作品紹介
『金曜プレステージ 浅見光彦シリーズ36 鐘』は、2010年にフジテレビ系「金曜プレステージ」で放送された2時間ミステリー。中村俊介が浅見光彦を演じ、内田康夫の同名小説を原作に、東京と高松で起こった二つの殺人事件を、高岡銅器(梵鐘)というキーワードで結びつけていくスケール大きな旅情サスペンスです。
浅見家代々の菩提寺・聖林寺の鐘に血が滴り、後日、鐘の模様痕をつけた男・弓岡正の遺体が隅田川に浮かびます。浅見は高松の正善寺の鐘が聖林寺の鐘とよく似ていることに気づき、高松・讃岐の金刀比羅宮、さらに鋳造の本場・富山県高岡市へと足を運び、鐘を作った男たちの記憶と恋と怨念の物語へと分け入っていきます。
話題になったポイント
ポイント1:「鐘」をキーとした広域ミステリー
東京・香川・富山と3県を股にかける梵鐘ミステリー。高岡銅器の歴史と文化を丁寧に紹介しながら、殺人の謎を解いていく脚本の構成力が高評価を得ました。
ポイント2:高岡の鋳造文化
老子製作所をはじめとする高岡の銅器鋳造の現場が大きく取り上げられ、ドキュメンタリー的な面白さも併せ持つ作品に仕上がりました。
ポイント3:浅見光彦×松川慧美の共闘
被害者の妹・松川慧美との道中が物語の温度を担い、切ない結末に繋がっていきます。
ロケ地ガイド
東京パート
事件の発端と浅見の日常。
香川・高松エリア
もう一つの鐘が安置された舞台。
- 高松城跡(玉藻公園)(香川県高松市):高松城
- 栗林公園(香川県高松市):浅見と刑事が話した名園
- 金刀比羅宮(香川県琴平町):浅見が畑谷に会った琴平の聖地
- 旧金毘羅大芝居金丸座(香川県琴平町):日本最古の芝居小屋
- 讃岐国分寺(香川県高松市):高松正善寺として登場
- 沙弥島(香川県坂出市):瀬戸大橋が見える海岸
富山・高岡エリア
鐘の謎の核心が潜む鋳造の町。
- 金屋町の町並み(富山県高岡市):浅見が歩いた鋳物の古い町並み
- 老子製作所(富山県高岡市):梵鐘鋳造の老舗
- 高岡城跡(古城公園)(富山県高岡市):前田利長像がある公園
- 高岡大仏(富山県高岡市):高岡のシンボル
- 雨晴(あまはらし)海岸(富山県高岡市):立山連峰が望める海岸
- 相倉合掌集落(富山県南砺市):世界遺産の合掌造り集落
- 瑞龍寺(富山県高岡市):前田利長の菩提寺
聖地巡礼のおすすめルート
【2泊3日】高松〜高岡“鐘”縦断ルート
1日目:高松で高松城・栗林公園。2日目:琴平で金刀比羅宮・金丸座を巡り、瀬戸大橋を渡って新幹線で富山へ。3日目:高岡で老子製作所・高岡大仏・金屋町の町並み・瑞龍寺を巡る。最後は雨晴海岸で立山連峰と鐘の余韻に浸る壮大な旅です。
視聴者の声・評判
評価スコア
浅見光彦シリーズの中でも“地方文化を深く描いた作品”として評価が高く、旅行番組的な楽しさも支持されています。
好評だったポイント
「高岡銅器の知識が深まる」「雨晴海岸の絶景が美しい」「東京〜香川〜富山と移動するスケール感が贅沢」と、2時間サスペンスの枠を超えた重厚な作りが高評価を集めました。