作品紹介
『大好き!五つ子2009』は、2009年2月から3月にかけてTBS系「愛の劇場」枠で放送された昼ドラマで、1999年にスタートした人気シリーズ『大好き!五つ子』の第11弾にして最終章です。シリーズ通算300話を超える長寿ドラマの集大成として、五つ子たちの成長と家族の絆を描いた完結編となりました。
桃井家の五つ子――長男・拓也(柳澤貴彦)、長女・美穂(笹岡莉紗)、次男・慎吾(山内秀一)、次女・紀香(永岡真実)、三男・剛(鈴木藤丸)は社会人となり、それぞれが自分の選んだ道を歩み始めています。父・良介(新井康弘)と母・桃子(森尾由美)は、成長した子どもたちを少し距離を置いて見守る日々。しかし、社会の荒波にぶつかる子どもたちの前には、それぞれの壁が立ちはだかります。
さらに桃子自身も、児童養護施設で暮らすひとりの少年との出会いを通じて新たな問題に直面します。1969年2月の放送開始から40年1か月の歴史を持つ「愛の劇場」枠の最終作品として、家族の愛と絆という普遍的なテーマで幕を閉じた記念碑的な作品です。
話題になったポイント
10年続いた国民的昼ドラの完結
1999年のシリーズ開始から10年間、毎年のように新シリーズが制作されてきた『大好き!五つ子』がついに完結。小学生だった五つ子たちが社会人に成長する過程を10年間にわたって見守ってきた視聴者にとって、まさに「子育てを一緒にしてきた」感覚の作品でした。最終回には「寂しい」「お疲れさまでした」という惜しむ声がSNSや番組宛てに殺到。「愛の劇場」枠の最後を飾るにふさわしいファミリードラマとして、有終の美を飾りました。
「愛の劇場」枠40年の歴史に幕
TBS系で1969年から続いた「愛の劇場」は、40年以上にわたり昼の帯ドラマを届けてきた伝統の枠。その最終作品に選ばれたのが本作です。長年のファンにとっては『大好き!五つ子』の完結だけでなく、「愛の劇場」という枠そのものとのお別れでもあり、一つの時代の終わりを感じさせるものでした。
森尾由美と新井康弘の安定感ある夫婦像
シリーズを通じて桃井夫婦を演じてきた森尾由美と新井康弘。10年間にわたって演じ続けた夫婦の絆は、「本当の夫婦みたい」と視聴者から愛されました。最終章では子離れと親の役割の変化というテーマに取り組み、笑いの中にも人生の機微を感じさせる演技で視聴者を感動させました。
ロケ地ガイド
川崎・多摩エリア ― 桃井家の生活圏
シリーズを通じて、桃井家の生活圏は川崎市・多摩エリアに設定されています。住宅街や公園、商店街など、等身大の家族の日常を感じさせるロケ地が選ばれています。
- 小杉神社:川崎市にある神社。初詣や七五三など家族の行事シーンで登場しました。
- 多摩川球's倶楽部:多摩川沿いのスポーツ施設。五つ子たちのスポーツシーンで使われました。
- 市進学院前の川崎街道:川崎の街道。通学・通勤路のシーンに使われました。
- 日野市立病院:病院シーンのロケ地。家族に関わるエピソードで登場しました。
横浜・センター北エリア ― 五つ子の日常と青春
横浜市北部のセンター北・センター南エリアも、五つ子たちの日常の舞台として多く登場しています。
- 横浜市営地下鉄 センター北駅:五つ子たちの日常の足として頻繁に登場する駅です。
- 横浜市営地下鉄センター南駅:センター南も同様に通学路のロケ地として使われました。
- 横浜市営地下鉄 中川駅:横浜の地下鉄駅。日常の移動シーンで登場しました。
- スキップ広場:センター南にある広場。待ち合わせや日常のシーンで使われました。
- COOPかながわ すみれが丘:地元のスーパー。桃子の買い物シーンなどで登場しました。
- 横浜市立みなと赤十字病院:病院シーンのロケ地として使われました。
東京都心エリア ― 社会人となった五つ子の舞台
社会人になった五つ子たちの職場や、大人の付き合いのシーンで都心が使われています。
- 赤坂サカス:TBS本社があるエリア。都会的なシーンの舞台です。
- 汐留シティセンター前:汐留のオフィス街。仕事のシーンで登場しました。
- LAWRY'S THE PRIME RIB TOKYO:赤坂の人気レストラン。特別な食事シーンで使われました。
- 都立芝公園:東京タワーを望む公園。印象的なシーンのロケ地です。
- 四谷見附橋:四ツ谷にある歴史的な橋。都心の風景として登場しました。
山梨エリア ― 家族の思い出の場所
桃井家の思い出の旅行先として、山梨の自然豊かなロケ地が登場します。
- 山中湖:富士五湖の一つ。家族旅行のシーンで美しい湖畔の風景が映し出されました。
- 山中湖花の都公園:四季折々の花が楽しめる公園。家族の楽しいひとときが描かれました。
- 西湖自由キャンプ場:富士五湖のキャンプ場。家族でのアウトドアシーンに使われました。
聖地巡礼のおすすめルート
横浜センター北・センター南ルート(所要約2時間)
横浜市営地下鉄のセンター北駅からスタート。駅周辺を散策した後、センター南駅方面へ歩き、スキップ広場で休憩。五つ子たちが日常的に利用していた街の雰囲気を体感できます。ノースポートモールやモザイクモール港北でショッピングも楽しめます。
山中湖・富士五湖ドライブルート(所要約1日)
中央自動車道で山中湖へ。花の都公園で季節の花を楽しんだ後、山中湖畔を散策。その後、西湖自由キャンプ場方面へドライブ。天気がよければ富士山の絶景も望め、桃井家の家族旅行気分を味わえる最高のドライブコースです。
視聴者の声・評判
Filmarks評価スコア:★3.6(シリーズ通算)
10年間にわたるシリーズは、昼ドラマとしては異例の長寿番組として親しまれました。「愛の劇場」枠の最終作品としてふさわしい、温かみのある家族ドラマです。
好評だったポイント
最も多い感想は「10年間ありがとう」「五つ子の成長を見守れて幸せだった」という長年のファンからの感謝の声です。大家族系ドラマならではのほっこりしたエピソードが多く、「安心して見られる」「お昼ご飯のお供に最高だった」という声が象徴的。森尾由美の母親役は「理想のお母さん」と愛され、新井康弘との夫婦のやりとりも「温かくて泣ける」と評判でした。最終章では社会人になった五つ子たちの奮闘に「自分の社会人時代を思い出した」という共感の声も。シリーズ全体を通じて「家族っていいな」と思わせてくれる作品として、昼ドラマファンの心に深く刻まれています。完結から15年以上経った今でも、再放送を望む声が寄せられ続けている愛すべきシリーズです。