作品紹介
『汚れた舌』は、2005年4月から6月にかけてTBS系で毎週木曜日22時から放送された全11話の連続ドラマです。原作・脚本は『週末婚』『昔の男』などで知られる内舘牧子。主演は飯島直子で、加藤浩次との共演が話題となりました。
東京・白金で花屋「ル・コフレ」を営む江田千夏(飯島直子)は、35歳の独身女性。ある日、祖父の代から続く花屋を全国規模のフラワーショップチェーンに発展させた39歳のやり手経営者・涼野耕平(加藤浩次)と出会います。二人は互いに惹かれ合いますが、耕平には家庭があり、千夏の周囲にも複雑な人間関係が絡み合っていきます。
内舘牧子が得意とする「愛憎ドロドロ劇」の第4弾として制作された本作は、男女の複雑な恋愛関係、嫉妬、執着、そして人間の本性をえぐるような鋭い脚本で視聴者を引きつけました。藤竜也、松原智恵子、牧瀬里穂、森口瑤子、田中圭ら演技派俳優が脇を固める豪華キャストも見どころです。
話題になったポイント
内舘牧子の毒気あふれる脚本
『週末婚』『昔の男』『年下の男』に続く内舘牧子の愛憎劇シリーズ第4弾として、その毒気あふれる台詞と容赦のない人間描写が話題を呼びました。登場人物たちが「きれいごと」を言いながらも本音では打算や欲望に駆られる姿をリアルに描き出し、「人間の汚さをここまで描くか」と視聴者を震撼させました。
飯島直子と加藤浩次の意外な組み合わせ
飯島直子の本格的な恋愛ドラマ主演と、お笑い芸人・加藤浩次の俳優としての挑戦という意外な組み合わせが注目を集めました。加藤浩次は花卉業界のやり手経営者という難しい役柄を好演し、「演技力の高さに驚いた」という声が多く寄せられました。
白金・広尾の華やかな舞台設定
東京の高級住宅街である白金・広尾エリアを舞台にした花屋を中心に物語が展開。華やかなフラワーアレンジメントの映像と、その裏に渦巻く人間の醜い感情とのコントラストが鮮烈でした。美しい花々に囲まれた空間で繰り広げられるドロドロの愛憎劇は、独特の緊張感を生み出しています。
ロケ地ガイド
東京都・広尾・白金エリア
- ZOY広尾店:広尾の洗練された街並みの中で撮影されたシーンのロケ地です。
- インペリアル広尾前の明治通り:千夏の花屋がある白金・広尾エリアの街並みとして登場する通りです。
- 天現寺橋交差点の歩道橋:広尾と白金の境界にある歩道橋で、登場人物の通勤シーンに使われました。
- 四の橋白金商店街:白金の下町情緒あるエリアとして物語に登場する商店街です。
東京都・表参道・青山エリア
- Paul Stuart青山店前の表参道:おしゃれな表参道の通りで撮影されたシーンです。
- ベルコモンズ前付近の青山通り:青山の華やかな通りで、登場人物たちが行き交うシーンに使われました。
- 伊藤忠商事本社ビル前の青山通りの横断歩道:ビジネス街としての青山が映し出されたロケ地です。
東京都・六本木・お台場エリア
- STUDIO MOURIS ROPPONGI:六本木のスタジオで撮影されたシーンのロケ地です。
- 六本木トンネル:夜のシーンで印象的に使われた六本木のトンネルです。
- ホテル グランパシフィック LE DAIBA:お台場のホテルで、重要な場面の撮影が行われました。
- 東京タワー:東京の夜景を背景にしたロマンチックなシーンで登場します。
埼玉県エリア
- 城西大学:大学キャンパスのシーンで使われたロケ地です。
- スキップシティ:川口市の映像関連施設で、撮影スタジオとしても使用されました。
- 川口緑化センター「樹里安」:花卉業界を舞台にした本作にふさわしい緑化センターでの撮影シーンです。
聖地巡礼のおすすめルート
白金・広尾セレブエリア散策コース
白金高輪駅からスタートし、四の橋白金商店街を通ってインペリアル広尾前の明治通りへ。天現寺橋交差点の歩道橋を渡り、ZOY広尾店周辺まで散策します。千夏の花屋があったエリアの高級感ある街並みを楽しみながら、ドラマの世界に浸れるコースです。広尾のおしゃれなカフェでランチを楽しむのもおすすめです。
表参道・青山おしゃれスポットコース
表参道駅からPaul Stuart青山店前の通りを歩き、ベルコモンズ付近の青山通りへ。伊藤忠商事本社ビル前を通過して、青山エリアのハイセンスな雰囲気を体感します。表参道・青山のブティックやカフェ巡りと合わせて楽しめるルートです。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでの平均スコアは3.4点(5点満点)、レビュー数は139件。内舘牧子作品のファンからは高い評価を受けている一方、ドロドロ展開が苦手な層からは評価が分かれた作品です。
好評だったポイント
内舘牧子の脚本については「さすがの切れ味」「人間の本性をえぐる台詞が秀逸」と高く評価されています。特に松原智恵子の演技は「品のある佇まいからにじみ出る怖さが凄い」と絶賛され、ベテラン女優の底力を見せつけました。加藤浩次の演技も「お笑い芸人とは思えない本格的な演技」と驚きの声が多数。飯島直子のヒロインについては「等身大の35歳女性のリアルさ」が共感を呼び、「自分の姿を重ねてしまう」という声も。ドラマ全体としては「人間の醜さを描きながらも、どこか共感してしまう不思議な魅力がある」と評されており、内舘牧子ドラマのファンにとっては外せない一作となっています。花卉業界という珍しい舞台設定も「花の美しさとドロドロのギャップが良い」と好評でした。