作品紹介
『サラリーマン金太郎2』は、2010年1月から3月にかけてテレビ朝日系「金曜ナイトドラマ」枠で放送された企業ドラマです。本宮ひろ志の大ヒット漫画『サラリーマン金太郎』を原作とし、永井大が主演を務めたシリーズの第2弾。前作に引き続き、元暴走族の総長から建設会社のサラリーマンに転身した矢島金太郎の痛快な活躍を描きます。
転勤先のアフリカ・ナビリア共和国から帰国した金太郎は、かつての上司・水木から驚愕の事実を聞かされます。ヤマト建設が中央建設と合併し「ヤマト中央建設」になるというのです。新会社で社長室長に就任した金太郎は、息子の誘拐脅迫、リストラ計画、手抜き工事疑惑など、次々と降りかかる企業トラブルに持ち前の正義感と行動力で立ち向かいます。
共演には井上和香、青山倫子、細川茂樹、古谷一行、宇津井健、森本レオら豪華キャストが名を連ね、深夜枠ながら見応えのあるドラマに仕上がっています。全10話。
話題になったポイント
深夜ドラマ歴代トップクラスの初回視聴率
第1話の視聴率は金曜ナイトドラマ枠として歴代最高記録を達成。民放深夜帯ドラマとしてもフジテレビの『SP 警視庁警備部警護課第四係』に次ぐ歴代2位の数字を記録し、深夜ドラマの常識を覆す注目度でした。永井大版サラリーマン金太郎の人気の高さを証明する結果となりました。
永井大の体当たり演技
永井大は元暴走族総長でありながら正義感に満ちた金太郎を、迫力ある体格と熱い演技で好演。前作で確立したキャラクターをさらに深化させ、アクションシーンから人情味あふれる場面まで幅広い演技を見せました。特に企業の不正に立ち向かう啖呵を切るシーンは多くの視聴者の心を掴みました。
リアルな企業ドラマとしての完成度
合併後の企業内政治、リストラ問題、手抜き工事といった社会性の高いテーマを扱い、単なる痛快ヒーローものに留まらない骨太な企業ドラマとして評価されました。深夜枠だからこそ描けるシリアスな展開が、働くサラリーマン層から共感を呼びました。
ロケ地ガイド
東京都心エリア(ビジネス街)
- ニッタビル:ヤマト中央建設の本社ビルとして登場する印象的な建物です。
- カシオ計算機本社:オフィスビルのシーンで使用されたロケ地です。
- 銀座すずらん通り:金太郎が歩くビジネス街のシーンで登場します。
- 銀座並木通り:都心の街並みシーンで印象的に使われました。
- 学士会館:重要な会合シーンのロケ地として使用された格式ある建物です。
東京下町・湾岸エリア
- 綾瀬駅西口ガード下:金太郎の庶民的な日常を描くシーンで登場します。
- かどや槍かけだんご:金太郎が立ち寄る下町情緒あふれるスポットです。
- 晴海大橋:印象的な夜景バックのシーンが撮影されました。
- 豊海水産埠頭:建設現場関連のシーンで使用されたロケ地です。
神奈川・静岡エリア
- 宮川港:港でのロケシーンが撮影された神奈川の漁港です。
- 清水ヶ丘公園:金太郎と登場人物たちの語り合いの場として使われました。
- 修禅寺:静岡・伊豆を舞台にしたエピソードで登場する歴史ある寺院です。
- 竹林の小径:修禅寺近くの風情ある小径で、印象的なシーンが撮影されました。
山梨エリア
聖地巡礼のおすすめルート
東京・銀座ビジネス街コース
銀座すずらん通りからスタートし、銀座並木通りを経由してニッタビル周辺へ。その後、学士会館まで足を延ばし、金太郎が闘う企業の舞台を巡ります。都心のビジネス街を歩きながら、サラリーマンとしての金太郎の世界観を感じられるルートです。所要時間は約1〜2時間。
伊豆・修善寺温泉コース
修禅寺を中心に、竹林の小径、桂川の虎渓橋・桂橋を巡るコースです。ドラマの伊豆エピソードの舞台となった場所を巡りながら、修善寺温泉の風情も楽しめる一石二鳥のルート。温泉街の散策と合わせて半日〜1日ゆっくり過ごすのがおすすめです。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでは43件のレビューで平均3.1点(5点満点)。深夜ドラマとしては高い注目度を集めたものの、レビュー数自体は控えめです。視聴率の高さに比してレビューが少ないのは、深夜帯放送という特性もあるでしょう。
好評だったポイント
「永井大の迫力ある演技が金太郎そのもの」「ストーリーがシンプルで分かりやすく、痛快に楽しめる」「深夜ドラマとは思えないクオリティ」といった声が多く聞かれました。特に企業の不正に真正面から立ち向かう金太郎の姿に「仕事で疲れた時に元気をもらえる」という働く世代からの共感が寄せられています。一方で「展開がワンパターン」「暴力的な解決が多い」という指摘もあり、原作ファンからは「漫画の方がスケールが大きい」という比較意見も見られます。それでも永井大の男気あふれる演技は多くのファンを獲得し、シリーズとして4作品まで制作される人気を博しました。