作品紹介
『浅見光彦シリーズ26 津和野殺人事件』は2008年にTBS系「月曜ゴールデン」枠で放送された2時間サスペンスです。主演は沢村一樹、共演は加藤治子、村田雄浩、加藤夏希、いしのようこ、村井邦男ら。原作は内田康夫の同名小説で、島根県津和野と山口県萩を舞台にした名家絡みの連続殺人事件を、浅見光彦が推理していく王道のご当地ミステリー。
浅見光彦(沢村一樹)の母・雪江(加藤治子)が巣鴨の霊園で男性の遺体を発見。亡くなっていたのは島根県津和野の名家・朱鷺家の長老・朱鷺勝蔵でした。勝蔵が倒れていたのは神津家の墓の前——。直後、神津家の血縁者・神津洋二が津和野の池で遺体として発見され、事件は津和野・萩の両地を巻き込んでいきます。旅の途中で浅見は母娘の樋口久美・実加代と知り合い、実加代が持つ"一度も行ったことのない太皷谷稲成神社の記憶"をきっかけに、朱鷺家と樋口家に絡む数十年越しの因縁に迫っていきます。
山陰の小京都・津和野の風情ある町並み、赤い鳥居が連続する太皷谷稲成神社、萩城跡、松蔭神社、ホルンフェルス断層など、津和野+萩の主要観光地をふんだんに活用した豪華ロケが特徴。地方の名家と家族の呪縛を描く、浅見光彦シリーズらしい重厚な一作です。
話題になったポイント
太皷谷稲成神社の千本鳥居
島根県津和野の象徴・太皷谷稲成神社の赤い鳥居トンネルが印象的に映像化。日本屈指のフォトジェニックな神社として、ドラマ後に観光客が増加するきっかけとなりました。
津和野と萩の二大観光地ロケ
山陰の小京都・津和野と、幕末維新の町・萩という、日本海側の二大歴史観光地をダブルで使う贅沢なロケ。観光ドラマとしても高い価値を持ちます。
加藤治子の雪江で物語が動く
浅見光彦シリーズお馴染み、浅見の母・雪江(加藤治子)が事件の発端を作るという展開。母親の目線から始まる物語構造が、シリーズらしい暖かみを与えています。
ロケ地ガイド
津和野・山陰の小京都
津和野の街並みと神社は、島根県津和野町の定番観光スポットで撮影されました。
- 太皷谷稲成神社:赤い鳥居のトンネル神社
- JR山口線 津和野駅:浅見たちの下車駅
- 鷺舞の像:鷺舞の像のある公園
- 殿町通り:鯉のいる風情ある町並み
- 津和野町伝統文化館:鷺舞の場所
- 津和野川の新橋:浅見の歩いた川沿いの道
- 津和野大鳥居:赤い大鳥居
- 津和野城跡:樋口実加代の祖父との会話場所
萩・幕末維新の町
萩の観光地は、維新の歴史と情緒ある景観で浅見光彦の推理を支えます。
- 長府毛利邸:朱鷺家
- 陶芸の村公園:萩市の全景が見える丘
- 菊屋家住宅:萩市内の風情
- 萩の平安古の町並み:土塀のある風景
- 木戸孝允誕生地:浅見の訪問先
- 松蔭神社:浅見の訪問先
- 萩城跡(指月公園):朱鷺慶四郎との対話
- 萩の宿ともえ常茂恵:浅見の宿泊宿
日本海側の絶景と事件現場
物語のクライマックスを支える日本海側の絶景ロケ。
- ホルンフェルス断層:朱鷺慶四郎と紀江の岩場
- 旧梅光学院大学梅ヶ峠キャンパス:シスターの教会
- 橋本川の河川公園:浅見と雪恵の川沿い散歩
聖地巡礼のおすすめルート
津和野半日ルート
JR津和野駅→殿町通り→太皷谷稲成神社→津和野城跡と、山陰の小京都を巡る半日コース。赤い鳥居トンネルは写真映えスポットです。
萩幕末維新1日ルート
松蔭神社→木戸孝允誕生地→萩城跡(指月公園)→菊屋家住宅→萩の宿ともえ常茂恵と、萩市内の主要観光を巡る1日コース。
視聴者の声・評判
評価スコア
浅見光彦シリーズの秀作として長く支持されており、津和野の観光PRとしても価値の高い作品として位置づけられます。
好評だったポイント
沢見一樹の爽やかな浅見像、加藤治子の雪江の品格、太皷谷稲成神社の赤い千本鳥居の映像美、津和野・萩のダブルご当地取材。ご当地ミステリーの王道を堪能できる一作です。