作品紹介
『フリーター、家を買う。スペシャル』は、2011年10月4日にフジテレビ系で放送されたスペシャルドラマです。有川浩の同名小説を原作とした2010年の連続ドラ��(全10話・平均視聴��17.1%)の後日談として、原作にはないオリジナル脚本で制作されました。主演は二宮和也、共演に香里奈、浅野温子、竹中直人ら連続ドラ���のキャストが再集結しました。
物語は連続ドラマから1年後。大悦土木で正社員として働く武誠治(二宮和也)の生活は安定し、母・寿美子(浅野温子)のうつ病も回復に向かい、コーラス教室に通い始めていました。そんな中、寿美子の兄・浅岡久志(国広富之)が実家の取り壊しについて相談に訪れたことをきっかけに、32年前に寿美子の両親から結婚を反対されていた過去が明らかになります。
頑固な父・誠一(竹���直人)が寿美子の亡き母からの手紙を受け取り、長年の確執が氷解していく家族の再生と、誠治と真奈美の関係の進展が温かく描かれ、ハッピーエンドを迎える感動作です。
話題になったポイント
原作にないオリジナルストーリーで描く「その後」
連続ドラマでは「家を買う」ことがゴールでしたが、スペシャルでは新居での生活が始まった1年後を舞台に、「結婚」と「家族の過去」という新たなテーマに挑みました。第66回文化庁芸術祭参加作品に選ばれたことも、作品の質の高さを物語っています。
二宮和也の自然体な演技が再び高評価
連続ドラマで「ダメな青年からの成長」を見事に演じた二宮和也が、スペシャルでもその自然体な演技で視聴者を魅了しました。「スッと入ってくる自然さ」が多くの視聴者から絶賛されています。
親世代の結婚秘話が感動を呼ぶ
スペシャルの核心となったのは、武誠一と寿美子の32年前の結婚にまつわるエピソードです。「あなたと同じでプライドが高くて謝れない人だった」という母の言葉が誠一の心を溶かすシーンは、多くの視聴者の涙を誘いました。
ロケ地ガイド
東京都心エリア
誠治の仕事場や、真奈美とのデートシーンなど都心部での撮影が多く行われました。
- パレスサイドビル:誠治の仕事関連のシーンで登場し、都心で働くサラリーマンとしての日常が描かれました。
- セントラルガーデン:誠治と真奈美が語り合う印象的なシーンの撮影に使用されました。
- 東品川海上公園:開放的なウォーターフロントの風景が、登場人物たちの心情を映し出す場面で使われています。
- 天王洲アイルふれあい橋:水辺の美しい景観とともに、印象的なシーンが撮影されました。
- 富士ソフト秋葉原ビル:作中の企業シーンで使用されています。
多摩川沿いエリア
連続ドラマから引き続き、多摩川沿いは本作の象徴的なロケ地です。
神奈川県エリア
武家の生活圏として川崎・横浜エリアが多数登場。
- 川崎市幸区役所:誠治が各種手続きに訪れるシーンで登場しました。
- 川崎市役所南庁舎:行政関連のシーンで使用。
- 日産スタジアム(旧横浜国際競技場):周辺の風景が作品内で効果的に使われています。
- 万国橋:みなとみらいの夜景をバックにした電話シーンが撮影されました。
聖地巡礼のおすすめルート
東京湾岸・品川ウォーターフロントコース(半日)
天王洲アイル駅をスタートし、天王洲アイルふれあい橋で運河の風景を楽しんだ後、東品川海上公園を散策。りんかい線でお台場方面へ移動し、フジ��レビ湾岸スタジオ周辺を見学するコースです。
多摩川リバーサイドコース(半日)
多摩川の堤防から多摩川の河原、多摩川緑地へと川沿いを歩くコースです。誠治が悩みながら歩いた堤防の道を実際に歩くと、作品の世界観がより身近に感じられます。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでの評価は5.0点満点中3.8点(レビュー約1,572件)。約9割の視聴者が平均以上の評価をつけており、安定した高評価を獲得しています。
好評だったポイント
視聴者から特に支持されたのは、二宮和也の自然体な演技です。「家族間の照れくささや、真奈美への不器用さがとても自然」という声が多数。���中直人演じる頑固な父・誠一の人間味ある描写に対して「不器用な父親がうざいけど、いい家族だなぁ」と共感する意見も目立ちます。