作品紹介
『あさが来た』は2015年9月28日から2016年4月2日まで放送されたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)第93作。実業家・教育者として明治・大正期の日本を駆け抜けた広岡浅子をモデルにした作品。主演は波瑠(白岡あさ役)。波瑠は2590人の応募者から歴代最多の競争率を勝ち抜いてヒロインに抜擢されました。共演に玉木宏(白岡新次郎役)、宮崎あおい(今井はつ役)、寺島しのぶ、升毅、柄本佑、萬田久子、風吹ジュン、近藤正臣、ディーン・フジオカ(五代友厚役)、佐々木蔵之介、桐山照史、桜井ユキ、清原翔、鈴木亮平など豪華キャスト。脚本は大森美香。放送期間平均視聴率23.5%(連続テレビ小説として21世紀最高)、最高視聴率27.2%を記録した大ヒット朝ドラの傑作です。
幕末の京都――豪商「今井家」の次女として生まれたおてんば娘・あさ(波瑠)は、姉・はつ(宮崎あおい)と共に厳格な父の元で育ちます。やがて姉妹はそれぞれ大坂の両替屋・加島屋(あさ→白岡新次郎)と山王寺屋(はつ→眉山惣兵衛)に嫁ぎ、商売の世界に入っていきます。明治維新の激動の時代、両替屋は次々と倒産していくなか、あさは持ち前の機転と度胸で加島屋を立て直そうと奮闘します。
男社会のなかで女が商売するのは異例中の異例。なかなか認められず苦労するあさですが、夫・新次郎の理解と五代友厚(ディーン・フジオカ)ら同志の支えに励まされながら、炭鉱経営、銀行設立、生命保険業――次々と新事業を起こしていきます。さらに「女子教育の発展は社会の発展につながる」との信念から、日本初の女子大学(後の日本女子大学)の設立にも携わっていく――幕末から大正、激動の時代を生き抜いた一人の女性実業家の壮大な物語が、京都・大阪・滋賀・奈良・兵庫・愛知・和歌山など関西広域でロケされました。
話題になったポイント
21世紀朝ドラ最高視聴率
放送期間平均視聴率23.5%は、21世紀の連続テレビ小説で最高記録。最高視聴率27.2%を記録するなど、社会現象的な大ヒットを記録した朝ドラ。波瑠主演の決定的な代表作となりました。
ディーン・フジオカ「五代様」ブーム
五代友厚役のディーン・フジオカが「五代様」と呼ばれる大人気キャラに。彼の凛とした立ち振る舞いと国際派俳優としての魅力が放送中に大ブームを巻き起こし、その後の彼の躍進のきっかけとなりました。
女性実業家・広岡浅子の再評価
幕末から大正にかけて活躍した実業家・広岡浅子の生涯を朝ドラで描くことで、女性のキャリア・教育の問題を現代に問いかけました。日本女子大学創設者でもある浅子は、本作放送後に再評価が進みました。
ロケ地ガイド
京都・松竹京都撮影所エリア
朝ドラ時代劇の聖地。
滋賀県・近江八幡エリア
近江商人の町。
奈良・大阪・和歌山エリア
関西広域ロケ。
- 今井町の町並み:橿原市今井町1丁目、伝統的建造物群保存地区。
- 樟徳館:東大阪市菱屋西2丁目、近代和風建築の名邸。
- みかん畑:和歌山県有田市千田。
- ポルトヨーロッパ:和歌山市毛見、ヨーロッパ風テーマパーク。
- 大同生命大阪本社ビル:大阪市西区江戸堀1丁目、加島屋ゆかりの企業。
明治村・兵庫エリア
明治期の建築。
- 兵庫県立大学:姫路市新在家本町1丁目。
- 明治村 蒸気機関車12号:愛知県犬山市内山。
- 明治村 六郷川鉄橋:愛知県犬山市内山。
- 明治村 旧品川燈台:愛知県犬山市内山。
- あわじ花さじき:兵庫県淡路市楠本、花畑の絶景。
- ユニチカ記念館:兵庫県尼崎市東本町、明治期の紡績工場。
聖地巡礼のおすすめルート
近江八幡・八幡堀ルート
八幡堀で近江商人の運河を巡り、近江八幡の商家町を散策する朝ドラ聖地コース。
今井町歴史散策ルート
奈良県橿原市の今井町の町並みを歩き、伝統的建造物群保存地区を体感するコース。
明治村・大阪近代建築ルート
明治村 蒸気機関車12号と大同生命大阪本社ビルを巡る、加島屋ゆかりの近代建築コース。
視聴者の声・評判
評価スコア
21世紀朝ドラ最高視聴率(平均23.5%)を記録した社会現象的大ヒット作。波瑠の代表作にしてディーン・フジオカブームの起点となった、近年の朝ドラの代表的傑作です。
好評だったポイント
「波瑠のおてんば演技がチャーミング」「玉木宏の新次郎が温かい」「ディーン・フジオカ五代様ブーム」「宮崎あおいのはつが切ない」「女性実業家のテーマが現代的」「明治期の風景描写が美しい」「近江八幡・今井町の風情」――朝ドラ史に名を残す傑作として、広岡浅子の生涯と共に長く愛され続けています。