作品紹介
『姫島殺人事件』は2008年TBS系で放送された土曜サスペンスドラマで、内田康夫原作・浅見光彦シリーズ第25弾。主演は沢村一樹(浅見光彦役)、母・雪江役に加藤治子、共演に村井国夫、小野武彦などベテラン陣。脚本は石原武龍。舞台は大分県東国東郡の姫島村――瀬戸内海と豊後水道の境界に浮かぶ離島で、神秘的な伝統「姫島盆踊り」(無形民俗文化財)でも知られる地。姫島の土地利権を巡る悪事と、家族の絆を巡る人間ドラマを軸に、湯布院・中津・耶馬渓・杵築など大分県の名所を巡るシリーズ屈指の旅情ミステリーです。
ルポライターの浅見光彦は取材のために大分県の姫島を訪れ、島の本庄屋の息子である優貴雄から脅迫を受けます。何が彼を激高させたのか――事情を呑み込めぬまま光彦は東京に戻りますが、ほどなく優貴雄が殺害されたという知らせが届きます。さらにその後、浅見光彦の仕事仲間も姫島で死体となって発見されてしまい、連続殺人事件の様相を呈します。
姫島の土地を巡る利権、過去の因縁、そして現在進行する悪事――名探偵・浅見光彦は離島という閉ざされた共同体の人間関係を読み解き、事件の真相に迫っていきます。テーマは「親子の愛と絆」。湯布院温泉・金鱗湖、耶馬渓の羅漢寺、杵築城下町の大原邸、八千代館(姫島の歴史的建造物)など、大分県の観光名所が物語に彩りを添える贅沢なロケ作品です。撮影協力は姫島村、国東市、中津市、杵築市、湯布院町、宇佐市など大分県全域。
話題になったポイント
瀬戸内海の離島・姫島ロケ
大分県東国東郡姫島村――人口約2,000人の小さな離島を舞台にした珍しいロケ地。神秘的な姫島盆踊り(キツネ踊りで有名)でも知られる、本土から船でしか渡れない離島の閉ざされた共同体が物語に独特の緊張感を生みます。
湯布院・耶馬渓・杵築の観光名所巡り
湯布院の金鱗湖、耶馬渓の羅漢寺、城下町杵築の大原邸など、大分県を代表する観光名所が次々登場。サスペンスドラマでありながら大分県観光ガイドのような豊かな映像美が魅力です。
「親子の愛と絆」というテーマ性
浅見光彦シリーズらしい人情味のあるテーマ「親子の愛と絆」を軸に、土地利権と家族の悲劇が絡み合う重厚な人間ドラマ。沢村一樹の浅見光彦の優しさと知性が活きる名作です。
ロケ地ガイド
姫島エリア
事件の主舞台となる離島。
- 八千代館:東国東郡姫島村松原、明治期の歴史的建造物。
- 姫島海水浴場:東国東郡姫島村、絶景のビーチ。
- 観音崎:東国東郡姫島村、絶景の岬。
- 姫島港:東国東郡姫島村、本土からの玄関口。
- 海人集会所:東国東郡姫島村、漁師の集会所。
湯布院・玖珠エリア
大分県の名湯。
- 日出生台(ひじゅうだい):玖珠郡玖珠町、高原。
- Cafe la Ruche:由布市湯布院町、湯布院のカフェ。
- 金鱗湖:由布市湯布院町、湯布院のシンボル。
- 山のホテル夢想園:由布市湯布院町、湯布院の名旅館。
中津・耶馬渓・宇佐エリア
耶馬渓の絶景。
杵築・臼杵・東京シーン
大分県内と東京。
聖地巡礼のおすすめルート
姫島ミステリールート
姫島港に上陸後、八千代館と観音崎を巡り、姫島海水浴場で絶景を堪能する離島周遊コース。
湯布院温泉ルート
金鱗湖を散策し、山のホテル夢想園で湯布院の名湯を堪能する、王道の温泉旅。
耶馬渓・杵築歴史ルート
羅漢寺と奥耶馬渓で奇岩と紅葉を満喫し、大原邸で城下町杵築を散策する歴史コース。
視聴者の声・評判
評価スコア
浅見光彦シリーズ屈指の九州ロケ作品として評価が高く、姫島という珍しいロケ地と、湯布院・耶馬渓・杵築の名所巡りで大分県観光プロモーションにも貢献した一作です。
好評だったポイント
「姫島の風景が珍しくて素晴らしい」「湯布院・金鱗湖の景色が美しい」「羅漢寺の奇岩がドラマチック」「沢村一樹の浅見光彦が魅力的」「親子の絆に泣ける」「大分県の観光地巡りができる」といった声が寄せられ、シリーズ屈指の九州旅情ミステリーとして愛されています。