作品紹介
『めぞん一刻』は、2007年4月8日にテレビ朝日系で放送された3時間スペシャルドラマです。原作は高橋留美子の不朽の名作ラブコメ漫画(1980〜1987年「ビッグコミックスピリッツ」連載、累計2,500万部)、これまでアニメ化(1986〜1988年)はあったものの、実写ドラマ化は本作が初めて。主演の音無響子役には伊東美咲、五代裕作役には全国一般公募3,200人の中から選ばれた中林大樹(後に竹内結子の夫)が抜擢、共演に岸本加世子(一の瀬花枝)、高橋由美子(六本木朱美)、岸辺一徳(四谷さん)、菅井きん、柳沢慎吾、榮倉奈々、沢村一樹など豪華キャスト。監督は本木克英。2008年には『完結編』も放送されました。
昭和58年。古びたアパート「一刻館」に住む浪人生・五代裕作(中林大樹)は、新しく赴任してきた未亡人の管理人・音無響子(伊東美咲)に一目惚れする。しかし響子はまだ亡き夫・惣一郎を忘れられず、愛犬の名前まで「惣一郎」。住人たち(一の瀬さん・朱美さん・四谷さん)と賑やかな日々を過ごす中、五代の片想いは深まっていく——。住人たちの愉快な騒動と、五代と響子の不器用な恋の行方を、3時間スペシャル+完結編という大ボリュームで丁寧に描いた、原作ファンも納得の名作です。
横浜市の妙蓮寺駅、六角橋商店街を「時計坂」「時計坂商店街」のロケ地として使用、その他の都内・神奈川のロケも豊富で、原作の昭和の匂いを再現した街並みが見どころ。原作ファンの聖地として現在も親しまれています。
話題になったポイント
伊東美咲の音無響子
当時31歳の伊東美咲が、26歳の若き未亡人・響子を清楚で哀愁ある演技で表現。原作の響子のイメージを大きく崩さない美しさで、原作ファンからも好意的に受け入れられました。
3,200人から選ばれた中林大樹の五代裕作
全国公募で選ばれた新人・中林大樹の朴訥さが五代裕作役にハマり、無垢な大学生青年像を好演。本作デビュー後に俳優として地歩を固め、後に竹内結子と結婚したことでも話題になりました。
横浜・妙蓮寺と六角橋商店街のロケ
横浜市の妙蓮寺駅と六角橋商店街を「時計坂」のロケ地として使用。原作の昭和の下町風情を見事に再現したロケーションが好評で、原作ファンにとっての「時計坂」聖地が誕生しました。
ロケ地ガイド
時計坂商店街・時計坂駅エリア(横浜)
原作の象徴的な舞台「時計坂」のロケ地。
- 東急東横線妙蓮寺駅:横浜市港北区、「時計坂駅」のロケ地。
- 六角橋商店街:横浜市神奈川区、「時計坂商店街」のロケ地(昭和の風情豊かな商店街)。
- 坂道:一刻館近くの現代の坂道。
- 坂道:一刻館近くの15年前の坂道。
- 坂道:音無老人が歩いていた道。
- 坂道:響子と惣一郎さんが上がってきた坂道。
- 高島山公園:横浜市神奈川区高島台、五代と春香が話していた高台の公園。
- 店舗:響子が五代ゆかりを迎えに行った生花店。
東京・五代の予備校とお店シーン
五代の活動範囲。
- 皀角坂:千代田区神田駿河台、五代が通う「明治予備校」のある坂道。
- 喫茶銀座:中央区銀座、スナック茶々丸のロケ地。
- 武蔵大学江古田キャンパス:練馬区豊玉上、五代と坂本が願書を取りに行った大学。
- プランタン銀座:中央区銀座、五代がクリスマスプレゼントを買ったデパート。
- 阿波屋:五代がバイトしている酒屋。
- 狛江インドアテニススクール:狛江市、三鷹瞬が響子にテニスを教えていたコート。
- 下高井戸八幡神社:杉並区下高井戸、響子と五代が初詣に行った神社。
- 呑川緑道:大田区、響子と五代がお墓参りに行く道。
春秋苑・響子の夫の墓地
響子の心の場所。
- 春秋苑:川崎市多摩区生田、響子の夫・惣一郎の墓地。
聖地巡礼のおすすめルート
時計坂商店街ルート
東急東横線妙蓮寺駅から六角橋商店街、高島山公園を巡る横浜・港北〜神奈川区エリアの聖地巡礼。原作の「時計坂」の世界観を体感できます。
銀座・五代のロマンスルート
プランタン銀座から喫茶銀座、下高井戸八幡神社を巡る東京コース。五代と響子の初詣・クリスマスシーンの場所を辿れます。
視聴者の声・評判
評価スコア
2007年放送、平均視聴率15.0%の高視聴率。続編『めぞん一刻 完結編』も2008年に制作され、原作ファン・新規ファンともに支持される実写化として記憶されています。
好評だったポイント
「伊東美咲の響子が想像通り」「中林大樹の五代が等身大」「時計坂のロケが原作の雰囲気そのまま」「岸本加世子・高橋由美子・岸辺一徳のコメディが秀逸」「3時間SPが見応え十分」と評価され、高橋留美子作品の実写化の成功例として、ファンの間で語り継がれています。