作品紹介
『浅見光彦シリーズ33 後鳥羽伝説殺人事件』は2009年4月10日にフジテレビ系『金曜プレステージ』枠で放送された2時間サスペンスです。主演は中村俊介(フジ版浅見光彦)、共演は梅宮万紗子(正法寺美也子役)、山口あゆみ、火野正平(野上部長刑事役)、野際陽子(浅見雪江役)、榎木孝明(浅見陽一郎役)ら。原作は内田康夫の浅見光彦シリーズ第1作(1982年刊)で、シリーズの原点ともいえる作品を2009年にドラマ化。広島県三次市と帝釈峡、岡山・島根・山梨を舞台にした大規模旅情ミステリーです。
浅見光彦(中村俊介)のもとに、12年前に亡くなった妹・祐子の友人・正法寺美也子(梅宮万紗子)が殺害されたとの知らせが届きます。美也子は記憶喪失状態で"後鳥羽伝説"を巡る旅に出ていたことが判明。浅見は美也子の旅の足跡をたどりながら、彼女の死の真相、そして妹・祐子の死の真相に同時に迫っていきます。承久の乱で隠岐に流された後鳥羽法皇の伝説、奥出雲・島根、広島・三次、岡山・吹屋を繋ぐ歴史の糸が、現代の連続殺人事件と絡み合います——。
尾道水道、浄土寺、三次市の巴橋、帝釈峡、奥出雲おろちループ、吹屋ふるさと村と、中国地方の名所を余すことなく使った豪華ロケ。浅見光彦シリーズ原点作ならではの重厚な構成で、中村俊介版の代表作の一つです。
話題になったポイント
浅見光彦シリーズ原点作
内田康夫が1982年に発表した浅見光彦シリーズの記念すべき第1作を、2009年にドラマ化。シリーズ原点の"浅見祐子"という妹の死の真相が掘り下げられる、ファンにとって特別な一作です。
中国地方オールロケ
広島・岡山・島根の三次市、尾道、吹屋、奥出雲、帝釈峡を網羅。"中国地方の観光ドラマ"として、地方の美しさと神秘性を伝える力作です。
火野正平の野上刑事
フジ版浅見光彦シリーズの相棒・野上部長刑事を火野正平が演じ、中村俊介との軽妙な掛け合いが安定の見どころ。シリーズの顔として長年の視聴者に親しまれています。
ロケ地ガイド
広島・尾道と三次
物語の舞台となる広島県尾道・三次の名所が、美しく映し出されます。
- 浄土寺山不動明王岩:尾道の風景
- JR山陽本線尾道駅:正法寺美也子の降車駅
- 尾道水道沿いのボードウォーク:美也子の歩いたボードウォーク
- 浄土寺:美也子の歩いた寺
- JR芸備線三次駅:事件の三次駅
- 江の川の巴橋:三次市の赤いアーチ橋
- ホテル錦彩館:帝釈峡のホテル
帝釈峡と奥出雲
帝釈峡の神秘的な風景と、奥出雲の伝説の地が物語の核となります。
吹屋・岡山と関東の現代
岡山の吹屋ふるさと村、東京・山梨の現代シーン。
- 吹屋ふるさと村:奥出雲の町並み
- 旧吹屋小学校:訪問先の小学校
- 広兼邸:訪問先の邸宅
- 国営備北丘陵公園:浅見祐子と美也子の花の公園
- 旧岩淵水門:12年前の浅見祐子との赤い水門
- 平塚神社:12年前の浅見祐子とのお参り
聖地巡礼のおすすめルート
尾道+三次1泊2日ルート
JR尾道駅→尾道水道沿いのボードウォーク→浄土寺→JR芸備線三次駅→江の川の巴橋と、広島の尾道+三次を巡る1泊2日コース。
帝釈峡+奥出雲ルート
帝釈峡→ホテル錦彩館→王貫峠→奥出雲おろちループ→吹屋ふるさと村と、中国地方山間部の絶景を巡るドライブコース。
視聴者の声・評判
評価スコア
浅見光彦シリーズ原点作のドラマ化として、原作ファン・シリーズファンから高評価。中村俊介版浅見の代表作の一つとして記憶されています。
好評だったポイント
中村俊介の静謐な浅見像、火野正平の野上刑事の軽妙さ、中国地方の絶景、浅見祐子の死の真相という原点回帰の構成。2時間サスペンスの重厚作として評価される一作です。