作品紹介
『結婚相手は抽選で』は2018年10月から11月まで東海テレビ制作・フジテレビ系「オトナの土ドラ」枠で放送された、野村周平・高梨臨主演の社会派ヒューマンドラマ。垣谷美雨の同名小説を原作に、少子化対策として政府が「抽選見合い結婚法」を施行したという近未来日本を舞台に、抽選で結婚相手を指定されてしまう男女たちの葛藤を描きました。第56回ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞&11月月間賞を獲得した高評価作です。
主人公・宮坂龍彦(野村周平)は女性にモテないオタク系サラリーマン。一方で、結婚への焦りを感じる冬村奈々(高梨臨)。政府が突然発表した「抽選見合い結婚法」によって、二人の運命は大きく揺さぶられます。"強制見合い"という設定が投げかける自由・選択・幸福の定義という現代的テーマを、コメディのテンポで描きながらも深く問いかける骨太な脚本で、放送当時ネット上の議論を呼んだ社会派ドラマです。
話題になったポイント
"強制見合い"という近未来設定
少子化対策として政府が国民に結婚相手を抽選で指定するという突拍子もない設定が、現代日本の結婚・出産・自由への問題提起になっている点が大きな話題に。政治的にも倫理的にも揺さぶりをかける脚本が評価されました。
第56回ギャラクシー賞優秀賞
放送終了後、ギャラクシー賞テレビ部門11月月間賞に加え、年間の優秀賞をダブル受賞。深夜ドラマ枠としては極めて高い評価を得ました。
若村麻由美演じる大臣の存在感
抽選結婚法を推し進める小野寺由紀子大臣を演じた若村麻由美の冷徹な佇まいが話題に。ドラマの核にあたる政治的圧力を象徴するキャラクターとして、視聴者の記憶に強く残りました。
ロケ地ガイド
東京都・龍彦の生活圏と仕事場
オタク系サラリーマン・龍彦が暮らす都心と、職場周辺。
- カスピタ!新橋:第1話の昼食レストラン
- JR新橋駅西側SL広場:法案可決の号外が配られた場所
- 品川駅前港南ビル:大臣会見が映し出された大型ビジョン
- レストランfany:龍彦とお見合い相手のレストラン
- カスピタ!東京:第1話の相席居酒屋
- スーツセレクト新宿店:第2話でスーツを買った店
奈々・好美の生活圏
冬村奈々のラジオ局や鈴掛好美のデートシーンが展開する東京の街角。
- 浜離宮パークサイドプレイス:奈々の勤めるラジオ局
- ASADOR EL CIELO:奈々と嵐望がよく行くレストラン
- 四谷見附橋:第3話で好美と遠山明夫が待ち合わせた場所
- お好み焼きみかづき:第3話のお好み焼き屋
- 四丁目酒場:第3話の居酒屋
物語のクライマックスを彩る場所
- 座間市役所:日本政府主催の抽選見合い会場
- 豊洲公園:第2話で龍彦と不動怜子が歩いた水辺
- 汐留シオサイト:第4話で春川が電話していた通り
- 御殿場市民会館:最終話の集会ホール
- 岩井袋第一コミュニティセンター:好美が赴任した診療所
- グランパークタワー:小野寺大臣の会見場
聖地巡礼のおすすめルート
新橋・汐留サラリーマンコース
JR新橋駅西側SL広場からカスピタ!新橋、カスピタ!東京、汐留シオサイトを徒歩で結ぶ、龍彦の日常ルート。第1〜4話の主要シーンを半日で巡れます。
浜離宮・豊洲ラジオ局コース
浜離宮パークサイドプレイス〜豊洲公園〜有明・品川シーズンテラスと湾岸を歩くコース。奈々と嵐望のデートルートを再現できます。
視聴者の声・評判
評価スコア
ギャラクシー賞優秀賞受賞作。"オトナの土ドラ"枠らしい深夜の社会派ドラマとして、放送後もSNSで議論が続いた作品です。
好評だったポイント
「結婚とは何かを真正面から問う設定」「野村周平の等身大の演技が沁みる」「若村麻由美の大臣像が怖いほど魅力的」などの声が代表的。ラブコメのテイストで入ってきた視聴者も気づけば現代日本の根源的問題について考えさせられる、知的な刺激に満ちた一本です。