作品紹介
『耳なし芳一からの手紙』は2008年TBS系で放送された土曜サスペンスドラマで、内田康夫原作・浅見光彦シリーズ第28弾。主演は中村俊介(浅見光彦役)、共演に松本莉緒(池宮果奈役)など。原作は内田康夫の同名小説(角川書店)。タイトルの「耳なし芳一」は壇ノ浦と平家物語ゆかりの怪談として有名な小泉八雲『怪談』所収の物語で、本作はその伝説と現代の連続殺人事件を結びつけた本格旅情ミステリー。下関を主舞台に、関門海峡・赤間神宮・壇ノ浦古戦場・巌流島・角島大橋・功山寺など、山口県下関と門司の名所がフル登場する贅沢なロケが見どころです。
ルポライターの浅見光彦(中村俊介)は、歴史探訪と観光スポットの取材で山口県の下関を訪れます。帰途につく高速バスの車中で、浅見は池宮果奈(松本莉緒)という女性と出会います。穏やかな旅路と思われた矢先、車中で年老いた古老が突然崩れ落ちて死亡――急性心不全に見せかけた毒殺でした。古老の名は永野仁一郎、永仁産業の元社長。所持品には「耳なし芳一」の五文字が書かれた封書があり、中には「火の山で逢おう」と書かれた便箋が入っていました。
謎の差出人「耳なし芳一」とは何者か。「火の山」とは下関の名所・火の山公園を指すのか、それとも別の意味があるのか――浅見は事件の謎を追って下関に舞い戻り、平家物語ゆかりの赤間神宮・壇ノ浦古戦場、長府の城下町、関門海峡を望む火の山、巌流島、角島大橋、神宮外苑など、東京と下関を行き来しながら真相に迫ります。源平合戦・武蔵小次郎・耳なし芳一――歴史と怪談が交差する重厚な背景を持つ、シリーズ屈指の文学的な旅情ミステリーです。
話題になったポイント
怪談「耳なし芳一」と平家物語の伝説
小泉八雲『怪談』所収の名作「耳なし芳一」――壇ノ浦で滅んだ平家の亡霊と、琵琶法師・芳一の物語を、現代の連続殺人事件のモチーフに据えた斬新な構成。怪談ファン・歴史ファンにとって二重に楽しめる本格ミステリーです。
下関・関門海峡フルロケ
赤間神宮(平家ゆかり)、壇ノ浦古戦場、火の山公園、唐戸市場、巌流島、長府の城下町、角島大橋、功山寺など、下関と門司の名所をフル活用したロケ。山口県観光ガイドとしても価値の高い作品です。
角島大橋の絶景登場
「日本一美しい橋」と称される下関市豊北町の角島大橋がドラマに登場。エメラルドグリーンの海を渡る絶景の橋がドラマチックな映像を生み、聖地巡礼の名所となりました。
ロケ地ガイド
下関中心・関門海峡エリア
平家物語と幕末ゆかりの地。
- 壇ノ浦古戦場:下関市みもすそ川町、源平合戦の終結の地。
- 赤間神宮:下関市阿弥陀寺町、安徳天皇を祀る平家ゆかりの神社。
- 唐戸市場沿いのウッドデッキ:下関市阿弥陀寺町。
- 彦島道路ナイスビューパーク:下関市彦島迫町6丁目。
- 下関警察署:下関市細江町2丁目。
- カモンワーフ:下関市唐戸町、関門海峡の観光スポット。
- 火の山:下関市大字前田、関門海峡を望む名所。
- 巌流島:下関市大字彦島、宮本武蔵×佐々木小次郎決闘の地。
長府城下町エリア
長府毛利氏の城下町。
下関豊田・豊北・角島エリア
下関の絶景スポット。
- 一の俣温泉グランドホテル:下関市豊田町。
- 角島大橋:下関市豊北町大字角島、日本一美しい橋。
- 角島港:下関市豊北町大字角島。
- 大浜海岸:下関市豊北町大字角島、エメラルドグリーンの海。
- 夢ケ崎:下関市豊北町大字角島。
北九州・東京シーン
関連シーン。
- 和布刈公園:北九州市門司区、関門海峡を望む公園。
- 一軒家:大田区田園調布5丁目。
- 神宮外苑のイチョウ並木:港区北青山1丁目。
聖地巡礼のおすすめルート
関門海峡・平家物語ルート
壇ノ浦古戦場から赤間神宮を参拝し、火の山から関門海峡を一望する、平家物語の終焉の地巡りコース。
長府城下町散策ルート
功山寺から古江小路、長府庭園を巡り、横枕小路を歩く、城下町長府の歴史散策。
角島・絶景ドライブルート
角島大橋を渡って大浜海岸のエメラルドグリーンを満喫、夢ケ崎と角島港を巡る絶景ドライブコース。
視聴者の声・評判
評価スコア
浅見光彦シリーズ屈指の山口県ロケ作品として評価が高く、関門海峡と角島大橋の絶景、平家物語と耳なし芳一伝説の文学的厚みで、内田康夫ファンから屈指の支持を集めています。
好評だったポイント
「角島大橋の絶景に圧倒される」「赤間神宮と壇ノ浦の歴史の重み」「耳なし芳一伝説の使い方が秀逸」「中村俊介の浅見光彦が爽やか」「長府城下町の風情がよい」「下関の名所が一気に楽しめる」――歴史と怪談と絶景が融合した、シリーズの傑作旅情ミステリーとして愛されています。