作品紹介
『危険なビーナス』は2020年10月から12月までTBS系「日曜劇場」枠で放送された全10話のミステリードラマです。主演は妻夫木聡、ヒロインは吉高由里子。原作は東野圭吾の同名小説(2016年刊)で、脚本は大石静、演出は平野俊一・福澤克雄・山室大輔。妻夫木聡にとってTBS連続ドラマ主演は『オレンジデイズ』以来16年ぶり、日曜劇場主演もこの期間ぶりとなる話題作でした。
主人公・手島伯朗(妻夫木聡)は動物病院の獣医。母親が資産家・矢神家に再婚して以来、連れ子として肩身の狭い思いをしてきた彼は、母の死後は矢神家と疎遠に暮らしていました。ある日、彼のもとに異父弟・矢神明人の妻を名乗る謎の女・楓(吉高由里子)が現れ、「失踪した明人を一緒に捜してほしい」と頼んできます。矢神家の血を引く明人には30億円とも言われる遺産の相続権があり、楓は一族の誰かが失踪に関わっていると疑っていました。
共演はディーン・フジオカ(矢神勇磨役)、染谷将太(矢神明人役)、戸田恵子、小須田康人、栗原英雄、小池栄子、麻生祐未、瀬戸康史、中村アンら豪華キャスト。巨額遺産、サヴァン症候群、秘密、嘘──東野圭吾ならではの二転三転するミステリー展開で日曜夜を盛り上げました。
話題になったポイント
妻夫木聡16年ぶりの日曜劇場主演
『オレンジデイズ』以来16年ぶりにTBS連続ドラマの主演を務めた妻夫木聡の存在感が大きな話題に。獣医という優しげな役柄に、徐々に明かされていく"嘘"の層が重なる複雑な芝居が評価されました。
吉高由里子の"ミステリアスヒロイン"
今回の楓役は、吉高由里子の普段のキュートなイメージを覆すミステリアスな女性像。彼女の"危険なビーナス"ぶりが、毎話の緊張感を作りました。
東野圭吾原作×大石静脚本
東野圭吾の骨太ミステリーを、大石静が人間ドラマ部分に厚みを持たせて脚色。原作の謎解きと脚本の温度感がマッチした仕上がりに、原作ファンからも好評が寄せられました。
ロケ地ガイド
矢神家と伯朗の生活圏
矢神家の豪邸と、伯朗の動物病院は、東京の邸宅・歴史的建築で撮影されました。
- 和敬塾本館:矢神家の豪邸
- 登録有形文化財萩原家住宅:池田動物病院
- マンション:矢神明人と楓が住むマンションの外観
- マンション:同マンションの内部
伯朗と楓の捜索シーン
伯朗と楓が謎を追うシーンは、都内の特徴的な場所で撮影されています。
- ロハスカフェARIAKE:第1話の会話シーンのカフェ
- ジグザグするスロープ:第1話の印象的な階段
- 御茶ノ水ソラシティ:第1話で矢神牧雄が襲われた場所
- 日本丸メモリアルパーク:第2話でスマホ受け渡しシーン
- 東品川海上公園:第2話の運河沿いの公園
会食・密談の場
矢神家の関係者同士の会食シーンは、都内の高級店で撮影されました。
- 青山エリュシオンハウス:第2話で矢神勇磨のレストラン
- ロイヤル アスコット:第2話で矢神勇磨が楓と取引したレストラン
- ナプレ南青山本店:第5話のランチレストラン
- 神楽坂前田芳春庵:第6話で蔭山元美が手配したレストラン
- 㐂はら:第8話のランチ会話シーン
聖地巡礼のおすすめルート
目白〜御茶ノ水ミステリールート
和敬塾本館→御茶ノ水ソラシティと、矢神家の世界を追体験するコース。都電・地下鉄で移動できます。
湾岸サスペンスルート
日本丸メモリアルパーク→東品川海上公園と、湾岸の雰囲気を味わうコース。夕方から夜の時間帯が特にドラマチック。
視聴者の声・評判
評価スコア
原作ファン・ドラマファン双方から支持を獲得し、"後半から一気に面白くなる"との評価多数。最終回の視聴率も好調で、東野圭吾原作ドラマの代表作に位置付けられます。
好評だったポイント
妻夫木聡の表情の繊細さ、吉高由里子の妖しい魅力、ディーン・フジオカの色気、東野圭吾原作ならではの二転三転の展開。豪華キャストを贅沢に使った大人のミステリーとして、高い完成度を誇る一作です。