作品紹介
『浅見光彦シリーズ53 浅見光彦殺人事件』は、2018年3月29日にフジテレビ系で放送された2時間サスペンスドラマである。中村俊介が16年間、39作品にわたり演じ続けた浅見光彦役の最終作として制作された。
大手商社の財務部長・寺沢大輔の娘・詩織(上原多香子)は、病床の母から「思い出のトランプの本を守って」という遺言を聞く。その後、父が広島出張中に殺害され、さらに詩織の元恋人も柳川で殺される。「トランプの本」の正体は北原白秋の詩集「おもひで」であり、その本に隠された秘密が事件の鍵だった。
話題になったポイント
中村俊介、16年間の浅見光彦役を卒業
2003年から39作品にわたり主演を務めた中村俊介が本作で光彦役を卒業。「長い間ありがとうございました」とコメントを残し、多くのファンが惜しんだ。
野際陽子への追悼と母娘共演
シリーズを通じて浅見光彦の母・雪江を演じてきた野際陽子が2017年に死去。本作では過去の映像を編集して最後の出演を実現させ、野際の実の娘・真瀬樹里もゲスト出演し映像越しの「母娘共演」が実現した。
原作者・内田康夫の死去と重なった放送
原作者の内田康夫が2018年3月13日に死去し、ドラマ放送日のわずか2週間前だった。シリーズファン向けの叙述トリックが用いられた意欲作として、特別な思いで視聴された。
ロケ地ガイド
福岡・柳川エリア(メインロケ地)
北原白秋の故郷・柳川が物語の中心舞台。川下りや白秋生家など、観光スポットと重なるロケ地が多い。
東京エリア
浅見光彦の活動拠点となる東京でも多くの撮影が行われた。
- TOKYO SKYTREE TOWN STUDIO:スタジオ撮影に使用
- ブックファースト新宿店:浅見の調査シーンで登場
聖地巡礼のおすすめルート
柳川・白秋の里ルート(半日コース)
西鉄柳川駅からスタートし、川下りで柳川の風情を味わう。北原白秋生家を訪れ、「トランプの本」の謎に思いを馳せながら、御花や沖端川沿いを散策する文学と歴史のルート。
視聴者の声・評判
評価スコア
中村俊介の浅見光彦役は「とても似合っていた」「もっと見たかった」と惜しむ声が多数。
好評だったポイント
「TVシリーズには決してできない傑作品」と原作の叙述トリック映像化を評価する声がある一方、「結末が急展開」「途中でトリックがわかった」という意見も。野際陽子の映像出演と真瀬樹里の出演は感動的だったと多くの視聴者が語っている。