作品紹介
『だいすき!!』は、2008年1月から3月にかけてTBS系列(ドリマックス制作)の木曜22時枠で全10話が放送されたヒューマンドラマです。愛本みずほの漫画『だいすき!! ゆずの子育て日記』を原作とし、香里奈が連続ドラマ初主演を務めました。
軽度の知的障害を持つ23歳の福原柚子(香里奈)は、同じ障害者施設に通う草介(中村俊介)との間に子供を授かります。しかし草介は交通事故で亡くなり、柚子はシングルマザーとして出産を決意。母親の美代子(岸本加世子)は柚子の将来を案じて猛反対しますが、柚子は「お母さんになりたい」という強い想いを貫きます。
周囲の偏見や困難にぶつかりながらも、家族や地域の人々に支えられて懸命に子育てに奮闘する柚子の姿を、温かくも切実に描いた感動作です。平岡祐太、福田沙紀、紺野まひる、余貴美子、岸本加世子ら実力派キャストが脇を固めています。
話題になったポイント
香里奈の衝撃的な役作り
モデル出身でクールなイメージの強かった香里奈が、知的障害のある母親という難役に挑戦。これまでのイメージを完全に覆す繊細な演技は大きな反響を呼び、「役作りの真剣さが画面を通して伝わる」と高い評価を受けました。ドラマ初主演作としては異例の挑戦的なキャスティングでした。
社会的テーマへの真摯な取り組み
知的障害者の出産・子育てという、当時テレビドラマではほとんど扱われなかったテーマに正面から向き合った意欲作。偏見や差別、福祉制度の問題点などをリアルに描きながらも、「すべての命は等しく尊い」というメッセージを押し付けがましくなく伝えています。
涙なしには見られない感動のストーリー
放送当時、TBSの番組ホームページには「こんなに泣いたのは何ヶ月かぶり」「心が洗われる」といった感動の声が殺到。毎話泣けるエピソードが続き、平均視聴率11.5%を記録しました。
ロケ地ガイド
東京都・多摩エリア
- 調布市文化会館たづくり:柚子の生活圏として描かれた調布エリアの象徴的な施設。地域のシーンで登場します。
- 調布白菊幼稚園:子育てに奮闘する柚子の物語にふさわしい、幼稚園が登場するシーンのロケ地です。
- 八王子市民会館:公的施設のシーンで使用された会場です。
- 国分寺市障害者センター:柚子が通う施設のシーンに関連するロケ地。物語の重要な舞台です。
- 多摩川の河原:柚子と周囲の人々が心を通わせる印象的なシーンで使用されました。
東京都・都心エリア
- 天王洲アイルふれあい橋:ドラマの印象的なシーンで使用された水辺のロケ地です。
- 自由が丘の商店街:買い物シーンなど、柚子の日常生活を描くシーンで登場します。
- BLESS COFFEE 京橋店:カフェシーンの撮影に使用されたおしゃれなコーヒーショップです。
山梨県エリア
- 明野のひまわり畑メイン会場:一面に広がるひまわり畑が印象的なロケ地。柚子と娘の絆を象徴する美しいシーンで使用されました。
- 大福寺:山梨の歴史あるお寺で、心温まるシーンの撮影に使われています。
神奈川県エリア
- こどもの国:柚子と子供が遊ぶシーンで使用された、横浜市の大型児童遊園施設です。
- 横浜市立みなと赤十字病院:出産や通院のシーンで使用された医療施設のロケ地です。
聖地巡礼のおすすめルート
調布・多摩 柚子の生活圏コース
調布駅からスタートし、調布市文化会館たづくり周辺を散策。調布白菊幼稚園エリアを経て、多摩川の河原へ。柚子が暮らした街の雰囲気を体感できるルートです。調布は映画・ドラマのロケ地が多く、他の作品の聖地も合わせて楽しめます。所要時間は約2〜3時間です。
山梨 ひまわり畑感動コース
ドラマの名シーンが撮影された明野のひまわり畑は、夏季(7月下旬〜8月中旬)に訪れるのがベスト。約60万本のひまわりが咲き誇る絶景は圧巻です。大福寺も合わせて訪問し、山梨の自然と歴史を堪能しましょう。車でのアクセスがおすすめです。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでの平均評価は3.5点(5点満点)で、レビュー数は1,096件と多くの視聴者から感想が寄せられています。平均視聴率は11.5%を記録しました。
好評だったポイント
「香里奈の演技が神がかっている」「毎回涙が止まらない」「命の大切さを改めて考えさせられた」という声が圧倒的に多く、特に香里奈の体当たりの演技への賞賛が目立ちます。知的障害というデリケートなテーマを丁寧に描いた脚本も高く評価されており、「偏見に対する考え方が変わった」という視聴者の声も。一方で「演技がわざとらしく感じる」という意見も一部ありますが、総合的には「涙なしには見られない感動作」として多くの視聴者の心に残る作品となっています。