作品紹介
『僕だけがいない街』は、三部けいによる人気漫画(ヤングエース連載・全9巻)を実写映画化したサスペンス・ヒューマンドラマで、2016年3月19日に劇場公開されました。藤原竜也と有村架純の初共演で話題を呼び、全国3000店の書店員が選ぶ「コレ読んで漫画RANKING」第1位の原作を実写化した本格ミステリーです。
売れない漫画家・藤沼悟(藤原竜也)は、事件や事故を直前に防ぐまで時間が巻き戻る"リバイバル"という現象に襲われる。ある日、母親が何者かに殺害され、バイト仲間の片桐愛梨(有村架純)にまで命の危険が及ぶ。容疑者として警察に追われる悟は、リバイバルによって18年前の小学生時代へと戻り、当時起きた連続誘拐殺人事件と母親の死の真相に立ち向かっていく――。同級生・雛月加代を救うため、悟は過去と現在を行き来しながら犯人を追う。
監督は『ROOKIES-卒業-』『海猿』の平川雄一朗。ロケ地は厚木の相模川、長野県上伊那郡(伊那小学校)、千葉県船橋市、岡谷市のスケート場まで広く、雪降る街と河原の対比が美しい映像が印象的。Filmarks平均★3.2点(53,501件)。藤原竜也の熱演と子役の演技、リバイバルというSF的要素を青春サスペンスに昇華した佳作として評価されています。
話題になったポイント
藤原竜也×有村架純の初共演
本作で初めてW主演を務めた藤原竜也と有村架純。藤原竜也の演じる悟が、過去と現在を行き来する複雑な役柄を熱演。有村架純は当時22歳で、悟を支えるバイト仲間・愛梨役を瑞々しく演じました。
"リバイバル"のSFサスペンス
原作の特徴的な設定"リバイバル"(時間が事件直前まで巻き戻る現象)を映画でも忠実に再現。SFサスペンスと青春ヒューマンドラマを融合させた構成が、原作ファンと初見の観客双方に響きました。
長野・伊那小学校の雪景色
1988年の小学生時代パートの舞台となった長野県伊那市の伊那小学校。雪の積もる小学校・通学路の風景は、本作の最も美しい映像の一つとして語り継がれています。
ロケ地ガイド
長野・1988年の過去シーン
悟の小学生時代、雛月加代との物語の舞台。
- 伊那市立伊那小学校:長野県伊那市山寺、美琴小学校(劇中名)のメインロケ地。
- 県道213号線:長野県上伊那郡宮田村、1989年にリバイバルした悟が歩いた道。
- 岡谷市やまびこ国際スケートセンター:長野県岡谷市内山、八代学のカーリングシーン。
千葉・船橋エリア
悟と片桐愛梨の青春シーン、犯人を追うクライマックスシーン。
- アパート:千葉県船橋市湊町3丁目、悟と母・佐和子のアパート。
- 浜町橋:千葉県船橋市浜町1丁目、悟と愛梨が話しながら渡った赤い橋。
- 湊橋:千葉県船橋市湊町1丁目、愛梨が佇んでいた橋。
- 道路:千葉県船橋市湊町3丁目、悟が犯人を追ったシーン。
- 京葉道路の高架下:千葉県船橋市湊町1丁目、愛梨が走るシーン。
- マンション:千葉県船橋市湊町2丁目、悟が八代学と対峙する屋上。
- 成田富里徳洲会病院:千葉県富里市日吉台1丁目、悟が入院した病院。
- BIGHOPガーデンモール印西:千葉県印西市原1丁目、佐和子が誘拐犯を目撃したショッピングモール。
神奈川・厚木エリア
本作のキービジュアルとなる相模川河原。
- 相模川の河原:神奈川県厚木市厚木町、よく出てくる橋の下の河川敷。
- 相模川の河原:神奈川県厚木市厚木、悟が澤田真に電話をかけた公衆電話。
- 湘南国際村センターのグリーンパーク:神奈川県三浦郡葉山町上山口、悟の墓のある墓地。
東京・茨城・埼玉
- マリノステリア:東京都江戸川区東葛西6丁目、バイト先「Oasi Pizza」。
- 交差点:茨城県笠間市笠間、リバイバルで交通事故を防いだ場所。
- 北区立中央図書館:東京都北区十条台1丁目、母・佐和子が事件を調べた図書館。
- 一軒家:東京都目黒区柿の木坂3丁目、片桐愛梨が叔母と住む家。
- 川口西公園:埼玉県川口市川口3丁目、夢の中で悟と愛梨がすれ違った場所。
聖地巡礼のおすすめルート
長野・小学生時代追体験コース
伊那小学校と県道213号線を訪ねて、悟と加代の物語の舞台へ。中央道・伊那ICから車で約20分。雪の積もる季節に訪れるとより本作の雰囲気を体感できます。
千葉・船橋クライマックスコース
JR船橋駅から徒歩・バスで浜町橋→湊橋→マンションを巡る半日コース。クライマックスの舞台を追体験できます。
神奈川・厚木の名シーン
相模川の河原は本作キービジュアルの場所。本厚木駅から徒歩約15分。河原の風景は撮影当時のまま残っています。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarks平均★3.2点(53,501件)。原作ファンの中には「映画は2時間に圧縮されすぎ」との不満もあるものの、初見の観客には「藤原竜也の熱演が見ごたえあり」「子役の演技が泣ける」と好評です。
好評だったポイント
「藤原竜也の熱演」「子役(雛月加代役)の演技」「相模川の河原の映像美」「リバイバルのSF設定」「過去と現在の対比」「サスペンスとして緊迫感がある」といった感想が多く、2010年代の漫画実写化作品として上位に位置づけられる佳作です。