作品紹介
『ぼくは麻理のなか』は2017年にFOD(フジテレビオンデマンド)で全12話配信され、同年10月17日から12月5日まで関東地上波でも放送されたインターネット先行配信ドラマ。原作は押見修造(『悪の華』『血の轍』の鬼才)の同名漫画(双葉社『月刊アクション』連載)。主演は池田エライザ(吉崎麻理役)と吉沢亮(小森功役)のW主演。共演に中村ゆりか(柿口依役)、高田夏帆、池田鉄洋、戸田菜穂、吹越満、芹澤興人など。Filmarks平均★3.4、レビュー数多数。「身体が入れ替わる」という設定を、押見修造らしい不安定な心理描写で描いた、深夜ドラマ屈指の異色青春ミステリー。千葉県木更津を主要ロケ地として活用した、木更津フィルムコミッションの代表的な作品です。
友人作りに失敗した冴えない大学生・小森功(吉沢亮)――ある朝目を覚ますと、自分が吉崎麻理(池田エライザ)という美少女になっていることに気づきます。麻理は、小森が行きつけのコンビニで度々遭遇していた女子高生で、小森が密かに「コンビニの天使」と呼んでいた憧れの存在。小森の心は麻理の身体の中に閉じ込められたまま、麻理本人は消えてしまっていました。
麻理の身体を持て余す小森でしたが、麻理のクラスメート・柿口依(中村ゆりか)に「あなたは麻理じゃない」と見抜かれます。功と依は、いなくなった麻理の本体を探すため行動を共にすることに。彼女の家庭環境、いじめ、心の闇――探っていくほどに浮かび上がる、麻理という女子高生の知られざる人生。やがて二人は、押見修造原作ならではの衝撃の真相にたどり着きます。木更津市真舟・請西・太田山公園・富士見通り・カフェ マコーラ・木更津朝日スタジオなど、千葉県木更津市の風景がフルに活用された、深夜ドラマの異色傑作です。
話題になったポイント
池田エライザ×吉沢亮のW主演
主演・池田エライザが「身体は麻理だが中身は男(小森)」という難役を、所作と表情で見事に演じ分け。一方、吉沢亮は鏡の中の小森(自分自身)として登場し、「他人の身体に入った男」の戸惑いを繊細に表現。この後ブレイクする両俳優の若き名演技として記憶されています。
押見修造原作の不穏な世界観
『悪の華』『血の轍』など、思春期の闇を描く名手・押見修造の漫画原作。「身体入れ替わり」という王道設定を、押見らしい不安定な心理描写と倫理的な揺らぎで描き直し、青春ミステリーの異色作として完成させました。
木更津フルロケ・千葉ドラマの代表作
木更津フィルムコミッションの全面協力で、木更津市の真舟・請西・太田山公園・東中央・木更津朝日スタジオなどでフルロケ。千葉県木更津の独特の風景と、登場人物の心の揺らぎが響き合う、地方ロケドラマの佳作となりました。
ロケ地ガイド
木更津・主舞台エリア
千葉県木更津の街並み。
- アパート:木更津市真舟4丁目、麻理(功)の住まい。
- アパート:木更津市請西3丁目。
- 太田山公園:木更津市太田2丁目、街を望む丘陵公園。
- 中島商店:木更津市久津間。
- 富士見通り:木更津市富士見町1丁目。
- 旧銀風堂木更津店:木更津市太田4丁目。
- カフェ マコーラ:木更津市東中央1丁目、おしゃれなカフェ。
- カラオケBanBan 木更津店:木更津市東中央1丁目。
- 道路:木更津市東中央1丁目。
- 夜カフェイタリアンカフカ前の道:木更津市東中央2丁目。
- 木更津かんらんしゃパーク「KISARAPIA」:木更津市金田東2丁目、観覧車のあるテーマパーク。
- 木更津朝日スタジオ:木更津市朝日1丁目、撮影スタジオ。
- 貯水池近くの道:木更津市請西東6丁目。
- 道路:木更津市請西南5丁目。
千葉県・房総エリア
関連ロケ地。
東京シーン
都内ロケ地。
- JR山手線の新宿大ガード:新宿区歌舞伎町1丁目。
聖地巡礼のおすすめルート
木更津東中央・カフェルート
カフェ マコーラでひと休みし、カラオケBanBanから夜カフェカフカ前の道を歩く、木更津のおしゃれエリア散策コース。
太田山公園・富士見通りルート
太田山公園で街を一望した後、富士見通りを歩く、木更津の街並み散策コース。
いすみ鉄道・房総ローカルルート
いすみ鉄道に乗って東総元駅へ、房総の田園風景を楽しむローカルコース。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarks平均★3.4。FOD配信から地上波放送に至った異色のドラマ。池田エライザ・吉沢亮の若き名演技と、押見修造原作の不穏な世界観が、深夜ドラマ通から高く支持されています。
好評だったポイント
「池田エライザの所作演技がすごい」「吉沢亮の繊細な戸惑い演技」「押見修造原作の独特な世界観」「中村ゆりかの依が好演」「木更津フルロケの風景」「身体入れ替わり設定の心理ミステリー」「終盤の衝撃の真相」――深夜配信ドラマの異色傑作として、原作ファン・俳優ファンから根強く支持されています。