作品紹介
『近キョリ恋愛』は2014年10月11日公開の恋愛映画。原作はみきもと凜の同名少女漫画で、シリーズ累計500万部を超えるベストセラーの実写化です。監督は『君に届け』『ミッドナイト・イーグル』の熊澤尚人。主演の山下智久が"史上最強のツンデレ教師"を演じ、ヒロインには『渇き。』で鮮烈なデビューを飾った小松菜奈が抜擢されました。上映時間118分。
成績優秀だが英語だけは苦手な女子高生・枢木ゆに(小松菜奈)は、新しく赴任してきたイケメン英語教師・櫻井ハルカ(山下智久)から特別補習を言い渡されてしまいます。毒舌でどこか掴みどころのないハルカに苦手意識を抱くゆにでしたが、補習を重ねるうちに彼に惹かれていきます。ゆには思い切ってハルカに告白。教師という立場から頑なに拒み続けたハルカも、ゆにのひたむきさに次第に心を動かされていきます。脇を水川あさみ、新井浩文ら実力派が固めました。
ロケ地の中心は静岡県。富士市立高校が西泉高等学校の正門として、静岡県埋蔵文化財センター(旧静岡県立庵原高校)が屋上・教室・グラウンドとして使われました。静岡市の中心市街地では青葉通りや七間町通りなど、地元の人々に馴染み深い通りが恋の舞台に。街をあげてのロケ協力により、静岡が"聖地"として整った一本です。
話題になったポイント
山下智久の"史上最強のツンデレ教師"
公開前から「山下智久、主演で史上最強のツンデレ教師に」というキャッチコピーで注目を集めた本作。毒舌で強引、けれど時折見せる優しさというハルカのキャラクターは、原作ファンからも高い再現度と評されました。舞台挨拶での山下のファンサービスに観客が"キュン死に"寸前になったという報道も話題に。
小松菜奈の初期代表作
本作は小松菜奈にとってキャリア初期の重要な一本。『渇き。』の妖艶な役柄とは真逆の、まっすぐで不器用な女子高生・枢木ゆにを演じ、幅広い表現力を印象づけました。青葉通り駐輪場の地下道でハルカから告白される場面は、多くのファンが挙げる名シーンです。
静岡が全面協力した本格ロケ
フィルムコミッション富士や静岡市の協力のもと、静岡県内で大規模なロケを実施。マルサン書房富士店、キャトルエピス静岡店といった実在の地元店舗もそのまま登場し、公開後は静岡ロケ地ガイドが作られるなど、地域を巻き込んだ作品となりました。
ロケ地ガイド
西泉高等学校エリア(富士市・清水区)
ゆにとハルカが出会う、物語の中心となる学校。
- 富士市立高校:静岡県富士市比奈。西泉高等学校の正門として撮影されました。
- 静岡県埋蔵文化財センター:静岡県静岡市清水区蒲原。西泉高等学校の屋上、教室、グラウンド。旧静岡県立庵原高校の校舎を活用した施設で、学園ドラマの定番ロケ地です。
- マルサン書房富士店:静岡県富士市米之宮町。枢木ゆにが恋の本を見ていた書店。
静岡市中心街・恋の舞台エリア
告白と別れが交錯する、本作の恋愛描写の核となる街。
- 青葉通り:静岡県静岡市葵区常磐町2丁目。的場竜が枢木ゆにに告白した場所。JR静岡駅から徒歩10分ほど、市役所前に伸びる緑豊かな遊歩道です。
- 青葉通り駐輪場:静岡県静岡市葵区呉服町2丁目。櫻井ハルカが枢木ゆにに告白した地下道。本作屈指の名場面の舞台です。
- 青葉公園:静岡県静岡市葵区呉服町2丁目。櫻井ハルカが的場竜の前から枢木ゆにを連れて行った公園。
- 静岡伊勢丹前の七間町通り:静岡県静岡市葵区呉服町2丁目。的場竜と枢木ゆにが一緒に歩いているのを瀧沢美麗が見た場所。かつて映画館が立ち並んだ"シネマ通り"です。
- 別雷神社前の青葉通り:静岡県静岡市葵区七間町。枢木ゆにが店の前に立っているのを櫻井ハルカが車の中から見ていた場所。
- キャトルエピス静岡店:静岡県静岡市清水区天神2丁目。的場竜と枢木ゆにが夢の話をしたスイーツ店。
海と空港・別れのエリア
- 小浜海岸:静岡県沼津市我入道。櫻井ハルカが枢木ゆににプロポーズした海。駿河湾越しに富士山を望む景勝地です。
- 静岡空港:静岡県牧之原市坂口。名波菊子と枢木ゆにが話していた空港のロビー。
- 成田国際空港第1ターミナル:千葉県成田市三里塚字御料牧場。名波菊子が枢木ゆにを見送りに行った空港。
神奈川・東京エリア
- 保土ヶ谷公園:神奈川県横浜市保土ケ谷区星川3丁目。瀧沢美麗と櫻井ハルカが願いが叶う木の話をしていた公園。
- 目黒川のなかめ公園橋:東京都目黒区中目黒2丁目。明智数馬と櫻井ハルカが教頭に呼び出された後に話していた橋。桜の名所としても有名です。
聖地巡礼のおすすめルート
静岡市街・告白ルート
JR静岡駅から青葉通りを歩き、青葉公園、青葉通り駐輪場の地下道、七間町通りまで。すべて徒歩圏内に収まる、本作の恋愛シーンを2時間ほどで一気に巡れる王道コースです。
富士・学校ルート
富士市立高校とマルサン書房富士店を巡り、清水区の静岡県埋蔵文化財センターへ。ゆにの学校生活の舞台を辿る、車移動のコース。埋蔵文化財センターは見学もできます。
沼津・プロポーズの海ルート
小浜海岸で駿河湾と富士山の眺めを楽しむ、クライマックスの舞台を訪ねるコース。沼津港の海鮮グルメと組み合わせるのがおすすめです。
評価・反響
評価スコア
映画.comのレビューは平均3.2点(76件)。少女漫画実写化作品としては標準以上の評価で、特に山下智久と小松菜奈の演技、そして"胸キュン"場面については好意的な声が多数を占めています。
好評だったポイント
一方でストーリー展開については賛否が分かれるものの、主演2人の魅力と映像の美しさで支持を集めた作品です。