプロデビュー。そのラストシーンに原作者・島本和彦本人が登場するというサプライズで視聴者を沸かせました。
ロケ地ガイド
大阪芸術大学
物語の舞台となる大阪芸術大学のシーンは、関東・関西の複数の大学キャンパスで撮影されました。
- 大阪芸術大学:大阪芸術大学本体
- 埼玉工業大学:大阪芸術大学
- 八王子セミナーハウス:大阪芸術大学
- 江戸川大学:大阪芸術大学
- 大鵬:お好み焼き「なんでやねん」
東京殴り込みのシーン
第4話でモユルと岸本が東京に殴り込みに行くシーンは、都心のランドマークで撮影されました。
- JR東海道本線東京駅丸の内口:東京駅
- 損保ジャパン本社ビル:モユルが見上げた高層ビル
- 新宿中央公園:高層ビルでの走るシーン
- 駿河台男坂:第4話の階段
- 喫茶ひまわり:第4話の喫茶店
- 東京セントラルユースホステル:第4話のユースホステル
モユルと仲間のクリエイター活動
漫画・アニメ・映画に没頭する学生たちのシーンは、関東・埼玉の各地で撮影されました。
- 中華料理一番:第1話のラーメン屋
- 直道書店:第2話の書店
- 交通趣味ギャラリー新橋本店:第3話に登場
- 川越スカラ座:第5話のスカラ座
- 木の実:第7話の山賀ヒロユキと庵野ヒデアキの喫茶店
- 千代の湯:第10話の銭湯
- 珈琲屋シエスタ:第10話の喫茶店
聖地巡礼のおすすめルート
大阪芸大・通天閣ルート
大阪芸術大学→通天閣本通商店街→阪急梅田駅と、モユルの大阪時代を巡る関西コース。
東京殴り込みルート
JR東京駅→駿河台男坂→新宿中央公園→損保ジャパン本社ビルと、第4話の東京殴り込みを追体験するコース。
視聴者の声・評判
評価スコア
テレビ東京ドラマ24の大ヒット作。アニメ・特撮・漫画ファン・福田雄一ファン・島本和彦ファンから熱狂的な支持を獲得し、シリーズ続編の製作も期待される人気作に。
好評だったポイント
柳楽優弥の爆発的演技、安田顕の庵野、ムロツヨシの岡田、1980年代アニメ黎明期の空気感、福田雄一演出のテンポの良さ。深夜ドラマの傑作・オタクカルチャーの金字塔として今も熱狂的に愛されている一本です。