作品紹介
『ブルドクター』は、2011年7月6日から9月14日まで日本テレビ系「水曜ドラマ」枠(毎週水曜22:00〜22:54)で放送された全11話の医療ミステリードラマです。主演は江角マキコ。脚本は橋部敦子が手がけました。
アメリカ留学から帰国した法医学者・大達珠実(江角マキコ)が、国立上都大学法医学教室の特任准教授に就任し、「解剖してみなければ正確な死因は分からない」という信念のもと、死因究明に情熱を注ぎます。捜査一課の刑事・釜津田知佳(石原さとみ)とぶつかり合いながらも、やがて協力して事件の真相を暴いていく姿を描いた作品です。平均視聴率13.1%、最終回は16.4%を記録しました。
話題になったポイント
江角マキコ×石原さとみの凸凹バディ
クールで理論派の法医学者・大達珠実と、熱血で行動派の刑事・釜津田知佳。正反対の性格を持つ二人が事件を通じて信頼関係を築いていく過程が物語の大きな見どころです。視聴者からは「犬猿の仲から生まれるやりとりが面白い」「優しい世界観のチームが魅力的」と好評を得ました。
法医学をテーマにした社会派ドラマ
日本における死因究明制度の課題に光を当てた作品としても注目されました。「日本では死因不明のまま処理される死亡が多い」という現実を背景に、法医学者の使命と葛藤をリアルに描いています。各話で扱われる事件は、一見自然死や事故死に見えるケースの中に隠された真実を暴くという構成で、一話完結の満足感とシリーズを通した人間ドラマの両立が図られています。
稲垣吾郎・志田未来ら豪華共演陣
上都大学法医学教室の教授・名倉潤之助役に稲垣吾郎、珠実の研究室に出入りする女子高生・武田美亜役に志田未来が出演。さらにブラザートム、小日向文世らベテラン俳優陣が脇を固め、重厚なアンサンブルキャストが作品の質を高めています。主題歌はCHARICEの「Far As The Sky」。
ロケ地ガイド
大学・病院エリア
- 東京都市大学横浜キャンパス:珠実が勤務する国立上都大学として撮影。法医学教室のシーンが多数撮影されました。
- 埼玉県立大学:同じく国立上都大学のロケ地として使用。広大なキャンパスの風景が印象的です。
- 茅ヶ崎市立病院:珠実の夫・大達高広が勤務する「育英会 関東医療センター」として登場しました。
- 帝京大学医学部附属病院:第4話で珠実と知佳が話をしていた病院の屋上シーンの撮影地です。
第1話の印象的なロケ地
- 成田国際空港第2ターミナル:物語の幕開け、珠実がアメリカ留学から帰国するシーンが撮影されました。
- 代々木大山公園:赤井がジョギング中に突然倒れる衝撃的なシーンのロケ地。物語が動き出す重要な場所です。
- 旧中川のもみじ大橋:珠実が渡っていた橋のシーンで使用されました。
事件現場・街並みエリア
- 府中市役所:警視庁武蔵警察署として登場。知佳が所属する警察署の外観として使用されました。
- 多摩中央公園:第3話で謎の整形美女の遺体が発見された公園として撮影。
- 下高井戸八幡神社:第4話で紺野瑠璃が倒れていた現場近くの神社です。
- 駿河台男坂:第8話で武田伸生が血を流して倒れていた階段下のシーンが撮影されました。
- 蒲田駅西口商店街:第6話の「かわはま商店街」として登場。下町の雰囲気が物語に彩りを添えています。
レストラン・カフェシーン
- カスピタ!新橋:第2話で知佳と名倉が食事をしていたレストラン。二人の関係性が垣間見えるシーンです。
- WINEHALL GLAMOUR:第5話で成海・藤村・八代が合コンをしていたレストラン。
- LAWRY'S THE PRIME RIB TOKYO:第8話で武田美亜が父・伸生を待っていたレストランとして登場。
- Side Door:第7話で知佳と名倉が食事をしたレストランです。
終盤の印象的なロケ地
- 東京国立博物館:第10話で縄文寺が登場する印象的な建物として使用されました。
- 東京ミッドタウン:第9話で美亜が伸生に電話をかけたシーンのロケ地。都会的な風景が印象的です。
- 多摩川の河原:最終話で知佳と珠実が訪れた河原。二人の絆を象徴するラストシーンのロケ地です。
聖地巡礼のおすすめルート
上都大学&武蔵署めぐりルート(半日コース)
埼玉県立大学で上都大学のキャンパスの雰囲気を味わったら、府中市役所(武蔵警察署)へ。珠実と知佳がぶつかり合った場所を巡ることで、ドラマの緊張感を追体験できます。近くの厚木市立南毛利小学校(つきみ小学校)にも足を延ばせば、珠実の息子・康介の日常シーンの舞台も楽しめます。
都心レストラン&名所めぐりルート(1日コース)
成田空港第2ターミナルからスタートし、都心へ移動。東京ミッドタウン、東京国立博物館といった名所を巡りながら、カスピタ!新橋やLAWRY'S THE PRIME RIB TOKYOなど劇中に登場したレストランでの食事を楽しむ贅沢なコースです。知佳と名倉の食事シーンに思いを馳せながら、ドラマの世界観を満喫できます。
視聴者の声・評判
評価スコア
ドラマレビューサイトFilmarksでは平均★3.6(5点満点)を獲得。「地味に面白い」「サントラが良い」といった評価が寄せられ、堅実な作りが支持されています。
好評だったポイント
「江角マキコと石原さとみの犬猿の仲のやりとりが最高」「法医学という切り口が新鮮で、毎回の死因の出し方に引き込まれた」「優しい世界観のチームが魅力的」といった感想が多く見られます。石原さとみ演じる釜津田知佳の「妹感」のあるキャラクターも人気で、「4年前より垢抜けて綺麗になった石原さとみが見られる」という声も。稲垣吾郎演じる名倉教授との対比も、作品に知的な奥行きを与えていると評価されています。全話二桁視聴率を達成した安定感のある作品として、法医学ドラマの佳作と位置づけられています。