作品紹介
『Eye Love You』は、2024年1月23日から3月26日までTBS系「火曜ドラマ」枠で放送された、二階堂ふみ主演のラブストーリー。チョコレート会社「ドルチェ&ショコラ」の若き女性社長・本宮侑里は、幼い頃の事故をきっかけに「相手と目が合うと心の声が聞こえてしまう」というテレパス能力を抱えており、その力ゆえに人との距離を保ち、恋愛を諦めて生きてきた。そんな彼女の前に、ある日まっすぐで純粋な年下の韓国人留学生ユン・テオ(チェ・ジョンヒョプ)が配達員として現れ、偶然目が合った瞬間から物語が動き出す。
テオの心の声は韓国語で聞こえるため、侑里は最初まったく意味が分からない。だからこそ、彼の言葉と行動に先入観を持たずに触れることができ、凍りついた心が少しずつほどけていく――という独創的な設定が魅力。キュンとする年下男子の一途な愛情表現と、国や言葉を越えて心が通い合う瞬間のときめきが丁寧に描かれ、視聴者から「久しぶりに純度の高いラブストーリーが観られた」と支持を集めた。
主題歌はBE:FIRSTの「Mainstream」が担当。脚本は瀧本智行、演出は宮崎陽平らが手掛け、民放ゴールデンプライム帯の連続ドラマで韓国人俳優がヒロインの相手役を務めた初の作品としても注目された。チェ・ジョンヒョプにとっても日本での代表作となり、放送後は日韓双方で"テオくんロス"という言葉がトレンド入りするほどの社会現象となった。
話題になったポイント
「目が合うと心が聞こえる」設定の新鮮さ
テレパス能力を持つヒロインが相手役の心の声を韓国語で聞くという設定は、従来のラブストーリーにはない切り口で大きな話題を呼んだ。字幕で表示される"心の声"と、実際にテオが日本語で話すセリフの二重構造が、観ている側に侑里と同じ感情体験をさせる演出として機能し、第1話から「この仕組みだけで毎話泣ける」と絶賛する声が相次いだ。
チェ・ジョンヒョプ演じるテオくん旋風
礼儀正しく一途で、侑里を全力で大切にするテオのキャラクター造形が放送直後からSNSで爆発的人気となり、韓国人留学生テオの部屋着や犬のような笑顔、「ヌナ(お姉さん)」の呼びかけまでがミーム化。放送期間中は毎週火曜の夜にX(旧Twitter)のトレンドが「テオくん」関連で埋まり、終盤には聖地巡礼ファンが撮影マンションに殺到するほどの社会現象となった。
韓ドラ要素と日本ドラマの融合
インスタ映えする色彩設計、雨のシーンや手を伸ばすカットワーク、言語の壁を越えていく距離感の詰め方など、韓国ドラマの文法を巧みに取り入れた演出が評価された。最終話では舞台がソウルへ移り、北村韓屋村や駱山公園など本場のロマンティックな景色を盛り込むことで、日韓合作のような贅沢な余韻を残し、多幸感たっぷりのラストに「もっと続きが見たい」という声が続出した。
ロケ地ガイド
東京・湾岸エリア(豊洲・晴海・有明)
侑里が社長を務めるチョコレート会社「ドルチェ&ショコラ」の拠点や、通勤途中のシーンが集中する本作の中心エリア。水辺と近未来的な高層ビルが織りなす景色が、都会的なラブストーリーのトーンを作り上げている。
- the SOHO:侑里の会社「ドルチェ&ショコラ」のオフィス。屋上やロビーが頻繁に登場し、テオと対峙する重要シーンの舞台にもなった。
- 東京ダイヤビルディング:テオの自宅マンション外観として登場。放送後にファンが殺到し話題になった場所。
- 晴海緑道公園:侑里が自転車で走り抜けるシーンや、テオとの何気ない会話が生まれる水辺の散歩道として印象的。
- 有明三丁目交差点:二人の通勤・すれ違いの場面で繰り返し映る湾岸エリアの象徴的カット。
- CITABRIA BAYPARK:豊洲の水辺に面したカフェ&レストランで、華やかなパーティーシーンに使用された。
- 豊洲公園:侑里とテオがベンチで言葉を交わす、胸キュンシーンの聖地。
- 水の広場公園(中央地区):湾岸の開放感ある風景とともに、心の距離が縮まる場面が撮影された。
東京・都心&下町エリア
侑里の日常、テオが通う大学、二人のデートスポットなど、都心の象徴的な場所がバランスよく登場するエリア。自由が丘の工房や隅田川のテラスなど、街の空気感が物語を彩っている。
- ネンリン木工所自由が丘:侑里がショコラティエとして手作業に向き合うチョコレート工房シーンで使用。
- 豚大門市場 浅草橋東口店:テオが働く韓国料理店。テオのまっすぐな人柄が垣間見える名シーンの舞台。
- 隅田川テラス:侑里が配達姿のテオと対面で言葉を交わす、関係が動き始める水辺の散歩道。
