作品紹介
『アットホーム・ダッド』は、2004年4月13日から6月29日まで毎週火曜22時のフジテレビ系「火曜22時」枠で放送された全12話のホームドラマ。主演は阿部寛、共演に和久井映見、市川染五郎(現・松本幸四郎)、菊川怜、坂井真紀ら豪華キャストが揃いました。関西テレビとMMJ(メディアミックス・ジャパン)の制作で、平均視聴率16.9%という高視聴率を記録、阿部寛のホームドラマ路線を決定づけた話題作です。
大手広告会社「グローバル広告」のCMディレクター・山村和之(阿部寛)は、「男は仕事、女は家庭」が信条の典型的な亭主関白タイプ。妻・美紀(和久井映見)と娘・理絵と幸せに暮らし、念願のマイホームも手に入れたが、突然のリストラで人生が一変する。代わって美紀が出版社に再就職、和之は専業主夫としての日々を送ることに——。ご近所のママ友や、隣人の杉尾家(市川染五郎・菊川怜)との交流を通じて、家族・夫婦・育児の意味を問い直すコミカルかつ感動的なホームドラマです。
横浜市瀬谷区の住宅地「マークスプリングス」を主要ロケ地に、東京と神奈川を舞台にした撮影が好評を博し、放送後にはスペシャルドラマも制作されました。「コメディでありながら考えさせられる」「阿部寛の演技が光る」「悪い人がいない安心ドラマ」と現在まで愛され続ける名作です。
話題になったポイント
阿部寛の専業主夫役という新境地
長身ハンサムで「男らしさ」のイメージが強かった阿部寛が、エプロン姿で炊事・洗濯に奮闘する姿が反響を呼びました。コメディタッチの演技で本作以降、阿部寛のホームドラマ路線(『結婚できない男』など)が確立されたターニングポイント作です。
"夫婦逆転"テーマの先進性
2004年当時、まだ「専業主夫」という言葉が一般的でなかった時代に、男性が家事・育児を担う家族の形を肯定的に描いた先進性。20年後の現在も色褪せないジェンダーテーマを扱った社会派ホームドラマとして再評価されています。
マークスプリングス団地のリアル感
神奈川県横浜市瀬谷区の実在する住宅地「マークスプリングス」を主要ロケ地に、ご近所付き合い・ママ友コミュニティのリアルな描写が話題に。視聴者が自分の街と重ねて見られる身近さが好評でした。
ロケ地ガイド
マークスプリングス(神奈川・物語の舞台)
山村家・杉尾家のあるご近所コミュニティ。
- マークスプリングス:横浜市瀬谷区、山村和之と美紀が住む家、杉尾優介と笙子が住む家のロケ地。
- マークスプリングスの公園:山村家や杉尾家の近くにある公園。
- マークスプリングス:山村家や杉尾家のある街全体のシーン。
東京・職場と日常シーン
和之の元職場や美紀の新しい職場周辺。
- 品川イーストワンタワー:港区港南、和之が勤めていた「グローバル広告」。
- MAR'S南青山ビル:港区南青山、杉尾笙子が経営する人材派遣会社。
- 白寿生科学研究所:渋谷区東、美紀が勤める「ウインザー出版」。
- 町田市光幼稚園:町田市、子供たちが通う「ひかり幼稚園」。
- カルフール南町田店:町田市鶴間、よく出てくるスーパー。
- ルネサンス早稲田:新宿区西早稲田、大沢健児が勤務するスポーツクラブ。
スペシャル版シーン
2004年9月放送のスペシャルドラマで登場するロケ地。
- 歌舞伎座:中央区銀座、麻生光江が美紀に電話した場所。
- サンケイビル:千代田区大手町、和之が面接に訪れた「大日本広告」。
- YKK R&Dセンター:黒部市、美紀と上田聡がタイアップに訪れた「インフィニティインテリア」。
- 新宿住友ビル:新宿区西新宿、美紀が和之に電話していた新宿新都心。
- Dexee cafe&dining:港区六本木、和之が主婦たちと話していたカフェ。
- 都筑区役所:横浜市都筑区、健児が離婚届を取りに行った第二庁舎。
- 東京国際交流館:江東区青海、和之が講演をした場所。
聖地巡礼のおすすめルート
マークスプリングス山村家ルート
マークスプリングスを起点に、マークスプリングスの公園を巡れば、山村家・杉尾家の世界観を体感できます。横浜市瀬谷区まで足を延ばす聖地巡礼の王道コース。
東京ビジネスマン和之ルート
品川イーストワンタワーからMAR'S南青山ビル、白寿生科学研究所を巡る東京編。和之の元職場と美紀の新職場を辿れます。
視聴者の声・評判
評価スコア
2004年放送時、平均視聴率16.9%という高視聴率を記録。Filmarksでもレビュー数4853件で平均★3.9という高評価を獲得しています。
好評だったポイント
「コメディでありながら考えさせられる」「阿部寛の演技が生きる」「登場人物に悪い人がいない」「誰からも愛される作品」「専業主夫テーマが今でも新鮮」「家族の意味を問い直せる」と現在まで支持され、阿部寛の代表作の一つとしてホームドラマ史に残る名作です。