作品紹介
『初恋トライアングル』(2016年)は、東京と新潟、そして「10年前」という時間軸を行き来しながら、3人の男女の繊細な関係を描いたヒューマンドラマ作品。主人公のアヤがカメラを持って親友のリリーと旅をしながら、リリーがかつて愛した青年・リョウを探す物語が、ドキュメンタリータッチの映像美とともに描かれます。原宿〜青山〜谷中〜浅草といった東京の懐かしい街並みと、新潟の海辺の風景が印象的な聖地巡礼の宝庫となった作品です。
10年前の冬、リリーはリョウに「青森」と書かれた紙を渡し、別れた——。それから10年、アヤはリリーとともに、リョウがかつて住んでいた「椿荘」を探す旅に出る。原宿でリョウが店員に椿荘の場所を聞いた階段、リリーが10年前にリョウに紙を渡した青山通り、そして二人が訪れる谷中銀座、すみだ水族館、隅田川の吾妻橋——。アヤがカメラで撮影しながら綴る旅の記録は、やがて新潟の海辺へ。リリーの想いと、それを見つめるアヤ自身の心の動き、そしてリョウの行方が交錯する、切なくも美しい初恋の物語です。
都心の懐かしい商店街と最新スポットの両方を映し出すロケ、新潟・越後の風景、そして成田空港のラストシーンまで、東京〜新潟〜千葉と移動する旅情豊かな撮影が見どころ。失われた初恋の記憶を辿る、ロードムービー的な構成が魅力の作品です。
話題になったポイント
カメラを持って旅するアヤ視点
アヤが持つカメラ越しに撮影される風景・人物が、ドキュメンタリー風のリアル感を醸し出す独特の演出。視聴者は登場人物と一緒に旅をしているような没入感を味わえます。
「10年前」と「現在」の二層構造
10年前の冬、リリーがリョウに紙を渡した青山通りや原宿の場所を、現在のアヤとリリーが再訪する構造。同じ場所が時を経てどう変わったかが映像で対比され、初恋の永遠性を表現しています。
東京〜新潟ロードムービー
原宿・青山・谷中・浅草など東京の街を巡り、最終的に新潟の海辺へ向かう移動の物語。各地のロケーションが心情の変化と重なる、聖地巡礼向きのロードムービー的構成が特徴です。
ロケ地ガイド
原宿・青山・四谷(10年前と現在)
リョウとリリーの過去とアヤの現在の場所。
- アパート:アヤがリリーと訪れたリョウがかつて住んでいたアパート。
- 外苑前交差点付近の青山通り:港区南青山、10年前の冬、リリーがリョウに椿荘の場所を聞いた場所。
- CHICAGO 神宮前店:渋谷区神宮前、リョウが店員に椿荘の場所を聞いた場所。
- 原宿ピアザビル横の階段:渋谷区神宮前、リリーがリョウに「青森」と書かれた紙を渡した場所。
- でんきのエノモト:壊れたパソコンの修理にアヤとリリーが訪れた電気店。
- 四谷津之守坂入口のひもの屋:新宿区荒木町、アヤとリリーが話していた居酒屋。
- 都市センターホテル:千代田区平河町、アヤがリリーと泊まったホテル。
谷中・浅草・隅田川(東京下町ロケ)
アヤが撮影しながら歩く東京下町シーン。
- 隅田川の吾妻橋:墨田区、アヤがカメラで撮影しながらリリーと渡っていた赤い橋。
- すみだ水族館:墨田区押上、アヤがカメラで撮影しながらリリーと訪れた水族館。
- 元三島神社:台東区根岸、アヤがリリーとお参りしていた神社。
- 谷中銀座:台東区谷中、密着3日目、アヤとリリーが歩いていた階段(夕やけだんだん)。
- 明富夢:アヤとリリーがリョウのことを尋ねたパン屋。
- 珈琲花歩:アヤとリリーがリョウのことを尋ねたカフェ。
新潟・千葉(リョウへの旅の終着点)
リョウを追い求める旅のクライマックス。
- 道路:新潟、アヤがリリーと歩いていた場所。
- 越後交通ゴールデンツアー東口発着場所の待合所:長岡市、アヤがリリーと話していたバスの待合所。
- 野積橋バス停:長岡市寺泊、アヤがリョウにメールを送ったバス停。
- 成田国際空港第1ターミナル:成田市、ラストシーンの成田国際空港。
聖地巡礼のおすすめルート
原宿・青山「10年前の足跡」ルート
外苑前交差点付近の青山通りから原宿ピアザビル横の階段、CHICAGO 神宮前店を巡る、リョウとリリーの10年前を辿るコース。
谷中・浅草下町ロケルート
谷中銀座から元三島神社、すみだ水族館、隅田川の吾妻橋を巡るアヤとリリーの東京下町ロードコース。
視聴者の声・評判
評価スコア
2016年公開、ドキュメンタリー風のロードムービーとして観客の感性に静かに訴えかける佳作。原宿・谷中・新潟というロケーションの選び方が高く評価されています。
好評だったポイント
「カメラ越しの世界観が美しい」「東京と新潟の風景に癒される」「初恋の切なさが伝わる」「街歩き映画として楽しい」「ドキュメンタリー風の演出が新鮮」と評価され、東京下町と新潟の聖地巡礼の楽しめる作品として愛されています。