作品紹介
『顔』は、2003年4月から6月までフジテレビ系で放送された、横山秀夫原作のサスペンスドラマです。仲間由紀恵が演じる主人公・平野瑞穂は、鑑識課で似顔絵捜査官を務めていましたが、捜査でトラブルを起こし広報課に左遷されてしまいます。
捜査一課には他署から西島秀介(オダギリジョー)という刑事が移ってきて、管内で連続放火事件が発生。瑞穂は単独で捜査を始め、西島と対立しながらも事件の真相に迫っていきます。似顔絵という特殊なスキルを活かした捜査手法と、組織の中で奮闘する女性警察官の姿を丁寧に描いた作品です。京野ことみ、近藤芳正、田中律子など実力派俳優が脇を固めています。
話題になったポイント
仲間由紀恵の新境地
『ごくせん』や『TRICK』でコミカルな演技が注目されていた仲間由紀恵が、シリアスな警察ドラマで新たな一面を見せたことが大きな話題となりました。似顔絵を描くシーンでは実際に練習を重ね、リアリティのある演技を披露しています。
オダギリジョーとの共演
当時注目の若手俳優だったオダギリジョーとの共演が話題を呼びました。二人の緊張感あるやりとりは、ドラマに深みを与え、視聴者を引きつけました。
似顔絵捜査官という斬新な設定
刑事ドラマは数多くありますが、「似顔絵捜査官」という独特の切り口は当時としては非常に斬新でした。横山秀夫の緻密な原作をベースに、似顔絵を通じて犯人の心理に迫る展開は、従来の刑事ドラマとは一線を画すものでした。
ロケ地ガイド
東京エリア
- 北区立中央公園文化センター(旧陸軍東京第一造兵廠):警察署のロケ地として使用された歴史的建造物。重厚な外観が警察署の雰囲気にマッチしています。
- 東京拘置所:事件に関連する重要なシーンで登場する施設です。
- 乃木坂トンネル:夜間のシーンで印象的に使われたトンネル。緊迫した捜査シーンの舞台です。
京都エリア
- ねねの道:京都・東山の風情ある石畳の道。京都編での重要なシーンが撮影されました。
- 円山公園:京都を代表する公園で、桜の名所としても有名。情緒豊かなシーンの舞台となっています。
- 東寺:世界遺産にも登録されている京都の名刹。壮大な五重塔を背景にしたシーンが印象的です。
- 高台寺:豊臣秀吉の正室・ねねゆかりの寺院。ねねの道と合わせて京都の風情を感じられるスポットです。
横浜エリア
- 万国橋:横浜港を望む歴史的な橋。捜査の過程で訪れるシーンに使われています。
- 横浜赤レンガ倉庫:横浜を代表する観光スポット。ドラマの中でも印象的な風景として登場します。
- 横浜港大さん橋国際旅客ターミナル:横浜港のシンボル的な施設。海を背景にしたシーンが撮影されました。
聖地巡礼のおすすめルート
京都・東山散策コース
東寺からスタートし、バスで東山方面へ移動。高台寺を参拝した後、ねねの道を散策し、円山公園でひと休み。京都の歴史と風情を感じながら、ドラマの世界観に浸れるルートです。桜の季節は特に美しく、所要時間は約4時間です。
横浜ベイエリアコース
万国橋から大さん橋を経由して赤レンガ倉庫へ。横浜港の潮風を感じながら、ドラマのロケ地を巡ります。中華街も近いので、ランチを楽しみながらの散策がおすすめです。所要時間は約2時間です。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでの平均スコアは3.3点(5点満点)、平均視聴率は12.3%、最高視聴率は15.6%を記録しました。
好評だったポイント
「仲間由紀恵のシリアスな演技が新鮮」「似顔絵捜査官という設定が面白い」「横山秀夫の原作の雰囲気をよく再現している」といった声が多く寄せられています。特に、似顔絵を描くプロセスを通じて犯人の人間性に迫る独特の捜査手法が、従来の刑事ドラマにはない魅力として評価されました。京都でのロケーションの美しさも好評で、サスペンスと情緒が見事に融合した作品として記憶されています。