作品紹介
『月の恋人〜Moon Lovers〜』は、2010年5月10日から7月5日までフジテレビ系「月9」枠で放送された全8話の連続ドラマ。木村拓哉が演じるインテリアメーカー「レゴリス」の若き社長・葉月蓮介が、上海進出を機に3人の女性と出会い、仕事と恋愛の間で揺れ動く姿を描いたラブストーリーである。共演には篠原涼子、台湾出身の人気女優リン・チーリン、松田翔太、北川景子と豪華キャストが集結した。
物語は、レゴリス上海店のオープン準備のため上海に赴いた蓮介が、インテリアデザイナーの二宮真絵美(篠原涼子)と再会し、同時に現地で出会った中国人女性リュウ・シュウメイ(リン・チーリン)に惹かれていくところから始まる。やがて製品事故による経営危機で社長職を解任された蓮介は、すべてを失った中で家具づくりの原点に立ち返り、本当に大切なものを見つめ直していく。
話題になったポイント
日中合作のスケール感と国際キャスト
月9ドラマ初となる大規模な上海ロケの実施と、台湾の国民的女優リン・チーリンのヒロイン起用が最大の話題だった。初回視聴率22.4%を記録し、2010年民放連続ドラマの初回としてはトップの数字となった。
月9史上最短の全8話と記録的な最終回拡大
1989年以降の月9としては全8話という最短話数で、最終回は69分拡大の2時間15分という月9史上初の2時間超え拡大を記録した。
久保田利伸による14年ぶりの月9主題歌
主題歌「LOVE RAIN 〜恋の雨〜」は、同じく木村拓哉主演の『ロングバケーション』以来14年ぶりの月9主題歌。「主題歌が流れるタイミングが絶妙」「楽曲だけで泣ける」と絶賛された。
ロケ地ガイド
上海エリア
物語前半の舞台となる上海では、国際都市としての華やかさを活かしたロケが行われた。
- 外灘(バンド):リュウ・シュウメイが走っていた印象的なシーンの舞台。上海随一の景勝地。
- 南京西路:大貫柚月(北川景子)がビラ配りをしていたシーンの撮影場所。
- 新世紀広場:レゴリス上海支店の外観として使用された。
東京・表参道・青山エリア
レゴリスの世界観を体現するエリア。
- Dior表参道店:蓮介のビジネスシーンの背景として登場。
- Gucci青山:ハイクラスなライフスタイルを象徴するロケーション。
- プラダ青山店:表参道・青山エリアの街歩きシーンで登場。
- 青山迎賓館:パーティーシーンなど華やかな場面で使われた。
- けやき坂:都会的な雰囲気の中での会話シーンなどで使用。
東京・汐留・お台場エリア
ウォーターフロントの近代的な街並みが重要な舞台となっている。
- 汐留シオサイト:蓮介のビジネスシーンの背景。
- 汐留シティセンター:オフィスシーンや待ち合わせの場面で使用。
- CONRAD tokyo:ラグジュアリーな場面で登場。
- アクアシティお台場:プライベートなシーンが撮影された。
東京・恵比寿ほか
レゴリス本社のロケ地となった恵比寿をはじめ、東京各所で撮影が行われた。
- 恵比寿アイマークゲート:「レゴリス」本社として全編を通じて繰り返し登場した最重要ロケ地。
- アメ横商店街:登場人物たちの素の姿が垣間見えるシーンで使用。
千葉・神奈川エリア
- 成田国際空港第1ターミナル:上海と東京を行き来する場面で繰り返し登場。
- 検見川の浜:本音を語り合う印象的なシーンの舞台。
- ZAIM(旧横浜地方裁判所刑事庁舎):横浜の歴史的建造物が印象的なシーンの撮影に使われた。
聖地巡礼のおすすめルート
東京・表参道〜六本木ハイブランドコース(半日)
表参道駅をスタートし、Dior表参道店、プラダ青山店、Gucci青山を巡る。青山迎賓館を通り過ぎ、けやき坂を散策。約3時間で回れる。
汐留〜お台場ウォーターフロントコース(半日)
汐留シオサイト、CONRAD tokyoのロビーラウンジでドラマの高級感を味わい、ゆりかもめでアクアシティお台場へ。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでの評価は5点満点中3.5点(約1,460件のレビュー)。初回視聴率22.4%、全話平均視聴率16.8%。
好評だったポイント
キャストの豪華さとビジュアル面が最も支持された。久保田利伸の主題歌は「死ぬほど良い曲」と絶賛。一方で脚本には「キャストも音楽も良いのに惜しい」という声も。