作品紹介
『バイプレイヤーズ〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜』は、2017年1月から4月までテレビ東京「ドラマ24」枠で放送された全12話の異色ドラマです。遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、寺島進、松重豊、光石研という日本を代表する6人の名脇役が本人役として出演するという前代未聞の企画で、脚本・メイン監督は松居大悟が務めました。
物語は、海外動画サイトの大型ドラマに6人がキャスティングされ、監督の指示で千葉県館山のシェアハウスで3か月間共同生活を送ることになるというフィクション設定。普段はドラマや映画を陰で支える名脇役たちが、本人役として素に近い姿を見せながら、時にぶつかり合い、時に笑いあう日々が描かれます。ヒロインには350人のオーディションから選ばれた新人・北香那が大抜擢されました。
バラエティとドラマの境界を越えた斬新な作風で2017年最大の話題作となり、ATP賞ドラマ部門優秀賞、東京ドラマアウォード2017連続ドラマ部門優秀賞を受賞するなど、高く評価されました。
話題になったポイント
6人の名脇役の本人役共演
普段は主役を支える脇役として知られる6人が、自分自身を演じるという企画そのものが前代未聞。素顔と演技の境目が曖昧な独特の空気感が、新鮮な笑いと感動を生みました。
館山シェアハウスの魅力
物語の舞台となる千葉県館山のシェアハウス「Cairns House」は、海を臨む開放的なロケーションで、作品のゆったりとした空気感を象徴する存在となりました。
大杉漣の遺作的存在
大杉漣がメインキャストとして参加し、その穏やかで温かな人柄が作品に深い味わいを与えました。その後の彼の早逝を受けて、バイプレイヤーズシリーズはより一層貴重な作品として語り継がれています。
ロケ地ガイド
館山・南房総エリア
作品の舞台となった千葉県館山市を中心とした南房総エリアは、作品の世界観そのものを形作る重要なロケ地群です。
- Cairns House:6人が共同生活を送るシェアハウスそのものとして登場する、作品の象徴的ロケ地です。
- リゾートホテル館山:物語の要所で使われる館山の老舗ホテルで、優雅な時間が流れます。
- 洲崎神社:館山の海を見渡せる由緒ある神社で、登場人物が思索にふけるシーンが撮影されました。
- 千葉県南総文化ホール:演劇シーンや公演場面に使われた、館山を代表する文化施設です。
- 西川名港:海の男たちとの交流シーンや、青い海を背景にした印象的なカットに登場します。
- 布良崎神社:富士山を望む絶景の神社で、作品の神秘的な空気を演出するシーンに使われました。
- 房総フラワーライン:館山の海岸線を走る花と海の道で、ドライブシーンや移動のカットに繰り返し登場しました。
千葉・東京湾アクセスエリア
東京から館山への移動や、物語のつなぎとなるシーンでは、東京湾エリアのロケ地も使われました。
- 東京湾フェリーターミナル:東京から館山への旅路を象徴する、海を渡る印象的なシーンの舞台です。
東京・本業エリア
俳優としての仕事場や打ち合わせシーンでは、東京の実在する関連施設が使われました。
聖地巡礼のおすすめルート
館山シェアハウス巡礼ルート
Cairns Houseを起点に、リゾートホテル館山、洲崎神社、房総フラワーラインを巡る王道コース。車があれば一日で館山の魅力とドラマの世界観を満喫できます。
南房総パワースポットルート
布良崎神社から西川名港、洲崎神社へと続く海辺のパワースポット巡り。絶景と信仰の歴史を感じられる、心が洗われる聖地巡礼です。
東京湾クロスルート
東京湾フェリーターミナルから海路で館山入りし、そのままシェアハウスを目指す旅路は、登場人物たちの移動をそのまま追体験できる特別なルートです。
視聴者の声・評判
評価スコア
放送当時「2017年最大の話題作」とも評された本作は、ATP賞ドラマ部門優秀賞、東京ドラマアウォード2017連続ドラマ部門優秀賞を受賞するなど、業界内外で極めて高い評価を獲得しました。続編ドラマや映画版も制作され、熱狂的なファンベースを築きました。
好評だったポイント
「名脇役たちの素の魅力が最高」「館山ののどかな風景に癒される」「大杉漣さんの笑顔が忘れられない」といった声が多く寄せられ、とりわけ大杉漣の存在は本作を語るうえで欠かせない要素として、多くのファンの心に刻まれています。脇役という立場に光を当てた企画の斬新さとともに、日本のテレビドラマ史に残る実験作として高く評価されています。