作品紹介
『ドラマスペシャル 課長 島耕作』は、2008年6月25日にTBS系で放送された全2話構成のスペシャルドラマです(第2話「課長 島耕作2-香港の誘惑-」は2008年10月1日放送)。弘兼憲史の代表作、累計4500万部超のサラリーマン漫画『課長島耕作』を実写化。主演は高橋克典(島耕作役)、共演に松下奈緒(大町久美子)、宅麻伸(中沢喜一)、高岡早紀(島怜子)、佐野史郎、高知東生、萬田久子、小林稔侍、大滝秀治など豪華俳優陣。大企業・初芝電器を舞台に、外資系企業の株式買収、社内派閥、不倫、離婚、ヘッドハンティングが交錯する大人のサラリーマンドラマです。
初芝電器で課長を務める島耕作(高橋克典)は、最近何か嫌な予感がしていた。親友で私立探偵の木暮久作(演:未確認)から「初芝電器の株式を買い占めている者がいる」と知らされる。上司・中沢喜一(宅麻伸)に報告すると、犯人は韓国企業の敵対的買収だと判明。その渦中で、島は部下・大町久美子(松下奈緒)と関係を深めていく。さらに帰宅すると、妻・怜子(高岡早紀)から離婚届を渡される――。会社では敵対的買収との闘い、家庭では離婚問題、そしてヘッドハンティング――公私ともに窮地に追い込まれた島の決断が、第2話の香港編へと続いていく。
監督は土井裕泰、脚本は寺田敏雄。視聴率10.0%(第1話)と健闘し、原作ファン・ビジネスドラマファン双方から好評を獲得。品川大崎のthinkpark tower、汐留シオサイト、京都産寧坂、表参道、銀座のバー樽、リーガロイヤルホテル東京、横浜万国橋ビル、成田空港など、ビジネスマンの活動エリアを網羅したスケール感のある映像が見どころです。
話題になったポイント
累計4500万部の名作実写化
弘兼憲史の代表作『島耕作』シリーズ(1983〜継続中)の累計発行部数は4500万部超。「日本のサラリーマンの教科書」とも呼ばれるベストセラーの実写化として、原作ファンから高い注目を集めました。
高橋克典の島耕作
主演・高橋克典は1989年の宅麻伸版に次ぐ2代目島耕作。当時43歳の高橋克典は、課長クラスの中堅サラリーマンの渋さと色気を絶妙に体現。「島耕作=高橋克典」の新しいイメージを定着させた佳作です。
韓国企業による敵対的買収という時事性
2000年代後半、日本でも増加していた外資系企業による敵対的買収(M&A)を物語の軸に。サラリーマンの仕事と家庭の両立を描きつつ、企業買収という時事的テーマを盛り込んだ知的なエンタメとして評価されました。
ロケ地ガイド
初芝電器・ビジネスシーン
本作の主要拠点。
- thinkpark tower:東京都品川区大崎2丁目、初芝電器のロケ地。
- エム・ベイポイント幕張:千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目、初芝電器の会議室。
- 竹中工務店東京本店:東京都江東区新砂1丁目、大町久美子が車を降りた初芝電器エントランス。
- 汐留シオサイト:東京都港区東新橋1丁目、ヘッドハンティングのオフィス街。
都心・接待&密会シーン
島耕作の活動エリア。
- カワイ表参道前の表参道:東京都渋谷区神宮前5丁目、ショールームのある道。
- 都道412号線 六本木通り:東京都渋谷区渋谷2丁目、タクシーシーン。
- 樽:東京都中央区銀座6丁目、ヘッドハンティングのバー。
- ENGAWA:東京都渋谷区宇田川町、春山香織とのレストラン。
- リーガロイヤルホテル東京:東京都新宿区戸塚町1丁目、ヘッドハンティングのホテルロビー。
- 蕉雨園:東京都文京区関口2丁目、木野穣の屋敷。
家庭・離婚シーン
- ピエトロ阿佐ヶ谷店:東京都杉並区成田東5丁目、怜子が離婚届を渡したレストラン。
- 専門学校ヒコみづのジュエリーカレッジ:東京都渋谷区神宮前5丁目、銀座のクラブ階段(劇中)。
- マンション:神奈川県川崎市宮前区土橋5丁目、島耕作の引越しアパート。
- 御成橋:東京都品川区東五反田2丁目、馬島典子に派閥メンバー表を頼んだ橋。
京都・横浜・成田・新宿エリア
- 産寧坂:京都府京都市東山区清水3丁目、京都の坂道シーン。
- 万国橋ビル:神奈川県横浜市中区海岸通5丁目、福岡日報のビル。
- 成田国際空港第2ターミナル:千葉県成田市古込、帰国シーン。
- 雑居ビル:東京都新宿区歌舞伎町2丁目、トラストリサーチ社のビル。
聖地巡礼のおすすめルート
大崎・初芝電器ビジネスマンコース
JR大崎駅からthinkpark towerを望み、汐留シオサイトへ。島耕作の活動エリアを歩けます。
銀座・接待バーコース
樽とリーガロイヤルホテル東京を巡る大人のヘッドハンティング夜コース。
京都・産寧坂コース
京都産寧坂を訪ねる京都散策。第1話の名シーンを追体験できます。
視聴者の声・評判
評価スコア
視聴率10.0%(第1話)、7.8%(第2話)と健闘。「日本のサラリーマンの教科書」原作ファンから「高橋克典の島耕作が良い」「ビジネスドラマとして見応えあり」と高評価を獲得しました。
好評だったポイント
「高橋克典の中堅サラリーマンの色気」「松下奈緒の部下キャラがフレッシュ」「韓国企業の敵対的買収という時事性」「松下奈緒との関係描写が大人」「家庭と仕事の両立の難しさ」「シリーズ化も期待」といった感想が並び、2008年TBSスペシャルドラマの代表作として記憶されています。