作品紹介
『カインとアベル』は、2016年10月から12月までフジテレビ系「月9」枠で放送されたヒューマンラブストーリーです。旧約聖書の兄弟の物語をモチーフに、大手デベロッパー「高田総合地所」を舞台として、父の愛を巡る兄弟の確執と成長を描きます。主演はHey! Say! JUMPの山田涼介で、月9初主演となりました。
幼い頃から成績優秀な兄・隆一(桐谷健太)ばかりに目をかける父・貴行(高嶋政伸)のもとで育った弟・優(山田涼介)。父に認められたい一心で仕事に邁進する優は、会社の創立記念パーティーで運命の女性・梓(倉科カナ)と出会います。しかし梓は兄・隆一の恋人だった――。仕事でも恋愛でも兄と対峙することになった優の葛藤と、兄弟が互いを認め合うまでの過程が丁寧に描かれています。
話題になったポイント
山田涼介の月9初主演と演技力
アイドルとしてだけでなく俳優としての実力を見せつけた山田涼介の演技が大きな話題に。「山田涼介の演技がよすぎて、ちょっと震えた」というファンの声が多数寄せられ、父に認められたいという切実な思いを体現した繊細な演技が高く評価されました。最終回のキスシーンではSNSが大沸騰しました。
「月9」枠の新たな挑戦
従来の月9といえば華やかなラブストーリーが定番でしたが、本作は兄弟の確執や家族の葛藤を軸にした硬派な作風に挑戦。視聴率は平均8.23%と苦戦しましたが、「隠れた名作」として配信での再評価が期待される作品です。重厚なストーリーは一気見に向いており、実際にリアルタイム視聴よりも配信での評価が高い傾向にあります。
桐谷健太・高嶋政伸の重厚な演技
兄・隆一を演じた桐谷健太の複雑な感情表現と、厳格な父を演じた高嶋政伸の存在感が作品に深みを与えました。3人の男たちの関係性の変化が物語の核となり、最終回では兄弟が海辺で本音をぶつけ合い絆を取り戻すシーンに「ハッピーエンドで良かった」と多くの視聴者が感動しました。
ロケ地ガイド
東京都心エリア
大手デベロッパーが舞台の本作にふさわしく、都心のオフィス街やホテルが数多く登場しています。
- テラススクエア:千代田区にある洗練されたオフィスビル。高田総合地所の関連シーンで登場し、都心のビジネスシーンを演出しています。
- 汐留シオサイト:近未来的な街並みが特徴の汐留エリア。デベロッパーの仕事に関連するシーンで使用され、不動産業界の華やかさを象徴しています。
- リーガロイヤルホテル東京:格式あるホテルでのパーティーシーンや重要な会合シーンで使用。高田家の上流社会を表現するロケーションとして効果的に使われました。
- ハイアットリージェンシー東京:新宿の高級ホテル。ビジネスミーティングや社交シーンの撮影に使用され、登場人物たちの華やかな世界を演出しています。
- 若洲海浜公園:東京湾を望む開放的な公園。登場人物たちの心情が大きく動くシーンで使われ、海と空の広がりが印象的な舞台となりました。
- よみうりランド:最終回近くのイルミネーションシーンで登場。「ジュエルミネーション」の幻想的な光の中で、優とひかりが過ごすロマンチックな場面が撮影されました。
神奈川県エリア
海沿いの美しいロケーションが、ドラマのクライマックスシーンに選ばれています。
- 海上自衛隊 田戸台分庁舎:横須賀市にある歴史的建造物。高田家の邸宅や重要な場面の撮影に使用され、格式ある雰囲気が物語に重厚感を与えています。
- 佐島マリーナ:三浦半島西岸のマリーナ。海を背景にしたシーンで使用され、優と梓の関係性を象徴するようなロマンチックな景色が広がります。
- 湘南国際村センター:葉山町にある研修施設。会社の会議やイベントシーンの撮影に使用されました。三浦半島の高台に位置し、見晴らしの良いロケーションです。
千葉県エリア
大学キャンパスのシーンが千葉県で撮影されました。
- 神田外語大学:千葉市にある大学キャンパス。広々としたモダンな校舎が、ドラマの中の大学や施設のシーンとして使用されました。
聖地巡礼のおすすめルート
東京・デベロッパーの街巡りコース(半日)
テラススクエアからスタートし、丸の内・大手町エリアのビジネス街を散策。その後、汐留シオサイトの近未来的な街並みを楽しみ、リーガロイヤルホテル東京やハイアットリージェンシー東京のラウンジでドラマの上流社会の雰囲気を味わうコースです。
三浦半島・海辺のドラマチックコース(1日)
横須賀の田戸台分庁舎エリアからスタートし、三浦半島の海岸線を南下して佐島マリーナへ。兄弟が本音をぶつけ合った海辺の雰囲気を体感できます。湘南国際村センターにも立ち寄って、三浦半島の絶景を堪能してください。
よみうりランド・イルミネーションコース(夜)
冬季限定のジュエルミネーション開催時期に合わせて訪れるのがおすすめ。ドラマで優とひかりが過ごした幻想的な光の空間を体験できます。夕方から出かけて、イルミネーションを満喫しましょう。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでは75件のレビューで平均スコア★3.4を記録。平均視聴率は8.23%でしたが、配信時代の今こそ再評価されるべき作品との声があります。
好評だったポイント
「山田涼介の演技力に驚いた。アイドルの枠を超えている」「兄弟の確執がリアルで、最後に和解するシーンは本当に泣けた」「月9らしくない硬派な作品だけど、だからこそ見応えがある」といった評価が目立ちます。視聴率こそ振るいませんでしたが、「隠れた名作」として根強いファンを持つ作品です。特に最終回の兄弟の海辺のシーンと、山田涼介のキスシーンは大きな反響を呼びました。