作品紹介
『十津川警部シリーズ8 伊豆海岸殺人ルート』は2016年にTBS系「月曜ゴールデン」枠で放送された2時間サスペンスで、渡瀬恒彦主演の十津川警部シリーズ第8弾にあたります。主演は渡瀬恒彦、共演は伊東四朗(亀井刑事)、池上季実子、山村紅葉、星野真里、永島敏行、大河内浩ら。原作は西村京太郎の同名小説。渡瀬恒彦の十津川警部晩年の名作の一つとして、伊豆海岸を舞台にした旅情ミステリーを堪能できる作品です。
都内のマンションで、フリーカメラマンの女性・萩原礼子の撲殺死体が発見されます。警視庁捜査一課の十津川警部(渡瀬恒彦)と亀井刑事(伊東四朗)が捜査を開始すると、被害者の元夫・水野久明がかつて業界で著名だったカメラマンだと判明。彼は2年前に突然引退し、妻とも離婚していました。十津川と亀井はスーパービュー踊り子号に乗り、水野の所在を求めて伊豆急下田へ向かいます。
堂ヶ島、ペリーロード、田牛サンドスキー場、なまこ壁通りなど、伊豆半島・下田の観光名所をふんだんに活用したロケ。渡瀬恒彦×伊東四朗の安定した名コンビと、西村京太郎らしい鉄道・海岸サスペンスが見事に結実した、シリーズを代表する2時間サスペンスの一本です。
話題になったポイント
渡瀬恒彦×伊東四朗の名コンビ
20年以上にわたる渡瀬版十津川警部と、相棒・亀井刑事の伊東四朗の息の合ったコンビは、この枠の象徴。阿吽の呼吸の会話劇と、知的な推理の応酬が見どころです。
スーパービュー踊り子号の鉄道サスペンス
西村京太郎作品らしく、JR東海道本線と伊豆急行線を走る特急「スーパービュー踊り子115号」が重要な役割を果たす鉄道ミステリー要素が満載。車窓からの海景色も美しく映像化されました。
伊豆・下田の観光名所完全網羅
堂ヶ島、ペリーロード、田牛サンドスキー場、なまこ壁通りなど、伊豆半島西海岸・下田の名所を惜しみなく映像化。観光ドラマとしての価値も高い一作です。
ロケ地ガイド
スーパービュー踊り子号の旅
十津川と亀井が乗る特急列車の車窓シーンは、実在の鉄道で撮影されました。
- JR東海道本線東京駅丸の内口:踊り子115号乗車の東京駅
- JR東海道本線:踊り子115号が走る場所
- JR東海道本線六郷川橋梁:踊り子115号の橋
- JR熱海駅:車両切り離しの熱海駅
- 修善寺駅:十津川たちの下車
- 伊豆急下田駅:伊豆急下田駅
- 伊豆急行線:川沿いの線路
伊豆・下田の観光名所
西海岸・下田の名所が、カメラマン・水野の足跡を追う舞台として映し出されます。
- 堂ヶ島マリン:テレビの生中継の場所
- 絶景の宿堂ヶ島ホテル天遊:「ホテル天遊」
- だるま山高原レストハウス:吉沢冴子の勤務先
- 諸口神社:井村泰の遺体発見現場
- 田牛サンドスキー場:水野の撮影海岸
- なまこ壁通り:「藤島家」
- エムオーエー奥熱海クリニック:「堂ヶ島療養センター」
警視庁と東京の捜査
警視庁サイドや東京の捜査シーンは、都内のランドマークで撮影されました。
- 警視庁:警視庁
- マーブルヒルスタジオ:H.MIZUNO Studio
- ミズレイコギャルリ代官山店:「Kanako Eternally」
- 国会前庭洋式庭園:十津川と吉沢冴子が出会う公園
- リーガロイヤルホテル東京:小林と西本の尾行先
- 成田国際空港第1ターミナル:黒木逮捕の空港
聖地巡礼のおすすめルート
スーパービュー踊り子号で伊豆1泊ルート
JR東京駅→熱海駅→修善寺駅/伊豆急下田駅と、実際にスーパービュー踊り子号(現サフィール踊り子)に乗車する鉄道ファン至福のコース。
西伊豆堂ヶ島+下田1日ルート
堂ヶ島マリン→絶景の宿堂ヶ島ホテル天遊→田牛サンドスキー場→なまこ壁通りと、伊豆半島を縦断する観光ドライブコース。
視聴者の声・評判
評価スコア
渡瀬恒彦版十津川警部シリーズの安定した視聴率を記録。渡瀬の飄々とした芝居と、伊豆観光地の映像美が高く評価されています。
好評だったポイント
渡瀬恒彦と伊東四朗の名コンビ、西村京太郎らしい鉄道・海岸トリック、伊豆観光地の豊富なロケ。2時間サスペンスの王道を堪能できる良作として、再放送のたびに新しいファンを獲得しています。