作品紹介
『神苦楽島(かぐらじま)』は2015年に「浅見光彦シリーズ52」としてフジテレビ「BSフジサスペンス傑作選」で放送されたドラマです。原作は内田康夫の同名小説(文藝春秋/文春文庫、上下巻)。淡路島を主舞台に、伊弉諾神宮、洲本城、明石海峡大橋など"国生み神話の聖地"を巡りながら、日本神話・民俗・古くからの習慣が絡み合う不可解な殺人事件と政治家の陰謀を描く、内田康夫の集大成的長編の映像化です。
「旅と歴史」ルポライターの浅見光彦は、秋葉原のショッピングモールで一人の女性が倒れ「モスケ」とつぶやいて息絶える現場に居合わせる。淡路島出身のOLで、毒物による殺人と判明。編集長から淡路島での取材を頼まれた浅見は、現地で男性の死体を発見してしまう。日本神話、民俗、古くからの習慣が絡み合う不可解な殺人事件——やがて政治家の陰謀まで見え隠れし、事件の背後にある巨大な組織に光彦は戦慄する。主演は中村俊介(浅見光彦)、共演に安達祐実(CATVディレクター松雪真弓)など。
淡路島の伊弉諾神宮、洲本城、明石海峡大橋、淡路ハイウェイオアシス、由良要塞跡、岩上神社、本町商店街など、淡路島の見どころが数多くロケ地として登場。さらに伊勢神宮、京都の渡月橋、徳島・大鳴門橋まで、関西を縦横に活用した大型ロケ作品です。
話題になったポイント
「国生み神話」と現代殺人の融合
淡路島は『古事記』『日本書紀』に記された「国生み神話」の聖地。本作はその神話的世界観と、現代の殺人事件・政治陰謀をミステリーとして結びつけ、内田康夫らしい歴史×民俗×ミステリーの複合構造を実現しました。
淡路島・伊勢神宮の豪華ロケ
伊弉諾神宮、洲本城、明石海峡大橋、淡路ハイウェイオアシス、由良要塞跡など淡路島の名所に加え、伊勢神宮の大鳥居・宇治橋まで足を延ばした大型ロケ。内田康夫サスペンスの中でも最もスケールの大きい一本です。
中村俊介・安達祐実コンビ
浅見光彦役の中村俊介と、CATVディレクター・松雪真弓役の安達祐実のコンビが、淡路島の謎を解き明かします。
ロケ地ガイド
淡路島シーン
本作の主舞台、国生み神話の聖地。
- 明石海峡大橋:神戸市垂水区東舞子町、淡路島の玄関口。
- 淡路ハイウェイオアシス:淡路市岩屋大林の道の駅。
- 鮎原河上天満宮:洲本市五色町鮎原南谷の神社。
- 由良要塞:洲本市由良町の旧要塞跡。
- ウェスティンホテル淡路:淡路市夢舞台の高級ホテル。
- 洲本ポートターミナル:洲本市海岸通のターミナル。
- 洲本城:洲本市小路谷の城跡。
- 本町商店街:洲本市本町の商店街。
- 鳥ノ山展望台:淡路市岩屋の展望台。
- 仮屋漁村センター:淡路市仮屋の漁村センター。
- 伊毘漁港:南あわじ市阿那賀の漁港。
- 岩上神社:淡路市柳沢乙の神社。
- 伊弉諾神宮:淡路市多賀、国生み神話の最重要聖地。
- 西岡公会堂、石屋小学校:淡路市岩屋の建造物。
伊勢・京都・徳島シーン
関西の名所が次々登場。
- 伊勢神宮の大鳥居:伊勢市楠部町の鳥居。
- 伊勢神宮内宮宇治橋:伊勢市宇治館町の宇治橋。
- 滋賀県琵琶湖環境科学研究センター:大津市柳が崎の研究機関。
- 京都コンサートホール:京都市左京区下鴨半木町。
- 神戸淡路鳴門自動車道の大鳴門橋:徳島県鳴門市の橋。
- 桂川の渡月橋:京都市右京区嵯峨の名橋。
- 東映京都撮影所:京都市右京区太秦西蜂岡町。
東京シーン
事件の発端。
- タムラ製作所:練馬区東大泉のロケ地。
聖地巡礼のおすすめルート
淡路島・国生み神話ルート
明石海峡大橋を渡って淡路島に入り、伊弉諾神宮、洲本城、本町商店街、由良要塞、大鳴門橋を巡れば、淡路島一周の本格巡礼が楽しめます。ウェスティンホテル淡路に宿泊すれば、本作の世界観を完全体感できます。
伊勢神宮・神話ルート
伊勢神宮の大鳥居と伊勢神宮内宮宇治橋を訪ねれば、本作の神話的テーマの根源を辿れます。淡路島の伊弉諾神宮と合わせて参拝すれば、国生み神話と日本の起源を巡る旅が完成します。
視聴者の声・評判
評価スコア
内田康夫の集大成的長編の映像化として、原作読者・サスペンスファンから注目を集めました。淡路島・伊勢神宮の壮大なロケと、神話+政治陰謀という重厚なプロットで、シリーズ屈指のスケール感を実現しています。
好評だったポイント
「淡路島の風景が美しい」「伊弉諾神宮の神聖な雰囲気」「国生み神話と殺人事件の融合が秀逸」「中村俊介の浅見光彦が安定感」「政治陰謀のスケールが大きい」「内田康夫の集大成的作品」といった感想が寄せられ、シリーズの中でも記憶に残る大作として評価されています。