作品紹介
『亀は意外と速く泳ぐ』は、2005年10月22日に公開された三木聡監督・上野樹里主演の脱力系コメディ映画です。"スパイ募集"の張り紙を見つけた平凡な主婦・スズメが、その平凡さを買われて"目立たないように静かに平凡に過ごす"という任務のスパイになるという不条理コメディ。三浦半島・三崎漁港の昭和レトロな町並みでオールロケされた、独特のテンポとオフビート感が癖になるカルト的人気作品です。
夫が海外赴任中で話し相手がペットの亀だけ、という平凡な毎日に飽きていた主婦・片倉スズメ(上野樹里)。ある日、街角で「スパイ募集」の貼り紙を見つけ、応募してみる。面接で「君のその平凡さこそスパイに最適だ」と絶賛され、晴れてスパイとして採用される。スズメに与えられた任務は「目立たないよう静かに平凡に日々を過ごす」こと。指導役のスパイ夫婦・釘谷シズオ(岩松了)と釘谷エツコ(ふせえり)の指導の下、スズメは"絶対に目立たないスパイ"としての日々を過ごし始める。やがて幼馴染の扇谷クジャク(蒼井優)も巻き込みながら、平凡な町の中で繰り広げられる珍事件——。
三木聡監督ならではの脱力系・不条理ギャグの世界観に、上野樹里・蒼井優・岩松了・ふせえり・松重豊・要潤・伊武雅刀・温水洋一・嶋田久作ら個性派キャストが集結。Filmarks★3.6点と熱狂的支持を受け、2025年7月には公開20周年デジタルリマスター版もリバイバル上映された、邦画コメディの隠れた名作です。
話題になったポイント
三木聡ワールドの脱力系コメディ
『時効警察』『熱海の捜査官』で知られる三木聡監督ならではの"小ネタの宝石箱"な世界観。一見何でもない日常に、奇妙な笑いが散りばめられています。
上野樹里×蒼井優の若手共演
『スウィングガールズ』のヒットで人気急上昇中の19歳・上野樹里と、ブレイク前の蒼井優が幼馴染役で共演。後の主演級2人の若き輝きが映像に焼き付けられた貴重な作品です。
三浦半島・三崎漁港のオールロケ
神奈川県三浦半島・三崎漁港の昭和レトロな町並みをフルに活用したロケ。古い商店街、漁港、ファミレス、美容室など、平凡な町の風景が物語を支えました。
ロケ地ガイド
三崎の商店街・スズメの日常シーン
スズメが暮らす三浦市三崎エリアのロケ地です。
- 小桜姫坂:百段階段。
- 向ケ崎公園:東町公園。
- ポパイ食堂:そこそこな味のラーメン屋「サルタナ」。
- コーヒーショップ キー:スズメがストロー肝臓を作ったり、加東先輩と話した喫茶店。
- 駐車場:福引の会場。
- いづみや洋品店:クギタニエツコがアナウンスした商店街放送室。
- みうら漁協監視所:水道屋の事務所。
- Bar Ber ニシノ:永久パーマの美容室。
- 猪又美容室:スズメが髪型を直した美容室。
- サフラン:スズメがエツコに呼び出されたファミレス。
- スズキヤ葉山店:スズメがスパイ活動の練習をしたスーパー。
- 千翠:加東先輩の秘密を見た焼肉屋。
クジャク・スパイ夫婦のシーン
幼馴染クジャクとスパイ指導役のロケ地です。
- 三浦市立三崎小学校:スズメとクジャクの中学校の校門。
- 旧神奈川県立三崎高校:クジャクが女子プロレスリング部を創設した高校のグラウンド。
- シーボニアマリーナのクラブハウスレストラン:クジャクが競馬で当てた大金をばら撒いたレストラン。
- 鋒バス停留所:クジャクがヒッチハイクに成功し、スズメがバスに素通りされた停留所。
- アパート:シズオとエツコ夫婦の家。
- 洞窟:クジャクが住む洞窟。
- こどもの国:クジャクが加東先輩を片倉に話した牧場。
- アパート:スズメの父親の家。
クライマックス・スパイ大作戦シーン
クライマックスのスパイ大作戦の舞台です。
- 長瀬人道橋:スズメが川に飛び込んだ橋。
- 三浦市立南下浦中学校:公安関係者が集うグラウンド。
- 三浦市松輪配水池配水タンク:スパイたちが見張った塔。
- 神奈川県水産技術センター大乗送信所:スズメが送電線を切って停電を起こした変電所。
- 城南島海浜公園:エンディングでクジャクを助けるスズメが歩いた道。
聖地巡礼のおすすめルート
三崎下町・スズメ日常ルート
ポパイ食堂からコーヒーショップ キー、小桜姫坂、猪又美容室、サフランを巡れば、スズメの平凡な日常を体感できます。
クジャクの行動範囲ルート
旧神奈川県立三崎高校、シーボニアマリーナのクラブハウスレストラン、洞窟を巡ると、自由奔放なクジャクの世界を辿れます。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでの平均スコアは★★★★3.6点。三木聡監督の脱力系コメディの傑作として、公開20周年(2025年)にデジタルリマスター上映されたカルト的人気作です。
好評だったポイント
「上野樹里と蒼井優の若き輝きが眩しい」「三木聡らしい小ネタの宝石箱」「平凡を任務にするスパイの設定が秀逸」「三崎漁港の風景がレトロで味わい深い」「個性派キャストの濃さが楽しい」といった感想が寄せられました。