作品紹介
『箱根早川殺人事件』は2012年9月3日にTBS系「月曜ゴールデン」枠(21:00-22:54)で放送された西村京太郎サスペンスの2時間ドラマ。原作は西村京太郎の同名小説『十津川警部 箱根早川殺人事件』。脚本は峯尾基三、主演は渡瀬恒彦(十津川警部役)、共演に高田純次(亀井刑事役)、伊東四朗、室井滋、内藤剛志、本仮屋ユイカ、佐藤B作、宝田明、田中健、新藤栄作、田中美奈子、高樹沙耶など。十津川警部シリーズの第59作にあたり、2012年から亀井刑事役が愛川欽也から高田純次に交代した記念すべき一作。箱根の温泉地と早川を舞台にした、トラベルミステリーの王道を行く2時間サスペンスです。
箱根湯本駅近くの早川に架かる橋の下で、女性の死体が発見されます。被害者は東京・新宿の玉木法律事務所に勤務する女性弁護士。事件解明のため、十津川警部(渡瀬恒彦)と亀井刑事(高田純次)は箱根へと向かいます。被害者は事件当日、箱根の老舗旅館「ホテル河鹿荘」に宿泊しており、芦ノ湖や大涌谷を観光していたことが判明します。
箱根湯本駅、太閤橋、あじさい橋、ホテル河鹿荘、湯本見番、大涌谷、芦ノ湖、ザ・プリンス箱根芦ノ湖ホテル桟橋、湖尻水門、宮城野の早川沿いの道――箱根の名所を巡りながら、十津川と亀井は被害者の人間関係と動機を辿っていきます。被害者の婚約者、勤務先の上司、家族、そして法律事務所が抱える企業との裁判――複雑に絡み合う人間関係の中、十津川警部の鋭い推理が、箱根の早川流域に隠された真実に迫ります。新宿の玉木法律事務所、新宿通りなど東京シーンも含めた、温泉観光と法廷ミステリーが融合した西村京太郎サスペンスの傑作です。
話題になったポイント
渡瀬恒彦×高田純次の新十津川コンビ
2012年から亀井刑事役が愛川欽也から高田純次に交代した記念すべき作品。渡瀬恒彦の重厚な十津川警部と、高田純次のとぼけた味わいの亀井刑事という新コンビが、シリーズに新風を吹き込みました。
箱根の名所フルラインナップ
箱根湯本駅、太閤橋、あじさい橋、ホテル河鹿荘、湯本見番、大涌谷、芦ノ湖、ザ・プリンス箱根芦ノ湖ホテル桟橋、湖尻水門など、箱根観光の名所が次々と登場。観光気分で楽しめる「旅情ミステリー」の王道を行く演出です。
早川を巡る殺人の謎
箱根の早川という具体的な川を中心に据えた事件構成。太閤橋、あじさい橋、早川と須雲川の合流地点、宮城野の早川沿いの道など、川辺のロケーションを贅沢に使った映像美が、本作の魅力です。
ロケ地ガイド
箱根湯本エリア
事件発覚の現場。
- 早川に架かる太閤橋:小田原市入生田、早川の橋。
- 早川に架かるあじさい橋:足柄下郡箱根町湯本、あじさいで有名な橋。
- 早川と須雲川の合流地点:足柄下郡箱根町湯本。
- 早川:小田原市早川1丁目、早川の流れ。
- 箱根湯本駅:足柄下郡箱根町湯本、箱根の玄関口。
- ホテル河鹿荘:足柄下郡箱根町湯本、被害者が宿泊した老舗旅館。
- 湯本見番:足柄下郡箱根町湯本、箱根芸者の見番。
大涌谷・芦ノ湖エリア
箱根観光の名所。
- 芦ノ湖:足柄下郡箱根町箱根、箱根の象徴的な湖。
- 大涌谷:足柄下郡箱根町、噴煙立ち上る観光名所。
- ザ・プリンス箱根芦ノ湖ホテル桟橋:足柄下郡箱根町元箱根、芦ノ湖畔のホテル。
- 湖尻水門:足柄下郡箱根町仙石原、芦ノ湖の水門。
宮城野・新宿エリア
箱根中腹と東京の事務所。
- アパート:足柄下郡箱根町宮城野。
- 早川沿いの道:足柄下郡箱根町宮城野。
- 新宿一丁目交差点付近の新宿通り:新宿区四谷1丁目、新宿の街並み。
- 玉木法律事務所:新宿区四谷1丁目、被害者の勤務先。
聖地巡礼のおすすめルート
箱根湯本・早川ルート
箱根湯本駅を起点にあじさい橋、太閤橋、ホテル河鹿荘を巡る、事件の中心地・湯本エリア散策コース。
芦ノ湖・大涌谷観光ルート
大涌谷で噴煙立ち上る火山地形を体感後、芦ノ湖とザ・プリンス箱根芦ノ湖ホテル桟橋、湖尻水門を巡る、箱根観光の王道コース。
宮城野・早川沿いルート
宮城野の早川沿いの道で川辺の風情を堪能する、箱根中腹散策コース。
視聴者の声・評判
評価スコア
西村京太郎サスペンス十津川警部シリーズの第59作。亀井刑事役交代という大きな転換点を迎えた作品として、シリーズファンから注目を集めた一作です。
好評だったポイント
「渡瀬恒彦の十津川警部が安定の演技」「高田純次の新亀井刑事が新鮮」「箱根の風景が美しい」「早川を巡る事件構成が秀逸」「温泉宿の風情が魅力的」「2時間ドラマの王道」「西村京太郎原作の旅情ミステリー」――2時間サスペンスファンと箱根観光ファン双方から愛される、トラベルミステリーの名作です。