作品紹介
『ど根性ガエル』は、2015年7月から9月にかけて日本テレビ系「土曜ドラマ」枠で放送された実写ドラマです。吉沢やすみの国民的漫画を原作に、原作から16年後の世界をオリジナルストーリーで描くという斬新な設定が話題を呼びました。30歳になったひろし(松山ケンイチ)は定職にも就かないダメ男のまま。しかしTシャツに張り付いた平面ガエルのピョン吉(声:満島ひかり)のある異変をきっかけに、人生をやり直すことを決意します。
「生きることの楽しさ」をテーマに、大人になったひろしが下町の温かい人間関係の中で奮闘する姿が描かれます。前田敦子がゴリライモの娘役、新井浩文が教師となった五郎役を演じるなど、原作キャラクターの「その後」を豪華キャストで実現。昭和の名作を令和に蘇らせた意欲作として注目を集めました。
話題になったポイント
松山ケンイチの「ひろし」が絶賛
キャスティング発表時には「イメージと違う」という声もありましたが、放送が始まると松山ケンイチのひろし役は「完璧なハマり役」と絶賛に変わりました。だらしないけど憎めない、ダメ男だけど根は優しいという複雑なキャラクターを見事に体現しています。
満島ひかりのピョン吉の声が話題に
ピョン吉の声を担当した満島ひかりの演技が大きな話題となりました。CGで描かれるピョン吉に命を吹き込む声の演技は「声だけであんなに表現できるなんて」と驚きの声が続出。生き生きとしたピョン吉のキャラクターは、作品の大きな魅力となりました。
東京下町の風情ある撮影ロケーション
原作の練馬区石神井公園から舞台を葛飾区立石周辺に変更し、昭和の下町情緒が色濃く残る街並みでの撮影が行われました。商店街や路地裏など、どこか懐かしさを感じるロケーションが作品の世界観を支えています。
ロケ地ガイド
東京都・葛飾区エリア
- 立石商店街:ドラマの主要舞台。昭和の風情が残る商店街で、ひろしが日常的に歩く場面が数多く撮影されました。
- 立石一丁目児童遊園:ひろしとピョン吉が過ごす日常シーンの撮影に使われた公園です。
- 葛飾区役所:区役所の外観が作品中に登場します。
- ルミエール:ひろしが訪れるカフェとして登場。レトロな雰囲気が作品に合っています。
東京都・台東区・墨田区エリア
- おかず横町:昭和の面影を色濃く残す商店街で、下町の日常を描くシーンに使用されました。
- 佐竹商店街:日本最古のアーケード商店街の一つで、ドラマの下町風景を象徴するロケ地です。
- なかや蒲焼店 浅草橋店:下町グルメの代表格である鰻屋が登場します。
- 隅田川の白鬚橋:隅田川沿いの風景が印象的なシーンで使われました。
- 隅田川入り江の瑞光橋:川沿いの情緒あるシーンが撮影されています。
東京都・品川区・その他エリア
山梨県エリア
- 富士急行下吉田駅:富士山を背景にしたレトロな駅が、特別なエピソードの舞台として登場します。
- 新倉富士浅間神社:富士山と五重塔の絶景スポットで、印象的なシーンが撮影されました。
- 木造りの宿きこり:温かみのある木造旅館が物語に趣を添えています。
福島県エリア
- 会津鉄道会津線芦ノ牧温泉駅:ローカル線の駅が旅のエピソードで登場。猫の駅長で知られる駅です。
- 阿賀川の橋:自然豊かな川の風景が印象的なシーンで使われました。
聖地巡礼のおすすめルート
葛飾・下町満喫ルート(半日コース)
京成立石駅からスタートし、立石商店街を散策。昭和の風情が残る商店街でひろしの日常を追体験できます。その後、立石一丁目児童遊園を訪れ、葛飾区役所方面へ。商店街の食べ歩きも楽しめるルートです。
台東区・おかず横丁ルート(半日コース)
おかず横町と佐竹商店街を巡り、なかや蒲焼店で鰻を味わうルートです。隅田川の白鬚橋や瑞光橋まで足を延ばせば、ドラマの下町風景をたっぷり満喫できます。下町グルメと風情ある街並みの両方を楽しめます。
山梨・富士山ルート(1日コース)
富士急行線で下吉田駅を訪れた後、新倉富士浅間神社で富士山と五重塔の絶景を楽しみます。木造りの宿きこりで温泉と山梨の自然を堪能。ドラマの特別編の雰囲気を味わえる旅情あふれるルートです。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでのレビュー数は3,332件、平均スコアは3.4点(5点満点)。初回視聴率は13.1%と好調なスタートを切りましたが、後半はやや下降傾向となりました。原作ファンからの期待が高かった分、評価は賛否が分かれましたが、ドラマ単体としての完成度は一定の評価を得ています。
好評だったポイント
「松山ケンイチのひろしが最初は違うと思ったけど見たら完璧なハマり役だった」「満島ひかりのピョン吉の声が素晴らしい。声だけであれほどの感情表現ができるとは」「下町の風景が温かくて癒される」「原作の16年後という設定が新鮮で、大人になった今見ると共感できる」といった声が多数寄せられています。一方で「CGのピョン吉に違和感がある」「もっとハチャメチャでもよかった」という意見もありましたが、昭和の名作を現代に蘇らせた挑戦的な試みとして、独自の魅力を持つ作品として評価されています。