作品紹介
『浅見光彦シリーズ32 箱庭』は、2008年12月20日にフジテレビ系で放送された2時間サスペンスドラマです。内田康夫の人気推理小説「浅見光彦シリーズ」を原作に、フジテレビ版(中村俊介主演)の第32作目として制作。主演の浅見光彦役には中村俊介、義姉・浅見和子役には野際陽子、母・浅見雪江役には加賀まりこら、シリーズおなじみのキャストが揃いました。原作は1996年刊行の同名小説で、広島・宮島と山口・岩国を舞台にした、写真にまつわるミステリーが見どころです。
ルポライターの浅見光彦(中村俊介)は、宮島と厳島神社を取材中に廿日市の海岸で水死体が発見される事件に遭遇する。その頃、義姉の和子(野際陽子)のもとには、セーラー服姿の二人の少女が写ったセピア色の写真と謎めいた脅迫の手紙が届いていた。原田星子の弟が1年前に遺体で発見された事件、宮島と岩国を結ぶ古い因縁、戦後すぐの少女時代まで遡る家族の秘密——。光彦は宮島と岩国を行き来しながら、写真に込められた「箱庭」の謎を解き明かしていきます。
広島・宮島の厳島神社、紅葉谷公園、ヤクショウ鼻、山口・岩国の錦帯橋、岩国城、紅葉谷公園など、本格的な瀬戸内ロケが見どころ。風光明媚な瀬戸内海と岩国の歴史的観光地を舞台にした、観光ガイドとしても楽しめる名作ミステリーです。
話題になったポイント
中村俊介の浅見光彦
2002年から浅見光彦シリーズの主演を続けてきた中村俊介の安定した演技。フリーランスのルポライターという軽やかな立場と推理力を兼ね備えた光彦像が、シリーズの世界観を確立しています。
宮島・岩国の本格ロケ
世界遺産の厳島神社、日本三名橋の錦帯橋、岩国城など、瀬戸内の代表的観光地を巡るロケ。視聴者にとって観光ガイド的にも楽しめる、ご当地ミステリーの王道です。
「箱庭」というモチーフ
セピア色の少女写真と「箱庭」というキーワード。原作・内田康夫の繊細な心理描写と歴史的背景を活かしたストーリーテリングが、推理小説ファンを魅了しました。
ロケ地ガイド
広島・宮島(光彦の取材地)
厳島神社と紅葉谷公園、事件現場のロケ地。
山口・岩国(事件の核心)
岩国の歴史的観光地での捜査シーン。
- JR岩徳線の西岩国駅:岩国市錦見、光彦と岡村里香が降りた駅。
- JR岩徳線:光彦と里香を乗せた気動車が走っていた場所。
- 岩国観光ホテル:岩国市岩国、大貫代議士が講演会を開催したホテル。
- 紅葉谷公園:岩国市横山、岩国の紅葉谷公園(事件があった場所)。
- 錦帯橋:岩国市岩国、光彦と里香が鵜飼を見た日本三名橋。
- 吉川公墓所:岩国市横山、紅葉谷公園にある墓所。
- 錦川の錦城橋:岩国市、光彦の乗った車が渡っていた橋。
- 岩国城:岩国市横山、峰沢由紀夫が自殺した見晴らしの良い高台。
東京・浅見家のシーン
光彦の家族と日常。
- 日比谷公園西幸門:千代田区日比谷公園、光彦が浅見陽一郎と話した公園。
- 平塚神社:北区上中里、和子がお参りしていた神社(シリーズおなじみのロケ地)。
- 一軒家:浅見邸のロケ地。
- 日の出ヶ丘病院:光彦が訪れた益田の日の出ヶ丘病院。
- 平塚亭:北区上中里、浅見家の団子屋(シリーズおなじみ)。
神奈川・湘南国際村
大貫代議士の療養先。
- 湘南国際村センター:三浦郡葉山町、大貫代議士が療養している「旭光病院」。
聖地巡礼のおすすめルート
宮島・厳島神社ルート
厳島神社から紅葉谷公園、ヤクショウ鼻を巡る宮島観光と聖地巡礼を兼ねた1日コース。世界遺産の宮島を本格的に堪能できます。
岩国・錦帯橋ミステリールート
錦帯橋から岩国城、紅葉谷公園を巡る岩国の歴史散策コース。事件の核心の場所を辿れます。
視聴者の声・評判
評価スコア
2008年放送、浅見光彦シリーズの安定した人気を維持した一作。瀬戸内ロケの美しさと内田康夫原作の質の高さが評価されています。
好評だったポイント
「中村俊介の光彦が定着」「宮島・岩国のロケが美しい」「2サスとして適度な緊張感」「観光気分も味わえる」「内田康夫原作の世界観そのまま」「家族の秘密を解く重厚さ」と評価され、長寿シリーズの安定の一作として親しまれています。