作品紹介
映画『バッテリー』は、2007年3月10日に全国東宝系で公開された日本映画です。あさのあつこの累計380万部を突破した同名小説(児童文学)を原作に、『おくりびと』『陰陽師』の滝田洋二郎が監督。主演の原田巧役を林遣都、相棒の永倉豪役を山田健太、その他、岸谷五朗、天海祐希、菅原文太、上原美佐などの豪華キャストが集結しました。
原田巧は中学入学を控えた春休み、岡山県の田舎町・新田市に家族で引っ越してくる。ピッチャーとしての才能に絶大な自信を持ち、孤独な面を持つ巧。新田中学校で同級生の永倉豪と出会い、豪は巧の球を受けることに熱望する。ところが、新田中学野球部は監督の支配下に置かれた「徹底した管理野球」。自分を貫くため監督に歯向かい衝突していく巧と、その姿に惹かれる同級生・矢島繭。やがて巧と豪の技術格差が表面化し、豪はバッテリー解消を口にする——。
原作はあさのあつこ自身が住む岡山県美作市周辺がモデル。映画化にあたっても、美作市・高梁市など岡山県内でのロケが敢行され、地元の風景がスクリーンを彩りました。Filmarks平均★3.6、児童文学の映画化として高い評価を得ています。
話題になったポイント
累計380万部の児童文学映画化
あさのあつこの代表作『バッテリー』全6巻+外伝の累計発行部数は380万部。NHKでアニメ化、2009年にテレビドラマ化もされた人気作の本格映画化として、原作ファンが注目しました。
林遣都・山田健太のW主演
当時無名だった林遣都が原田巧役で本格デビュー。山田健太の永倉豪と組むバッテリーの空気感が原作通りと評判を呼びました。林遣都は本作で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しました。
岡山・美作の田舎町ロケ
原作者・あさのあつこの地元、岡山県美作市の風景がそのまま「新田市」として登場。地元の風景を最大限に活かした映画化となり、美作市は今でも『バッテリー』ファンの巡礼地となっています。
ロケ地ガイド
岡山・美作シーン
原田家が引っ越してくる新田市のモデル。あさのあつこ自身の地元です。
- 住宅:美作市古町、原田家のロケ地。
- 高岡屋書店:古町の商店として登場。
- 川沿いの道、道路、坂道:美作市の田舎道シーン。
- 美作市総合運動公園 美作野球場:野球部の試合シーン。
- 梶並川の人道橋、梶並川の栄橋:美作の川沿いシーン。
- 大山展望台:美作市巨勢の展望台。
- JR姫新線美作江見駅:列車到着シーン。
- 美作中学校:新田中学校のモデル。
千葉・神奈川シーン
千葉県・神奈川県でも一部撮影。
- 富山中学校:千葉県南房総市合戸の中学校。
- 成東八幡神社:千葉県山武市の神社。
- かわな理容室:千葉県鋸南町保田の理容室。
- 三芳病院、三芳中学校:千葉県南房総市の病院・中学校。
- 小櫃スポーツ広場:千葉県君津市末吉の運動場。
- みちの駅 富楽里とみやま:千葉県南房総市の道の駅。
- 中井中央公園:神奈川県中井町の公園。
- 秦野アイス工房プラート、まほろば大橋:神奈川県秦野市のシーン。
- つきみ野バッティングセンター:神奈川県大和市のバッティング練習場。
聖地巡礼のおすすめルート
岡山・美作 原作者の故郷ルート
岡山県美作市のJR姫新線美作江見駅から美作中学校、原田家、美作市総合運動公園 美作野球場、梶並川の栄橋を巡れば、原作者あさのあつこの故郷であり、原田巧と永倉豪のバッテリーが生まれた聖地を一日で堪能できます。岡山県観光連盟も「映画『バッテリー』×岡山ロケ地」特集を公開しています。
千葉・南房総ルート
富山中学校、三芳病院、道の駅 富楽里とみやまを巡れば、南房総のもう一つの『バッテリー』の風景を辿れます。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarks平均★3.6。林遣都の日本アカデミー賞新人俳優賞受賞作として、また児童文学映画化の成功例として評価されています。原作ファン・野球ファン双方から支持を集めました。
好評だったポイント
「林遣都の巧が原作通り」「天海祐希の母役が良い」「美作の風景が美しい」「監督・部員との衝突が痛々しいほどリアル」「原作の空気感が忠実に再現されている」「子どもにも見せたい青春映画」といった感想が寄せられ、原作小説と並んで愛され続けるスポーツ青春映画の名作です。