作品紹介
『私の嫌いな探偵』は、2014年1月から3月までテレビ朝日系「金曜ナイトドラマ」枠で放送された全8話のミステリーコメディドラマです。東川篤哉の人気推理小説「烏賊川市シリーズ」を原作に、架空の地方都市「烏賊川市」を舞台にした笑いと謎解きの物語が展開されます。
ミステリーマニアでビルオーナーの大学生・二宮朱美(剛力彩芽)は、自分のビルに事務所を構える風変わりな探偵・鵜飼杜夫(玉木宏)が大嫌い。しかし事件が起きるたびに鵜飼の推理力に頼らざるを得なくなり、嫌々ながらも名コンビとして難事件に挑みます。船越英一郎が「サスペンスの帝王」役、山村紅葉が「謎の美女」役で出演するなど、ミステリードラマファンにはたまらない遊び心満載のキャスティングも魅力です。
話題になったポイント
ミステリードラマへのオマージュ満載
船越英一郎が「サスペンスの帝王」役で登場し、山村紅葉が「謎の美女」として出演するなど、2時間ミステリードラマのお約束をパロディにした演出が大きな話題に。崖のシーンでは屏風ヶ浦が使用され、サスペンスドラマの定番シチュエーションを再現しています。
玉木宏のコメディ演技
それまでシリアスな役柄のイメージが強かった玉木宏が、飄々とした風変わりな探偵を演じ、新たな魅力を開花させました。推理は鮮やかなのに私生活はだらしないというギャップが視聴者を楽しませ、剛力彩芽とのテンポの良い掛け合いも好評でした。
架空都市「烏賊川市」の独特の世界観
原作の魅力である架空の地方都市「烏賊川市」の世界観をロケーションで巧みに再現。静岡県沼津市の香貫山公園からの眺望が烏賊川市の風景として使われるなど、各地のロケ地を組み合わせて一つの架空都市を作り上げた演出が評価されました。
ロケ地ガイド
静岡県エリア(烏賊川市の風景)
架空都市「烏賊川市」を見渡す風景として、静岡県のロケ地が重要な役割を果たしています。
- 香貫山公園:「烏賊川市を見渡せる高台」として第3話・第7話など複数話に登場。沼津市街と駿河湾を一望できる絶景スポットで、ドラマの世界観を象徴する重要なロケ地です。
千葉県エリア
サスペンスドラマの定番ともいえる海辺や神社のシーンが千葉県各地で撮影されました。
- 屏風ヶ浦:第2話で「関係者が集まった崖」として登場。高さ40〜50mの断崖絶壁は「東洋のドーバー」とも呼ばれ、サスペンスドラマの崖シーンを意識した演出が話題になりました。
- 洲崎神社:第3話で「烏賊神神社」として使用された由緒ある神社。海を臨む神秘的な雰囲気が劇中の事件に緊張感を与えています。
- 野田市市民会館:第3話で「烏賊神神社の宮司の家」として登場。大正期の洋風建築が風格ある宮司の邸宅にぴったりです。
東京都エリア
- 共立女子学園神田3号館:第2話で「烏賊川警察署」の外観に使用。重厚な建物が地方の警察署の雰囲気を醸し出しています。
- 松本記念音楽迎賓館:第6話で「田所家」として使用された格調高い建物。世田谷区にある優美な洋館が、裕福な家庭の設定にマッチしています。
- 味の素スタジアム:第6話で鵜飼杜夫がトラックの前に飛び出した衝撃的なシーンの撮影地。スタジアム周辺の広い道路が緊迫感あるシーンを演出しています。
埼玉県エリア
- カントリーハウス ウインザー:第1話で鵜飼杜夫が事件を解決した屋敷として登場。英国風の洋館が本格ミステリーの舞台にふさわしい雰囲気を醸し出しています。
新潟県エリア(最終話ロケ地)
最終話のクライマックスは雪国・新潟で撮影され、ドラマのフィナーレにふさわしいスケール感を演出しました。
- スノーパーク小出:最終話で二宮朱美が襲われたスキー場として登場。雪景色の中で繰り広げられるサスペンスシーンが印象的です。
- 龍言:最終話で二宮朱美たちが宿泊した旅館。南魚沼の老舗旅館で、豪雪地帯ならではの風情ある建物が物語に重厚感を添えています。
聖地巡礼のおすすめルート
千葉・南房総ミステリーツアー(1日)
銚子の屏風ヶ浦で「東洋のドーバー」の絶景を満喫した後、館山方面へ移動して洲崎神社を参拝。海を見渡す神社の雰囲気はまさにドラマそのもの。帰りに野田市市民会館で大正建築の趣も楽しめます。房総半島の海の幸グルメと合わせて、ミステリー好きにはたまらない一日コースです。
新潟・雪国クライマックスコース(1泊2日)
最終話の舞台となった新潟県魚沼エリアへ。スノーパーク小出でスキーを楽しんだ後は、龍言で温泉と豪華な食事を堪能。冬に訪れれば雪景色の中でドラマのクライマックスシーンを追体験できます。南魚沼産コシヒカリも絶品です。
視聴者の声・評判
評価スコア
Filmarksでは平均★3.3の評価。初回視聴率は10.0%(関東地区)で、深夜ドラマとしてはまずまずの数字をマークしました。ライトなミステリーコメディとして一定のファンを獲得しています。
好評だったポイント
「玉木宏のコメディ演技が新鮮で面白い」「船越英一郎と山村紅葉のキャスティングが最高」「原作のゆるい雰囲気がよく再現されている」「肩の力を抜いて楽しめるミステリー」という声が多数。ミステリードラマのパロディ要素を楽しむファンからの支持が厚く、「気軽に見られるのに推理もしっかりしている」と評価されています。