作品紹介
『連続ドラマW 東野圭吾「分身」』は、東野圭吾の長編ミステリー小説を原作に、2012年2月から3月までWOWOW「連続ドラマW」枠で全5回にわたり放送されたサスペンスドラマです。長澤まさみが一人二役で主人公を演じ、自分と瓜二つの"もう一人の自分"の存在を知った女性が、生命工学の禁断の領域へと足を踏み入れていく圧巻のミステリーとして話題になりました。
札幌に住む女子大生・鞠子は、母から愛された記憶がなく、さらに母が火事で不審死した過去を抱えていた。出生の秘密を探り始めた鞠子は、自分と全く同じ顔の女性・双葉の存在を知る。彼女は単なる双子ではなく、まさに自分そのものだった——。東京で暮らす双葉もまた自分の存在に疑問を抱き始め、二人が出会うとき、生命工学が隠してきた禁断の真実が明らかになっていく。
長澤まさみは鞠子と双葉という対照的な二人を見事に演じ分け、勝地涼・臼田あさ美・伊武雅刀・佐野史郎ら実力派キャストが脇を固めた本作は、WOWOW連続ドラマWの骨太さを象徴する作品として高い評価を得ました。
話題になったポイント
長澤まさみの一人二役
札幌の女子大生・鞠子と、東京の双葉という全く異なる背景を持つ二人を長澤まさみが演じ分け、俳優としての表現幅を広げた代表作の一つとなりました。
東野圭吾ミステリーの骨格
"自分と同じ顔の人間"という謎から始まり、生命倫理・クローン・家族の秘密へと広がっていく東野圭吾ならではの重厚な構成が、WOWOWの尺感とマッチしました。
札幌・函館ロケの豊かさ
物語の北海道サイドを支えるため、札幌・函館・小樽の名所が多数ロケに使用され、北海道の美しい四季がサスペンスに叙情を添えました。
ロケ地ガイド
北海道エリア
鞠子のいる札幌・函館・小樽の風景が印象的に登場します。
- 函館港沿いの道:函館の海辺シーンで使用されました。
- 弥生坂通:函館の情緒ある坂道シーン。
- 弥生坂上の路地:函館の坂道の路地が印象的に登場。
- 函館山:函館の象徴的ランドマークです。
- 大通駅6番出入口:札幌の駅シーンに使用。
- JR函館本線函館駅:移動シーンで登場する駅。
- 小樽運河:小樽の象徴的な運河シーン。
- JR函館本線札幌駅:札幌のメインターミナルが登場。
- 大通公園:札幌の中心公園のシーンに使用されました。
関東エリア
双葉のいる東京側のロケも多彩なロケ地で撮影されました。
- 首都大学東京(旧東京都立大学):大学シーンで登場。
- 宇都宮大学:研究機関のシーンに使用。
- 松が峰教会:印象的な教会シーン。
- 渋谷駅:都会の象徴として登場。
- 横浜高速鉄道こどもの国線こどもの国駅:郊外シーンに使用。
- 皀角坂(さいかちざか):都心の坂道シーンで登場。
印象的な建物・施設
物語のサスペンス性を高める施設が印象的に使われました。
- 東洋軒:歴史ある洋食店が作品に登場します。
- 茨城県畜産センター:研究機関のシーンに活用。
- ジェシー・ジェイムス福生店:飲食店シーンで登場。
- 青山ラピュタガーデンAltomond:洗練された建物シーン。
- 赤松公園:情景シーンで使用されました。
- けやきひろば:街の情景として登場します。
聖地巡礼のおすすめルート
函館・小樽北海道ルート
函館山を起点に弥生坂通、JR函館本線函館駅、小樽運河まで巡れば、鞠子の世界を堪能できます。
札幌中心部ルート
JR函館本線札幌駅から大通駅6番出入口、大通公園を巡る札幌中心部ルートもおすすめです。
視聴者の声・評判
評価スコア
WOWOW連続ドラマWの中でも「原作の再現度が高い」「長澤まさみの一人二役が圧巻」と高評価。東野圭吾ミステリー映像化の成功例として記憶されています。
好評だったポイント
「サスペンスとしての緊張感が秀逸」「北海道ロケが美しい」「生命工学テーマの説得力がある」「長澤まさみの演技力が際立つ」といった声が多数寄せられました。