作品紹介
『dinner』は2013年1月13日から3月24日までフジテレビ系ドラマチック・サンデー枠で放送された、江口洋介主演のお仕事群像ドラマ。架空のイタリアン・レストラン「Ristorante Roccabianca(リストランテ・ロッカビアンカ)」を舞台に、オーナーシェフが倒れて客離れが進む名店を、海外の名店をクビになった謎の天才シェフが立て直していく物語を描きました。江口洋介、倉科カナ、松重豊、関めぐみ、八嶋智人、ユースケ・サンタマリアの豪華キャストが揃う料理ドラマの佳作です。
江口洋介演じる謎の天才シェフ・江崎究が、伝統やしきたりを一切無視してレストランを再生していく型破りな手腕、倉科カナ演じるオーナー娘・辰巳沙織とのビジネス上の衝突と信頼、松重豊・ユースケ・サンタマリアら名優たちが演じるスタッフ達の人間模様が絡み合います。横浜・神奈川の旧横浜地方裁判所刑事庁舎(ZAIM)をレストランの外観に使い、みなとみらい〜関内のモダンな雰囲気を活かしたロケ設計が評価されました。Filmarks平均★3.8という高評価の料理ドラマです。
話題になったポイント
江口洋介×松重豊×ユースケ・サンタマリアの三者三様
型破りな天才シェフの江口洋介、実直な二番手シェフの松重豊、軽妙なソムリエのユースケ・サンタマリアという、イタリアン厨房の3種類の個性派の絡みが最高のバランスでドラマを駆動。大人の群像劇としての完成度が抜群です。
本物のイタリアン料理描写
毎話登場する本格イタリアン料理の描写が美麗で、深夜放送ではなくサンデードラマ枠で"食欲に訴える"演出は当時としては挑戦的。美食家の視聴者からも支持を集めました。
横浜・関内のシックなロケ地
旧横浜地方裁判所刑事庁舎(ZAIM)をレストラン本体として使い、横浜ビル・中村冒険パーク・明治屋ビルなど関内のレトロシックな街並みを舞台にした美術は、本作の大人っぽい雰囲気を決定づけました。
ロケ地ガイド
神奈川県・横浜エリア(ロッカビアンカの本拠地)
舞台となるレストランと、関内・みなとみらいを拠点にした日常シーン。
- ZAIM(旧横浜地方裁判所刑事庁舎):「リストランテ・ロッカビアンカ」
- 川崎北部市場:第2話で肉を買いに行った市場
- てっぽう:第2話で報告した串焼き店
- GRAND CENTRAL TOWER:引き抜きの店へ向かったビル
- RISTORANTE UMIRIA:第2話の引き抜きレストラン
- 横浜ビル:第3話のレストラン入口
- 中村冒険パーク:第3話で江崎が沙織を負ぶった坂道
- 明治屋ビル:第7話の通り
東京エリア(裏側の人間模様)
黒幕や裏のエピソードが展開する都内のロケ地群。
- オーベルジュ・ド・リル:辰巳が修行したイタリアの名店「TERESA」
- 松栄 恵比寿:第3話で誘われた寿司屋
- 勝島運河:第6話で沙織が歩いた水辺
- 境浄水場:第6話で浜岡が出所した刑務所
- 都立青山公園:第7話で黒木がサッカー少年を見た道路
- 鮨の四文屋青山:第7話の寿司屋
ロケ遠征エピソード(千葉・南房総)
- 建物:第9話の南房総の邸宅
- 道の駅ちくら潮風王国:第9話の鴨川の土産物店
- 白浜ダム:第9話の立入禁止地点
- 国道127号線館山バイパス:第9話の海沿いドライブ
聖地巡礼のおすすめルート
関内・ZAIMレストランコース
JR関内駅からZAIM(旧横浜地方裁判所刑事庁舎)を外観見学し、横浜ビル〜中村冒険パーク〜明治屋ビル〜GRAND CENTRAL TOWERを巡るコース。ロッカビアンカを起点に、関内のレトロ建築を楽しめます。
第9話・南房総ドライブ
レンタカーで国道127号線館山バイパスを走り、道の駅ちくら潮風王国で休憩、白浜ダムまで足を伸ばす1日ドライブ。第9話のケータリング珍道中を追体験できます。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarks平均スコア★3.8(965件)。料理ドラマとして派手な話題にはならなかったものの、大人のリアルなお仕事群像劇として高い評価を獲得した隠れた佳作です。
好評だったポイント
「江口洋介の天才シェフがカッコいい」「松重豊×ユースケ・サンタマリアの厨房コンビが渋い」「料理の撮り方が美しい」などの声が代表格。オーナー倒産劇のサスペンス要素と毎話の料理描写が両立した、大人向け料理ドラマの佳品として支持されています。