- 豊洲橋:二人の心情が交錯する橋上シーンとしてたびたび登場。
- 東京オペラシティ:洗練された商談や偶然の再会の舞台として登場する都会派スポット。
- SHARE GREEN:緑豊かなオープンスペースで、ほっと一息つくデートシーンが撮影された。
- モンソーフルール小石川店:テオが花束を選ぶ可愛らしいシーンで登場したフラワーショップ。
- 水元公園:広大な緑と水辺が印象的な葛飾区の名所で、心情描写に使われた。
千葉エリア
イチゴ畑や宿泊シーンなど、物語の節目となる場面に千葉県のロケ地が選ばれている。東京湾岸の延長線上にあるため、首都圏からのアクセスも良い。
- 上泉農園:テオと侑里がイチゴ狩りをする、二人の関係が一段進む象徴的シーン。
- ホテルニューオータニ幕張:ビジネスと恋愛が交錯する大人の社交の場として登場。
- 千葉市ハーモニープラザ:侑里が関わる式典シーンなどで使用された公共施設。
- 東京湯楽城:温泉デートの和やかで微笑ましい雰囲気を生んだ癒しスポット。
北海道・道東エリア
第6話「地獄の北海道出張」を中心に、侑里とテオと花岡が3人で訪れる舞台。雄大な自然と寒さの中で気持ちが一気に動き出す、シリーズ屈指の名エピソードが撮影された。
- 釧路空港:3人が到着しタンチョウ像の前で記念撮影するシーンで登場。聖地巡礼のスタート地点に最適。
- 霧多布岬:花岡に背中を押された侑里が灯台を望む岬でテオに想いを伝える、物語屈指の名シーン。ラッコが生息する絶景スポットとしても有名。
- 幸運の森商店街:阿寒湖温泉街にあり、侑里が海鮮丼とスープカレーで迷う微笑ましい場面の舞台。
- 阿寒湖仙客:作中「ラーメン阿寒」として登場するラーメン店。3人で湯気に包まれながら食事するシーンが印象的。
山梨・神奈川エリア(番外)
ドラマの舞台設定とは異なるものの、撮影の都合で関東圏の高原や海岸が北海道シーンの補完として使われた、知る人ぞ知るロケ地。
- 清泉寮:テオが「北海道出張」で予約した宿として登場。実際は山梨県・清里高原にある名宿で、ソフトクリームと高原の景色が人気。
- 馬の背洞門:神奈川県・城ヶ島にある自然の奇岩で、海辺の印象的なカットに使用された。
聖地巡礼のおすすめルート
1日で回る東京湾岸"テオ&侑里"デートコース
有明のthe SOHOから始めて、テオの自宅外観・東京ダイヤビルディング→豊洲公園→晴海緑道公園→湾岸の水辺を歩いて水の広場公園(中央地区)→CITABRIA BAYPARKでランチ、というルートが王道。ゆりかもめ沿線で移動が楽で、所要時間は徒歩中心でも5〜6時間。夕方に隅田川テラスまで足を伸ばすと、対面配達シーンの雰囲気をそのまま味わえる。
2泊3日の道東聖地巡礼ドライブ
初日は釧路空港に降り立ち、タンチョウ像の前で記念撮影してスタート。レンタカーで約1時間半の霧多布岬へ向かい、灯台と断崖の絶景を堪能。2日目は阿寒湖温泉に宿泊し、幸運の森商店街を散策した後、阿寒湖仙客で劇中と同じラーメンを味わうのが定番。所要は2泊3日、見どころたっぷりで冬季は雪景色、夏季は霧と緑のコントラストが楽しめる。
チョコレートと下町を味わう半日コース
自由が丘のネンリン木工所自由が丘周辺でショコラ文化を感じた後、電車で浅草橋へ移動し豚大門市場 浅草橋東口店でテオが働く韓国料理店を訪問。締めに隅田川テラスをゆっくり歩けば、午後の半日で侑里とテオの日常をそのままトレースできる。所要約4〜5時間、食事と散歩がセットになった女子会向きのルート。
視聴者の声・評判
評価スコア
国内レビューサイトFilmarksでは14,000件超のレビューが集まり、平均スコアは★3.8前後と高水準をキープ。TVerでも放送中は常に週間ランキング上位に食い込み、最終話後のSNSでは「#EyeLoveYouロス」「#テオくんロス」がトレンド入りするなど、放送枠を超えた熱量を生んだ。韓国側でも配信後に注目され、チェ・ジョンヒョプの代表作の一つとして語られている。
好評だったポイント
視聴者からは「二階堂ふみの繊細な芝居とチェ・ジョンヒョプの満面の笑顔が最強の組み合わせ」「心の声が韓国語で聞こえる設定が斬新で毎話楽しみ」「押しつけがましくなく、純度の高い"好き"が描かれているのが心地よい」との声が多数寄せられた。テオの一途さと天然さが生む"きゅん"の連発、侑里の心が少しずつ開いていく過程の丁寧さ、湾岸エリアや道東の美しいロケ地映像が作品の世界観を底上げしている点が、総じて高く評価されている。