作品紹介
『課長 島耕作2 -香港の誘惑-』は、2008年10月1日にテレビ東京系で放送された2時間スペシャルドラマです。弘兼憲史の不朽の名作ビジネス漫画『課長 島耕作』(講談社「モーニング」連載)を原作に、2008年6月25日放送の『課長 島耕作』第1弾の続編として制作。主演は高橋克典が島耕作役を続投、共演に松下奈緒(大町久美子)、宅麻伸、高岡早紀、佐野史郎、高知東生、萬田久子、小林稔侍、大滝秀治ら豪華キャスト陣。本作では舞台が香港まで広がり、企業買収・スパイ疑惑をめぐるビジネスサスペンスとして描かれました。
初芝電器の課長から経営戦略部に異動した島耕作(高橋克典)は、専務・中沢喜一(小林稔侍)と共に、香港の総合商社「ワンダラー社」の買収交渉を任される。だが買収価格をめぐる意見の対立、社内に潜むスパイの疑惑、部下・大町久美子(松下奈緒)の真意——様々な要因が絡み合い、混乱の渦中に島は飛び込んでいく。香港・東京・神奈川を舞台に展開する本格ビジネスサスペンスは、原作ファンも唸る完成度。MBA的な企業買収知識と恋愛・人間ドラマが融合した大人のための連続スペシャルです。
東京の竹中工務店本店、富士ソフト秋葉原ビル、横浜の三渓園、新港埠頭、王禅寺ふるさと公園など、企業ドラマの舞台にふさわしい都心ビジネス街と横浜のオシャレ・ロケ地を組み合わせた撮影が魅力。「香港の誘惑」というサブタイトル通り、舞台は東京の企業から国際ビジネスへと広がります。
話題になったポイント
高橋克典の島耕作
『さすらい刑事』『年下の男』など多彩な役柄で人気の高橋克典が、原作ファン納得の島耕作を熱演。実写の島耕作として、宅麻伸主演版(テレビドラマ)に次ぐ高評価を獲得しました。
松下奈緒の知的な部下役
当時23歳の松下奈緒が島の部下・大町久美子を演じ、知的でクールな女性像を確立。彼女が本作以降、ビジネス・大人ドラマで活躍する基盤になった一作です。
香港ビジネスサスペンス
2000年代後半の中国・香港ビジネスへの注目を反映した本作。M&A、内部スパイ、国際交渉など、当時の日本企業が直面していた現実的なビジネス課題を骨太に描いた点が評価されました。
ロケ地ガイド
東京・初芝電器とビジネス街
島耕作の活動拠点。
- 竹中工務店東京本店:江東区新砂、初芝電器のエントランスのロケ地。
- 雑居ビル:木暮久作のいる「トラストリサーチ社」が入るビル。
- 富士ソフト秋葉原ビル:千代田区神田練塀町、香港のワンダラー社の廊下のロケ地。
- モンスーンカフェ:港区青山、島耕作と大町久美子が話しているのを盗撮されていたレストラン。
- 専門学校ヒコみづのジュエリーカレッジ:渋谷区代官山、馬島典子のいる銀座の「クラブのんのん」の階段。
- 船の科学館入口交差点:品川区東八潮、島と久美子が車内で話していた場所。
- ヨネクラボクシングジム:豊島区高田、中沢が息子の練習を見に行ったジム。
- アパート:中沢喜一が住むアパート。
- 辰巳の森緑道公園:江東区辰巳、久美子が島に会いに行った公園。
横浜・神奈川(島の自宅と運命の場所)
プライベートと重要シーンの場所。
- 東名高速道路沿いの坂道:横浜市青葉区、島耕作が家に帰っていた坂道。
- マンション:横浜市青葉区、島耕作が住むマンション。
- 王禅寺ふるさと公園:川崎市麻生区、島が娘と遊んでいた公園。
- 新港埠頭:横浜市中区、島と久美子が車を降りて話していた場所。
- 満珠園:横浜市保土ケ谷区、島と久美子が訪れた香港の路地のロケ地。
- 横浜三渓園:横浜市中区本牧三之谷、久美子がお見合いに行った場所。
埼玉・千葉ロケ
その他のシーン。
- 埼玉県立大学:越谷市三野宮、大泉裕介が入院した「初芝病院」。
- サンルートプラザ東京:浦安市舞浜、島と久美子がスパイを探していたホテル。
聖地巡礼のおすすめルート
東京ビジネス島耕作ルート
竹中工務店東京本店から富士ソフト秋葉原ビル、モンスーンカフェを巡る東京ビジネス街コース。島耕作のキャリアを辿れます。
横浜・三渓園ロマンスルート
新港埠頭から横浜三渓園、満珠園を巡る横浜コース。島と久美子の心の交流の場所です。
視聴者の声・評判
評価スコア
2008年放送、視聴率7.8%。第1弾(10.0%)に続く続編として原作ファンに支持され、ビジネスドラマの一線級作品として評価されています。
好評だったポイント
「高橋克典の島耕作にハマる」「松下奈緒の知的な雰囲気が良い」「ビジネスサスペンスとして楽しめる」「香港の誘惑というサブタイトルが秀逸」「弘兼憲史原作の世界観を再現」と評価され、大人向けのビジネスドラマの代表作として記憶されています。