作品紹介
『大貧乏』は、2017年1月から3月までフジテレビ系「日曜21時枠」で全10話が放送されたヒューマンドラマです。小雪が無一文のシングルマザー・七草ゆず子を主演で熱演し、伊藤淳史がエリート弁護士・柿原新一を演じました。貧乏でもたくましく生きるシングルマザーが、不正に立ち向かう痛快なサクセスストーリーです。
七草ゆず子は8歳の息子と6歳の娘を持つシングルマザー。年下の夫に裏切られ、勤めていた人材派遣会社「DOH」が突然倒産し、収入も貯蓄もすべて失ってしまいます。まさに「大貧乏」状態に陥ったゆず子のもとに、高校時代の同級生であるエリート弁護士・柿原新一が現れます。
会社倒産の裏に不正があったことを知ったゆず子は、子どもたちを守るために柿原とともに巨大な陰謀に立ち向かう決意をします。成田凌、滝藤賢一、奥田瑛二といった実力派キャストが脇を固め、お金がなくても明るく前向きに生きる母親の姿が描かれました。主題歌はSOLIDEMOが担当しています。
話題になったポイント
小雪のシングルマザー役への挑戦
クールビューティーのイメージが強い小雪が、お金に困って奮闘するシングルマザーを体当たりで演じたことが注目されました。高級感のある美貌とは対照的な「大貧乏」設定のギャップが話題を呼び、母親としての力強さと温かさを表現した新境地の演技が見どころとなりました。
伊藤淳史のエリート弁護士役
「ちびノリダー」として親しまれてきた伊藤淳史がエリート弁護士役を演じるキャスティングも話題に。小雪とのコンビは身長差も含めて視覚的にインパクトがあり、「意外だけど面白い組み合わせ」として視聴者の間で議論を呼びました。コミカルかつ頼もしい弁護士像を作り上げています。
社会派テーマと痛快な展開
企業倒産の不正を暴くという社会派のテーマを、コメディタッチで描く手法が斬新でした。派遣切りや企業の不正経理といったリアルな社会問題を背景にしながらも、ゆず子の前向きなパワーで視聴者を元気にさせる作品構成が好評を博しました。
ロケ地ガイド
東京都心エリア
- 東京スクエアガーデン:柿原が所属する法律事務所のオフィスビルとして使用されました
- 住友商事竹橋ビル:企業の不正を追うシーンで登場するビジネス街の象徴的なビルです
- パレスサイドビル:物語の重要なビジネスシーンの舞台として使用されています
- 国会前交差点:社会正義を問うテーマにふさわしいロケーションとして登場
- 珈琲大使館虎の門店:ゆず子と柿原が作戦会議をするレトロな喫茶店のシーンで使用されました
下町・商店街エリア
- 佐竹商店街:ゆず子が生活する下町の商店街として頻繁に登場。庶民的な雰囲気が作品の世界観を支えています
- 佐竹秋葉神社:商店街に隣接する神社で、ゆず子がお参りするシーンに登場
- お弁当一番 江戸川球場前店:ゆず子の節約生活を象徴する庶民的なお弁当屋さんとして使用されました
- 森のなかま保育園 亀有ルーム:子どもたちが通う保育園のシーンで使用されています
豊洲・臨海エリア
- 豊洲キュービックガーデン:再開発が進む豊洲エリアの近代的な建物として登場
- 豊洲公園:ゆず子が子どもたちと過ごす公園のシーンで使用されました
- 東雲運河の富士見橋:印象的な夕景シーンの撮影場所として使用されています
千葉・埼玉エリア
- 東京ドイツ村:家族のレジャーシーンで登場する広大なテーマパークです
- 船橋市役所:行政手続きのシーンで使用された市役所ロケ地
- 喫茶クラウン:レトロな雰囲気の喫茶店シーンで使用されました
- サミー川越工場:企業の施設として登場するロケ地です
聖地巡礼のおすすめルート
下町・佐竹商店街ルート(半日コース)
台東区の佐竹商店街を中心に、ゆず子の生活圏を体感するルートです。日本で2番目に古い歴史を持つ佐竹商店街を散策し、佐竹秋葉神社にお参り。近くのお弁当屋さんで庶民的なランチを楽しめば、ゆず子の節約生活を追体験できます。下町情緒あふれる街並みはドラマの雰囲気そのものです。
豊洲・臨海副都心ルート(半日コース)
豊洲公園からスタートし、豊洲キュービックガーデンや東雲運河の富士見橋を巡るルート。再開発で近代的に変貌した豊洲エリアと、ゆず子の庶民的な暮らしのコントラストを感じられます。都立潮風公園まで足を延ばしてお台場の海風を楽しむのもおすすめです。
ビジネス街&喫茶店ルート(半日コース)
東京スクエアガーデンや住友商事竹橋ビルなどのビジネス街を巡り、柿原弁護士の世界を体感。珈琲大使館虎の門店でひと休みすれば、ゆず子と柿原の作戦会議の雰囲気を味わえます。国会前交差点や神宮外苑のイチョウ並木(秋がおすすめ)まで散策を楽しんでみてください。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでは410件以上のレビューが寄せられ、平均スコア★3.3(5.0満点)を記録。視聴率は4〜7%前後で推移し、日曜21時枠としては苦戦しましたが、一定のファンからは根強い支持を得ている作品です。
好評だったポイント
「小雪のシングルマザー役が意外とハマっていた」「子どもたちのために頑張る母親の姿に共感した」「企業不正を暴く展開がスッキリする」という声が多く寄せられました。伊藤淳史の弁護士役も「新鮮で良かった」と評価する声があり、成田凌の演技も注目を集めました。コメディと社会派ドラマのバランスが絶妙で、「見終わった後に元気になれる」という感想が印象的です。
改善を望む声
一方で「キャスティングにやや違和感がある」「タイトルほど貧乏感がない」「もう少しテンポが良ければ」という意見も見られました。視聴率の面では苦戦しましたが、「配信で見直すと意外と楽しめる」というリピーターの声も。小雪と伊藤淳史の身長差コンビの掛け合いは「見ていて楽しい」と好評で、家族ドラマとしての温かさが評価されています。