作品紹介
『浅見光彦シリーズ23 藍色回廊殺人事件』は、2007年3月26日にTBS系で放送された浅見光彦シリーズ第23弾です。内田康夫の同名小説を原作に、沢村一樹が浅見光彦を演じる版(沢村版浅見光彦)として制作。徳島県の四国を東西に貫く大河・吉野川を「藍色回廊」と名付け、四国八十八カ寺巡礼と吉野川可動堰建設問題、そして10年前のダイイング・メッセージを巡る連続殺人事件を解明する長編トラベルミステリー。徳島県の吉野川、霊山寺、地蔵寺、阿波の土柱、大歩危峡谷、奥祖谷二重かずら橋、脇町劇場(オデオン座)など、徳島の名所をフルに活用したロケが魅力の作品です。
四国を東西に貫く大河・吉野川を「藍色回廊」と名付けた徳島県。四国八十八カ寺の取材のため徳島を訪れた浅見光彦(沢村一樹)は、迷宮入り直前の殺人事件に出合う。地蔵寺で今尾賀絵と名乗る女性に出会い、翌日訪ねると別の女性が現れる。10年前、婚約者と友人が祖谷渓の車転落事件で亡くなったこと、転落した車の天井に「殺される」というダイイング・メッセージが残されていたことを知る浅見。住民を賛否で二分する吉野川可動堰建設問題が背景となる中、新たな殺人事件が発生し、浅見は10年前の真相と現代の連続殺人を結ぶ謎を解明していく——。
沢村一樹版の浅見光彦シリーズとしてTBSで放送され、徳島県の吉野川、霊山寺、地蔵寺、阿波の土柱、大歩危峡谷、奥祖谷二重かずら橋、脇町劇場、那須高原、樫野倶楽部など、徳島と栃木の名所をフル活用。可動堰建設問題という社会派要素と、四国八十八カ寺巡礼の文化要素、ダイイング・メッセージというミステリー要素が融合した、シリーズの代表作のひとつです。
話題になったポイント
沢村一樹版の浅見光彦
本作はTBS制作・沢村一樹主演の浅見光彦シリーズ。中村俊介版(フジテレビ)とは異なる解釈の浅見光彦を、沢村一樹が知的で繊細に演じ上げました。
吉野川可動堰建設問題
徳島県の住民を賛否で二分した実在の社会問題「吉野川可動堰建設問題」を物語の背景に。社会派要素を内田康夫らしくミステリーに織り込んだ重層的な構成です。
四国八十八カ寺巡礼
四国八十八カ寺巡礼を題材に、霊山寺、地蔵寺、奥祖谷二重かずら橋、大歩危峡谷など、徳島の自然と寺院をフル活用したロケ。トラベルミステリーの王道を行く一作です。
ロケ地ガイド
徳島・吉野川と寺院シーン
事件の舞台・徳島の吉野川と寺院のロケ地です。
- 吉野川の川島潜水橋:タイトルバックの潜水橋。
- 岩の鼻展望台:吉野川が見える展望台。
- 祖谷渓の小便小僧:吉野川の谷。
- 霊山寺:霊山寺。
- 地蔵寺:浅見光彦が今尾芙美と出会った寺。
- 柿原堰:吉野川に昔からある堰。
- 大歩危峡谷:浅見と雪江と芙美が舟に乗った渓谷。
- 奥祖谷二重かずら橋:浅見と雪江と芙美が渡った吊り橋。
- 吉野川第十堰:原作に出てくる吉野川第十堰。
徳島・脇町と土柱シーン
脇町と土柱のロケ地です。
- 森陶器:今尾賀絵が働く森陶器。
- 脇町の町並み:浅見が訪れたうだつのある町並み。
- 吉田家住宅:今尾芙美が働く藍染工場。
- 阿波の土柱:浅見が訪れた事件現場の土柱。
- 樫野倶楽部:浅見たちが食事をしたホテル。
- 川島城:浅見と四宮健一が話した城。
- 吉野川市子育て支援センター:徳辰建設。
- 高開の石積み:棟方崇の実家の石垣のある集落。
- 徳島県庁:清水議員のいるビル。
- 三好市 西祖谷支所:東吉野川警察署。
- 脇町劇場(オデオン座):浅見が呼び出されたオデオン座。
- 西島キャンプ場:今尾賀絵が登っていた山。
東京・那須高原シーン
東京と那須高原のロケ地です。
- 一軒家:浅見家。
- 那須高原 GREEN REST HOUSE:原沢聡の別荘。
聖地巡礼のおすすめルート
徳島・吉野川藍色回廊ルート
吉野川の川島潜水橋から霊山寺、地蔵寺、大歩危峡谷、奥祖谷二重かずら橋を巡れば、四国八十八カ寺巡礼と藍色回廊の世界を体感できます。
脇町・土柱ルート
脇町の町並み、吉田家住宅(藍染工場)、阿波の土柱、脇町劇場(オデオン座)を巡ると、藍染文化と事件の核心を辿れます。
視聴者の声・評判
評価スコア
沢村一樹版の浅見光彦シリーズとして、徳島の吉野川と藍染文化、四国八十八カ寺巡礼、吉野川可動堰建設問題という社会派要素を融合させた重層的なトラベルミステリー。シリーズの代表作のひとつとして評価されています。
好評だったポイント
「沢村一樹の浅見光彦が新鮮」「徳島の吉野川の景色が美しい」「奥祖谷二重かずら橋がスリリング」「藍染文化が知れる」「可動堰建設問題が現代的」といった感想が寄せられました。