作品紹介
『浅見光彦シリーズ43 還らざる道』は、2012年1月27日にフジテレビ系で放送された浅見光彦シリーズ第43弾です。内田康夫の同名小説を原作に、ルポライターの浅見光彦(中村俊介)が愛知県豊田市足助町を訪れ、香嵐渓の紅葉と古い宿場町の街並みの中で出会った老人の謎の死を解明していく長編トラベルミステリー。香嵐渓、足助の町並み、奥矢作湖など、東海・足助の風光明媚なロケ地が物語を彩る、シリーズの代表作のひとつです。
ルポライターの浅見光彦は、足助の古い宿場町・本町の町並みを取材で訪れ、三州足助屋敷で老人・瀬戸一弘と出会う。翌朝、瀬戸一弘は奥矢作湖で絞殺死体となって発見される。瀬戸一弘は総合インテリアメーカー「白陽インテリア」の会長だった。浅見は事件の真相を追って足助を巡り、自然破壊と私利私欲、加子母の森林管理署に絡む産業利権、そして雨宮正恵の死の真相など、複雑に絡み合う謎を解明していく。最終的に主犯は警察への自首を決意し、自らの運転する車が峠を走り——。
香嵐渓の紅葉、足助の町並み、マンリン小路、白栄峠、奥矢作湖、加子母(岐阜県)など、東海地方の山村風景を情感豊かに撮影。浅見光彦シリーズの様式美と、自然破壊・地方利権という社会派要素が融合した、シリーズファン必見の佳作です。
話題になったポイント
香嵐渓の紅葉ロケ
東海地方屈指の紅葉名所・香嵐渓(愛知県豊田市足助町)をフルに活用したロケ。紅葉と古い宿場町の風情がドラマに豊かな彩りを加えています。
自然破壊×地方利権の社会派題材
森林管理署、林業利権、自然破壊といった現代社会のテーマを、ミステリーに織り込んだ骨太な構成。内田康夫らしい社会派の視点が際立ちます。
足助の町並み保存地区
愛知県豊田市足助町は重要伝統的建造物群保存地区に指定された宿場町。マンリン小路や本町の町並みなど、江戸時代の雰囲気を残す名所がロケに活用されました。
ロケ地ガイド
愛知・足助の中心シーン
物語の主舞台・足助町の伝統的町並みのロケ地です。
- 足助城(真弓山城):足助の町を見下ろす風景。
- かえで加東家:浅見光彦が歩いた足助の町並み。
- マンリン小路:浅見光彦が写真を撮った路地。
- 足助川の真弓橋:浅見光彦が写真を撮った橋。
- 三州足助屋敷:浅見光彦が瀬戸一弘と出会った場所。
- 本町の町並み:浅見光彦と瀬戸一弘が話した街並み。
- 香嵐渓:浅見光彦と瀬戸一弘が話した香嵐渓。
- 香嵐亭:浅見光彦が宿泊した香嵐亭。
- 足助観光協会:足助観光協会のシーン。
岐阜・恵那・加子母シーン
事件の核心となる岐阜県のロケ地です。
- 白栄峠:タイトルバックの山。
- 恵那警察署:恵那東警察署。
- 奥矢作湖:瀬戸一弘の絞殺死体が発見された湖。
- 大蔵工芸所:片倉工藝所。
- 東濃森林管理署:加子母森林管理署。
- 大杉延命地蔵尊:浅見光彦が池上義明の妻から話を聞いた神社。
- 製材所:雨宮正恵が連れて行かれた製材所。
東京・浅見家と関係者シーン
浅見家と東京の関係者のロケ地です。
- 一軒家:瀬戸一弘の家。
- 一軒家:雨宮正恵の家。
- 一軒家:浅見家。
- 平塚亭:浅見光彦と雨宮正恵がだんごを食べた平塚亭。
- 平塚神社:浅見光彦と雨宮正恵が話した神社。
- カシオ計算機本社:中山義雄が経営する萬林通商。
- トークピア川崎:浅見光彦が鑑定を依頼した科学警察研究所。
- 警察庁:浅見陽一郎が勤める警察庁。
- 久邇カントリークラブ:浅見光彦が中山義雄に会いに行ったゴルフ場。
聖地巡礼のおすすめルート
足助・香嵐渓ルート
足助城(真弓山城)からマンリン小路、三州足助屋敷、香嵐渓、香嵐亭を巡れば、紅葉の足助と物語の核心を堪能できます。
奥矢作湖・加子母ルート
奥矢作湖、東濃森林管理署、大杉延命地蔵尊を巡ると、事件の核心地・岐阜の山村風景を体感できます。
視聴者の声・評判
評価スコア
浅見光彦シリーズの様式美と、足助・香嵐渓の紅葉ロケ、自然破壊×地方利権の社会派題材が融合したシリーズの代表作。中村俊介の浅見光彦と、足助の町並みが織り成す旅情ミステリーが高く評価されました。
好評だったポイント
「香嵐渓の紅葉が美しい」「足助の宿場町の風情が良い」「中村俊介の浅見光彦が落ち着く」「自然破壊のテーマが現代的」「マンリン小路の映像が印象的」といった感想が寄せられました。