作品紹介
『毒島ゆり子のせきらら日記』は、2016年4月21日から6月23日までTBS系「金曜ドラマ」枠の深夜帯で放送された全10話の連続ドラマです。前田敦子のTBS連続ドラマ初主演作品で、永田正実の同名漫画を原作に、政治記者として懸命に働きながら奔放な恋愛を満喫する女性の壮絶な恋を描いた"深夜の昼ドラ"。脚本は矢島弘一、本作で第35回向田邦子賞を「ぶっちぎりの一等賞」として受賞した話題作です。
あけぼの新聞文化芸能部に勤める毒島ゆり子(前田敦子)は、政治家担当の番記者として奮闘しながら、私生活では複数の男性と同時に付き合う"超恋愛体質"の女性。長年の恋人・幅美登里(渡辺大知)、エリート政治記者・小津翔太(新井浩文)、大物政治家・黒田田助――三人の男との関係を続けながら、自分の本当の気持ちを見つめ直していく。永田町・国会議事堂前・赤坂・神田神保町・銀座など、政治と報道の中心街を舞台に、"せきらら"な恋と仕事の交錯が描かれます。
第35回向田邦子賞を受賞した矢島弘一の脚本は、池端俊策ら選考委員から「人間の本性をえぐる骨太さと、コメディとしての軽さが絶妙にバランスしている」と絶賛されました。前田敦子のAKB卒業後の代表作の一つで、"深夜ドラマの名作"として語り継がれている作品です。
話題になったポイント
前田敦子のTBS連ドラ初主演
AKB48卒業後、本作で前田敦子はTBS連続ドラマ初主演を務めました。アイドル時代のイメージを脱ぎ捨て、「奔放で複雑な大人の女性」を体現する熱演で、女優・前田敦子の評価を一段引き上げた転換点となる作品です。
第35回向田邦子賞「ぶっちぎりの一等賞」
脚本・矢島弘一が初めて手掛けた連続ドラマ脚本である本作で、第35回向田邦子賞を受賞。池端俊策ほかの選考委員から「ぶっちぎりの一等賞」「全員一致で決まった」と絶賛され、深夜ドラマとしては異例の評価を得ました。
政治と報道の世界をリアル描写
国会議事堂、衆議院第一議員会館、永田町など政治の中心地でロケを敢行。長野県自治研修所飯綱庁舎が国会議事堂の内部に、茨城県議会棟が議員会館の内部に使われるなど、政治取材の舞台裏をリアルに描写しました。
ロケ地ガイド
永田町・政治の中心地
毒島ゆり子の取材現場。
- 国会議事堂:東京都千代田区永田町1丁目、政治取材の舞台。
- 国会議事堂前の道:東京都千代田区永田町1丁目、第1話でゆり子が歩いた場所。
- 衆議院第一議員会館:東京都千代田区永田町2丁目、議員会館の外観。
- 長野県自治研修所飯綱庁舎:長野県長野市上ケ屋、国会議事堂の内部撮影。
- 茨城県議会棟:茨城県水戸市笠原町、議員会館の内部撮影。
赤坂・六本木・新橋エリア
政治家との会食・密会の舞台。
- フェリーク:東京都港区六本木3丁目、第2話で政治家たちと会食したクラブ。
- 道路:東京都港区赤坂3丁目、第2話に登場。
- 外堀通り:東京都港区赤坂3丁目、第2話で小津翔太から電話番号を貰った場所。
- 大衆酒場 竜ちゃん:東京都港区新橋3丁目、第4話で来夢を紹介された居酒屋。
- NAスポーツクラブA-1笹塚店:東京都渋谷区笹塚1丁目、野村新太郎のスポーツクラブ。
神保町・飯田橋エリア
新聞社や仕事のシーン。
- 道路:東京都千代田区神田神保町1丁目、第5話の中川尚太郎と黒田田助の車確認シーン。
- 道路:東京都千代田区神田神保町1丁目、第6話で来夢が告げたシーン。
- 日本橋川に架かる新三崎橋:東京都千代田区飯田橋3丁目、第3話で幅美登里が別れを告げた橋。
その他のシーン
- ティールーム城亜:神奈川県川崎市川崎区大師駅前1丁目、喫茶つみき(劇中名)。
- バーバーホンドウ:東京都台東区根岸3丁目、第2話で黒田田助の散髪を見ていた理髪店。
- 目黒鹿鳴館:東京都目黒区目黒1丁目、第3話のライブ会場。
- プラネアール上板橋スタジオ:東京都板橋区常盤台4丁目、第5話の「あずさ鮨」。
- 一軒家:東京都調布市深大寺東町4丁目、第7話で訪れた小津邸。
聖地巡礼のおすすめルート
永田町・政治取材コース
国会議事堂前駅を起点に国会議事堂→国会議事堂前の道→衆議院第一議員会館と巡る半日コース。毒島ゆり子の取材現場を体感できます。
赤坂・六本木の夜コース
フェリークと外堀通りを巡るルート。政治と恋が交錯する夜の街並みを歩けます。
視聴者の声・評判
評価スコア
第35回向田邦子賞「ぶっちぎりの一等賞」受賞作。深夜枠としては異例の高評価で、「前田敦子の代表作」「脚本が秀逸」「政治記者ものとしてリアル」と語り継がれています。
好評だったポイント
「前田敦子の脱皮的な演技」「矢島弘一脚本の人間描写」「政治取材の舞台裏が興味深い」「向田邦子賞の評価に納得」「深夜ドラマの隠れた名作」といった感想が並び、2010年代TBS深夜ドラマの代表作として記憶されています。