作品紹介
『硝子の葦 〜garasu no ashi〜』は2015年3月にWOWOWプライム「連続ドラマW」枠で全4話で放送された官能派ミステリーサスペンス。原作は桜木紫乃(直木賞作家)の同名小説。主演は相武紗季(幸田節子役)、共演に奥田瑛二(幸田喜一郎役)、多岐川裕美(藤島律子役)、福士誠治(澤木昌弘役)、市川亀治郎、富田靖子、大島優子など。脚本は青木邦子。直木賞作家・桜木紫乃の原作を映像化した、釧路湿原のラブホテル経営者夫婦を巡る官能派ミステリー。北海道釧路と千葉県房総を舞台にした衝撃のサスペンスドラマです。
釧路湿原を臨むラブホテル「ホテルローヤル」を経営する幸田喜一郎(奥田瑛二)は、40歳近く歳の離れた節子(相武紗季)と三度目の結婚をしています。実は喜一郎は節子の母・律子(多岐川裕美)の元愛人であり、節子はホテルの顧問税理士・澤木(福士誠治)と不倫関係を続けているという複雑な関係。ある日、節子が澤木と情事にふけっていた時間に、喜一郎が房総半島・根本海岸沿いの道路で事故を起こし意識不明の重体となります。事故か事件か――節子の真意は、律子の過去は、澤木の本心は――。桜木紫乃原作の官能と人間心理が複雑に絡む4話完結の衝撃ミステリーです。
本作は北海道釧路(鉄北センターのスナック バビアナ、阿寒郡鶴居村ハートン・ツリーなど)と千葉県房総(鴨川市らみらどーる、大網白里市ホテルキャッスル「ホテル ローヤル」、南房総市プチホテルステラ、根本海岸、国道410号線、市原市小湊鉄道上総牛久駅など)を主舞台に、東京(港区国際文化会館、足立区舎人団地前商店街、佐藤精肉店)と静岡県牧之原市榛原総合病院などでロケ。釧路湿原の幻想的な自然と、房総半島の海岸線、東京の下町を組み合わせた絵作りが、桜木紫乃原作の重層的な世界観を見事に再現しました。
話題になったポイント
相武紗季の官能派サスペンス挑戦
『東京湾景』『ハケンの品格』の相武紗季が、桜木紫乃原作の官能派サスペンスに挑戦。歳の離れた夫との結婚、税理士との不倫、母の元愛人――複雑な人間関係を抱える幸田節子という難役を、相武紗季が大人の演技で見事に体現しました。
奥田瑛二×多岐川裕美の重厚演技
奥田瑛二の幸田喜一郎(節子の夫)と多岐川裕美の藤島律子(節子の母)――昭和を代表する二人の名優が、官能と人間心理の複雑な関係性を重厚に演じ切った大人のサスペンス。WOWOW連続ドラマWらしい演技対決が見どころです。
桜木紫乃『ホテルローヤル』の世界観
直木賞作家・桜木紫乃の代表作『ホテルローヤル』(2013年直木賞受賞)と同じ釧路湿原のラブホテルを舞台にした官能派サスペンス。桜木紫乃ならではの北海道の風土と人間の業を、WOWOW連続ドラマWで見事に映像化しました。
ロケ地ガイド
釧路・北海道エリア
幸田家の本拠地。
千葉房総・市原エリア
ホテルローヤルと事件現場。
- ホテルキャッスル:大網白里市富田、ホテル ローヤル。
- プチホテルステラ:南房総市千倉町忽戸、第1話の食事場所。
- 根本海岸付近の国道410号線:南房総市白浜町滝口、第1話のUターン場所。
- 根本海岸:南房総市白浜町根本、第1話の撮影シーン。
- ら みらどーる:鴨川市太海、第2話の食事場所。
- 小湊鉄道上総牛久駅:市原市牛久、第3話の駅シーン。
東京・静岡エリア
都心とそれ以外。
- 国際文化会館:港区六本木5丁目、第1話の月例披露会会場。
- 榛原総合病院:静岡県牧之原市細江、第1話の病院。
- 住宅:江東区辰巳3丁目、佐野家。
- 舎人団地前商店街:足立区入谷2丁目、第2話の小楽毛商店街。
- 佐藤精肉店:足立区入谷2丁目、第2話の自家製コロッケの肉屋。
聖地巡礼のおすすめルート
釧路湿原ルート
鉄北センターでスナック バビアナを訪ね、ハートン・ツリー(マミーベーカリー)で最終話の名シーンを体感する、北海道聖地巡礼コース。
房総・ホテルローヤルルート
ホテルキャッスル(ホテル ローヤル)から根本海岸、国道410号線、プチホテルステラを巡る、房総事件現場聖地ルート。
東京下町ルート
国際文化会館から舎人団地前商店街と佐藤精肉店を散策する、東京下町ロケ地ルート。
視聴者の声・評判
評価スコア
WOWOW連続ドラマW枠の傑作官能派サスペンス。直木賞作家・桜木紫乃原作の映像化として、原作ファンとWOWOWドラマファン双方から高く評価されました。
好評だったポイント
「相武紗季の幸田節子役が大人っぽい」「奥田瑛二の重厚演技が見事」「多岐川裕美の母役が貫禄」「桜木紫乃原作の官能と業を映像化」「釧路湿原の幻想的な絵作り」「房総ホテルローヤルの存在感」「WOWOW連続ドラマWらしい衝撃展開」――桜木紫乃ファンと大人のサスペンスファンに愛される名作です。